2006年09月30日(土)
おかげさま/はねのけよう。



Sさん

Sさんにだけは絶対に『今日』言いたかったんです
だから 姿を見かけたときはホントに嬉しくて

Sさんがいて下さったおかげです
ありがとうございます
これからもよろしくご指導くださいませ



・・・・・


『これ食べると僕のこともっと好きになっちゃうよ』

『あ もう(好きなんだから)要らないね』

『ぎゅーっとしてあげようか』

以上 社内で言われた言葉
ドキドキ発言が多かったね と送ると

『お気に召しましたか?』

嬉しいけど 楽しいけれど
それと同じくらい 哀しさがついてくる

期待するからだよ って言われちゃうね
わかってるんだけど 割り切れるときと割り切れないときがあるんだよ
何でなんだろう
割り切れないときは いつもより少しだけ想いが募ってる証拠かな

今日なんて特にそう
話したいのに話しにくいレイアウトになってしまったから
ストレスたまるたまる

もっと遊びたかった



楽しさの裏に潜む哀しみを はのねけよう
どうにかして 迷いながらでも はねのけよう





2006年09月29日(金)
プチ引越し。



出勤早々行われたレイアウトチェンジ
実は昨日から計画されていたらしい

ってことは?
この席から いつもの後姿を見ることは出来なくなるのか・・・


新しい場所
それは Gさんのブースの真正面
ラッキー!と思いきや ちっともそうではない
目の前に設置されたフリップボードやら何やらで やっぱりダメ
席を離れなければ いるのかどうかもわからない

Sさんのいるブースは今まで通り隣同士だけれど
ふと目を向ける場所がなくなってしまった・・・



新しいブースでの 本日の稼働率は40%
明日になれば
今日お休みだったGさんが出勤する明日になれば
また別の『楽しみ』が見つかりますように





2006年09月28日(木)
いま元気に。



遠い地の人と話したのは何ヶ月ぶり?
時々メールはしているけれど



『すみれ〜』

30分前に届いていたメール

『ゴメン今気付いた もう遅いよね?』

『いいよ』

何がいいよなの?と打っていたら 画面に出る番号と名前



ホントは
『電話は無理』と送るつもりでいた
でも
何かに対してクールダウン出来るのでは と思い
返信を迷っていた

そんなときの着信 



『話すのは久しぶりだよね 元気?』

『うん いま元気になった』



この人らしい言い方に思う
やっぱり声を聞いてよかった





2006年09月27日(水)
ちょっと慎まないと?



朝 
更衣室に向かう途中 何かが腰に触れた気がする
携帯のマスコットが引っ掛かったかなと ポケットに目を向けると
すぐ横に人がいる

『これ投げたのに気がつかない?』

そこには おちゃめな表情のGさん
突然来るんだよこの人は

通路を歩く私に気付き ここまで走ってきたそうで
骨に響くんだって
あ いてててとするしぐさで思い出した!

『この前叩いちゃったの ケガしてる方だったんだね』

『そうだよ!骨 離れちゃったりして(笑)』

『ゴメンね 忘れちゃってたよ
 ケガしてる方の肩に何か乗っけておいて
 ガチャピンとか(笑)』






私の席の前に立つ

『今ね いいことがあったの』

『なに?』

とても気の合う同僚と
『お互いがいるからがんばれる』と確認しあうことが出来て
手を取り合って喜んじゃった

それを説明しようかと思ったけれど
ごくごく簡単に伝える

『私 S(同僚)が大好きなのよ』

『ふーん』

左右に人がいなかった

『あ ○○くんにも言っちゃっていい?』

『なんて?』

『大好きって』

さらっと言ってしまった自分にびっくり
でもGさんは

『え?なんていった?』

『ううん なんでもない』

『顔赤くなってる〜
 自分で言って赤くなってる(笑)』

『あ 聞こえてるんじゃん!!!』

そのすぐ後に同僚Sと なにやら話してるぞ・・・

『Gさん 変なこと言ってなかった?』

『言ってないよ
 すみれさんっておもしろいですよね だって』





何のことだったか 
んなの出来るわけねえだろ!的な冗談を言うので

『ねえ やっぱり出来ることを言おうよ』

『そうする?じゃあ・・・「メールしない」』

なんて悔しい切り返し!
何も言い返せず 苦笑いするだけの私





Gさんのエリアの問い合わせのためにブースへ行く

『○○ってどこ?』

尋ねながらも足を止めずに進む私に 
Gさんはカラダ半分で後ろからぶつかってくる

『ここでしょ』

プレートを手にするGさんの隣に並ぶ

『ちょっと寄りかかっちゃったりして』

ほんの数秒 
ふらついたかのように体を預け また元に戻る

『怪しい関係ばれちゃうよ』

『ん?怪しいんだ そうか』

笑い合う
今思うと 人目がないともいえない場所
気をつけなきゃ



そんなの気にせずに
ゆっくり話せる時間が来ればいいのにな





2006年09月26日(火)
和菓子。



帰り際 通路側の席
Mくんと隣同士に座っているGさんと目が合う

そういえば何日か前 同じようなシーンがあったとき
こうメールしたことがあったっけ

『もっと通路に近かったら乱入してたのに』

『ん?乱入して来ればよかったのに』

だから今日は迷わずおジャマ





シフトが合えば Gさんはいつもいる
周りの目を気にしつつ 昼間も声を掛けてしまう

これで外出できるようになったら
寂しく思っちゃうんだろうな

『ねえあの本 すごくいいよ!』

『いいでしょ?』

『あの本を読んだあとで ○○や△△を読み返すといいんだろうね』

『○○ 今度また持ってくるよ』

『あれさ 私が読みたいって言ってくれたから 探してくれたんだよね?
 持っていて読む?』

『たぶん読むよ
 だってあれが一番初めに読んだ本だったんだもん』

そうだったのか





『あ いいものあげる』

『なに?○○くん?』

『また〜(笑)もらってくれるの?』


キャビネットの中から取り出したのは上品な和菓子
復活したときの手土産らしい
へー こんなカンジのものを選ぶんだな

『試食しようとしたら これだけなくてさぁ
 おまけに食べにくいんだ』

この和菓子にしたいきさつを熱心に語っている

『いただくね ありがと』

『そんなトコにしまったら くずくずになっちゃうよ』




PCに向かってるGさんの前をわざと通るとき
チラッと横目で見ると やっぱりこちらを見ていて

お互い微笑み合い 仕事に戻る





この前 Mさんと飲みに行った席で
異動先にはなくて困ってると言っていたものがあった

送ろうと探したけれど 予備がない
総務に尋ねても余分がなくて諦めてもらっていた

が!今日たまたまそれを発見!!!


『ねえ いいもの見つけたんだ ホラ!』

『あー!Mさんへ?』

『そうそう 送ろうかな?』

『今度飲むときでいいんじゃない?』

『飲むときがある?』

『あ 行かないんだ
 そーか 行かないんだね』

行こうと予定してたのに事故っちゃったから
快気祝いに変わっちゃったんだったね



勤務を終えた更衣室
さっき頂いたお菓子 やっぱりくずくずになってた(爆)





2006年09月24日(日)
心配させたらしい。



『私 日曜出勤だからお迎えに来てね 
 ごはん食べに行こ♪』

昨夜のうちに遊びで送る


仕事を終えてのメール

『あれ?お迎えは?』

『ん?僕は家にいるけど?』

『あそ
 じゃあ帰ろ♪ふーんだ 』

すると

『やばい  「ふーんだ」に爆笑してしまった(笑) 』


ツボにはまりました?





『明日逢えるでしょ』

のメールに明日は休みであることを告げる

『明日は集中して仕事出来るね
 ちょろちょろ邪魔するヤツがいないから。永遠にいなくなるかも』

すねて送る
すると

『何言ってるの?
 「永遠に」なんて言っちゃダメッ!!そんなこと言うと○○くん怒るよ(`o´)
 わかった?』

『○○くん今からお風呂入ってくるから本でも読んでなさい。いい?』

こんなふうに返って来て笑ってしまう



『ねぇ、さっきはどうしたの?いつもはあんなこと言わないのに・・
 ゴハン食べに行けなかったことがショックだった?』

『でもとにかく元気出してよ!ね』

とても心配したんだそうだ





2006年09月23日(土)
撮影 / 冗談ならば。



『そんなこと言うと 写真撮っちゃうぞ』

携帯に手を伸ばし 夜間撮影用のライトをつける
ホントに撮る気?

『あ ダメだ
 真っ白くなっちゃってる』

『撮れたら どうするつもりよ』

『ん?メールで送る(笑)』



この前の彼の 意外な行動




・・・・・



『冗談ならいくらでも言える』
『でも実行してはダメ』

この考えにやっと合わせられるようになった
少しだけラクになれたかな
何でも言っちゃうもん(爆)

『有言実行してよ』 とか『言ったことは責任持って』 とかって思っていたけど
社交辞令のような?言葉遊びのような?ことをして
『楽しむ人』がいるんだな

     彼に対しては この種の遊びが出来ない
     そうよ
     人によるんだ ってことが わかってきた

だから
『またランチにお誘いしたいと思っているよ』 という風からのメールがきても
はいはい と話半分に受け流すことが出来るんだ

そうだよ
『受け流す』 これが風との時は出来なかったんだなあ
いつ?まだ?そう思ってばかりで


『言うだけタダ』 って言い方は好きじゃないけど
遊んでしまいましょう あの人とは





2006年09月22日(金)
まるごと。



おはようを言う前に電話を取ってしまい
目が合ったGさんに 受話器片手に手を振る

なーんでいつも吹き出すんだろ






『背中が呼んでるんだよなあ』

『うん 呼んだ呼んだ(笑)』

『ウソばっかり・・・』

『ほら』

差し出されたのは この前丸ごとあげたフリスクの新しい味!
その場ですぐ開けます

『ここで開けるかな(笑)』

『うん だってここで開けなきゃ失礼でしょう』

『いんや 無礼じゃないの?(爆)』

いいんです気にしない



ひとつ味見して Gさんに渡す

『いいよ 全部あげる』

『いいの?』

『うん』

『丸ごと?くれるの?』

『うん』

『○○くんも?』

ここまでは 手にしたフリスクを見下ろしながら話していた
言い終って顔を上げると Gさんのすぐ向こうにMくんがいるでわないか!!

『ええー!』

気付いてないと思われるGさんが
いつもの調子でおどけるのと同時に 私はその場を去る
聞こえちゃったかなー
だとしたら どこからかなー





外出のために ホントは誰もいない時間
なのに ひとり いるひと

あんまり邪魔しちゃいけないと思いつつ
誰もいないとつい寄り道しちゃうんだ





『これおいしいよ 気に入った』

『そう?』

『さっきMくんがいたね』

『そうそう! すぐ後ろから話し掛けられてビックリしたよ(笑)
 どうする?』

『Mくんも巻き込んじゃう?(爆)』

『あのー ここに暴走してる人がいるんですけどぉ』





『事故したときのシャツ着てきちゃった』

『そう 私も「そこどうしたの?」って聞こうと思ってた
 そうだったのか』

肩の部分が擦れて毛羽立っている
新しいのを持ってくるの忘れちゃったんだって

『穴開いてるんだ ほら』

指を入れてみせる

『わっホントだ ゴミ入れてやれ』

『あーーーーー そういうコト言うんだ!』
『もう捨てちゃおうかな』

このあと

『あ この人も捨てちゃおうかな』

楽しそうに私をつつく






『ねえ 日曜日出勤しない?』

『今の状態じゃ することないよ』

『そお?△△とか ××とかは?』

『それだけのために出勤は出来ないなー』






『すみれさん』

呼ばれて振り返ると

『呼んだだけ』

これ何回あったかなあ





Sさんとは今日は全くと言っていいくらい話せなかった

『すみれさーん』

『はーい』

『余裕ある?』

『ありません!皆無です(笑)』

『そんなこと言って〜 ワザとだろ!』

ただこれだけだったかな





2006年09月21日(木)
ノーアクション。



昨日だったか
風からメールが届いていた




返信は していない





2006年09月20日(水)
本業。



デスクに戻ると 椅子に何かが落ちている
ぎょっ!Gさんからもらった ストラップのマスコットだ!!!

すぐに本体をはずし Gさんの席へ急ぐ

『ねえ これ取れちゃった』

『あ!ホントだ』

『お願いしていい?あたし1本電話しなきゃいけないから』

『どっちが大事なの?(笑)電話でしょ?』

答える間もなく席に戻る



やがて

『はい 直らなかった』

笑いながら手渡されてびっくり
さっきより分解されてるじゃん!!!!!
・・・家で直そ

夜のメールで
『直せなくてゴメン
 仕事を満足に出来ない分 他のことをがんばらなきゃと思って
 結構気を使ってたから』

あらら 申し訳ないっす






Kちゃんが私に尋ねる

『ねえ これどうしたらいいのかな』

『Sさんに聞いてみたら?』

これを耳にしたSさんが笑いながら

『オレの名前出すなよー!』



『この紙は・・・』

『あー それもらっとく』

Kちゃんから受け取るSさん

『ほらね 私がSさんの名前言ったからって変に警戒しないで下さいよ
 最後まで聞いてください!!!』

ここぞとばかりに たたみ掛けて差し上げます(笑)
シフトが重なってる昨日今日は 話す機会がとっても多い




『なんだよ もう帰るのかよ』

Sさんが 私の近くに来てわざと言う

『あんなこと言われたんで とっとと帰りますよっ』

すねてみせると遠くから

『Sさーん 待ってるんですけどぉ』

他の社員からの声がする
笑いながら戻るSさん

『本業忘れてたでしょ』

言われちゃってますよ^^






2006年09月19日(火)
復活。



また見ることが出来る あの後ろ姿
いるのがわかっても しばらくは声を掛けられなかった

『どう?』

『まだ痛い』

顔をゆがめてる

『あ!本持って来たよ
 あとで持ってくるね』







昨夜のメールで
完治してないのに 行って何が出来るんだろう とか
みんながどんな風に迎えてくれるのかとか考えてしまい
出社することに不安がある・・・と言っていた

『不安は消えたでしょ?』

『うーん でもやっぱりまだあるよ』

『それは 出社しても即戦力にならないと思ってるからでしょ?』

『うん』

『そんなのは自分が思ってるだけだよん』




『○○ある?』

『あるけど・・・何か持ってきた?』

『えええ

 これ持って来たよ これ』

指差したのは Gさん本人の唇
笑っちゃって何も言えなかった






ずっと社内での作業
提出しなければならない書類などを Gさんにまとめて渡す

『ねえ 何か飴持ってる?』

さっきおいしいキャンディ持って行ったら 要らないって言ったくせに!!!
ポケットにあったフリスクをケースごと渡す






今日の私は あちこち移動しながらの作業


視界に入る姿に気付き 左を見上げるとそこにいる

ついたての後ろにある席にいたら
『まだ帰らないのぉ?』
何か御用があるのかと思いきや それだけ言って戻る

わざわざ 話し掛けに来てくれるGさん
やっぱり顔が見られるのはいいね




こんな人がいるかと思えば
書類を取り出している私の隣に並び 肩をピッタリくっつけてくる人がいる
仲良しのKちゃんかと思ったら・・・ぎょっ!S田さんだわ

『すみれさん 太った?』

『ええええ!どこを見て思うの?』

『いや 足が長いのは今日もそうなんだけど
 上半身が・・・』

はいはい 今日は結構ピッタリしたTシャツ着てますわよ(泣)

『ほら オレいつもすみれさん見てるからさ』

うーん ちょーーーっとご勘弁を・・・





2006年09月18日(月)
好きに考えてよ。



『バレたときのこと 考えたことある?』
『考えたことあるんなら 
 そういうことしようとは思わないんじゃない?』

このあとに Gさんはこう続ける

『それでもどーにかしたいの?^^』




なんだかな





2006年09月17日(日)
媚薬。



『おーい お迎えに行こうか?』

何気なく手に取った携帯に届いていたこんなメール
珍しい 彼から誘われるなんて


準備して待ってると

『変更!こっちに来れる?』

あれ?何かあったのかな・・・






彼の車
すでに後ろに移って待っている
少し考えて 私は前に乗る

『今日はどうしたの?何でお迎えじゃなかったの?』

『出ようかと思ったら みんながどやどや帰って行ってさ
 場所探すのもナンだなー・・・と思って』




彼の読んでる本は 私が今興味を持ってる時代と重なる
すごくよく知ってることを前回のデートでわかったけれど
今日は更に感心させられる

『その時代のことはね 自慢じゃないけどよく知ってるよ』

ホントにその通りです



首がこってるのか 最近おかしいといったら
彼はマッサージ師のごとく 首をもんでくれる

『この体勢キツイから こっちに来て』

後ろに移動するとき

『あれ?スカートじゃないんだ』

うっ・・・やっぱり言われてしまった

『一度ははいたんだけど 運転するならと思ってジーンズに変えちゃった』

笑ってる



手慣れた手つき とても気持ちがいい

『はい どうもありがとう』

終わった瞬間に 
その腕は抱き締めるために私を包む

後ろから優しく抱き締められること 大好きなんだ
だってすごく感じるから
好きだと思ってくれているって

肩に乗る彼の頭の重さ 腕のキツさ
気持ちが伝わってくる


キスが始まる





『珍しいね キミから誘ってくれるのは』

『先週メール来てたから(笑)』

『そうだよ!
 だから「デートしよ って送ったのは先週だけど?」
 って返信しようと思ったよ(笑)』

『ううっ』

『全くこの人は ホントに返信遅いから・・・』




『21時まで返信来なかったら帰ってた?』

『うん 帰ってたね』

あのとき ホントに何気なく探した携帯
気付けてよかった







『そうだ
 あるものを買ったら こんなのがついてきた』

取り出したものは ローター
じゃあ何を買ったの???

なにやらクリの周辺に塗り始める

効くのかな〜と待ってる間
彼は自分のものを私に握らせる
徐々に固くなる

『世界一小さな服を着た彼』

そう表現したのには笑ったなあ






効いたせいなのかどうかわからないけど
熱いキスがしたくてたまらない

『今日は積極的だね』

そう言われてしまったほど






彼の前で 私はイッた

『2箇所攻められるって言うのは すごくいいわー』

『ぜいたくもの!』

ここでも大爆笑
贅沢ですか そうですか(笑)



少し風邪気味だったけれど
ゴメンね そのこと隠して逢いに行っちゃった





2006年09月15日(金)
くじけさせる声。



遠回りせずに
家にたどり着くまでの間だけ話そうと決めて 掛けた
でもやっぱりね 声を聞いてしまったらダメ

当初の予定通り出勤はするけれど
しばらくは内勤のみになるらしい

『だって3ヶ月って言うんだよ 骨がくっつくまで
 だったら初めからそう言えばいいのにさ』

『だからまだ運転できないんだよ』






『この前来た時さ 突然あの日に決めたの?』

『いや 前から決めてた』

『あたし聞いてなかったぞ!』

『いきなりの方が嬉しいでしょ?』

『えー だってあたしその日出勤だって言わなかったよね
 休みかもしれなかったじゃん』

『前の日が休みだったでしょ?だからいると思った』






『本読み終わったよ』

『早かったね』

『うん だってあの本 字が大きいから』

『そんなお年寄りみたいなこと言わないの(笑)』






『今日はもう切るよ』

『えええ!なんで?だってすみれさんがもっと話したいでしょ?』

『・・・・・』

『なんかさ
 フルコースの前菜だけ食べて 「はいここまで」って言われたみたいだよ』





『恋人にはなれないって言われて はっきり気付いたよ』

『だってそうでしょ?』

『またそういう言い方する・・・』

『えー じゃあどう言えばいい?』

『ううん いつもの通りでいいんだよ』

『じゃあさ 恋人になれないんだったら どうしたい?』

『うーん どうしたいんだろう・・・
 とっさには言えないなぁ』





『やっぱり今まで通りに行くしかないね そうやって自分に言い聞かせてるね』

『うん お互いにね』

『そうだね』





気付けばいつもの迂回ルートを行ったり来たり
でも通話時間は いつもの半分

ホカホカしたものを持ってなければ もっと話したな(笑)





2006年09月14日(木)
想いが止まる。



昨夜
メールする気が 全くと言っていい程なかった

『恋人じゃないから』

これを聞いて以来 想いが止まっている
顔を見たのに 不思議なくらい何ともない




『恋人になりたい』

無意識のうちに思っていたこれは
到底無理なんだと悟ったか





2006年09月12日(火)
不意打ちの笑顔。



『珍しいね Gさん来てるよ』

・・・昨夜そんなことひとことも言ってなかったぞ!
見渡しても姿は見えない
まあどこかには いるんだろうと仕事を始める

『お疲れさま〜』

聞きなれた声 逢うのはあの日以来だね


『いつから復帰?』

『19日かな』

『治ったの?』

『まだ治ってないけど・・・仕事しなきゃ』

と言いながら右腕を上げる
8割くらい上げたところで顔がゆがむ

『まだダメじゃん!重いもの持てないね』

『そうだよ これじゃすみれさん持てないよ(笑)』

思わずまわりを見回してしまった(汗)




『じゃあ帰りまーす』

あーあ 今日はあの日と違って人がたくさんいるし
私も話しかけられてしまい動けなくなってしまった

って何を期待してるんでしょう 私(爆)




しばらくしたあと
もういないだろうな・・・と思いながら出入り口へ向かうと
上司と話しているGさん発見!

でも私がそこへたどり着くまでには 話が終わらなさそう
後ろを通る私を 横目で見るのがわかる

一旦廊下へ出て 終わった頃を見計らって戻ると
ドアのすぐ側にMくんがいた

出るのかと思いドアを開けて待っていると

『あ いいんです
 Gさんと話したいんで』

そっか MくんはGさんと同じチームだったね
積もる話もあるだろう


話を終えたGさんがこちらへ来る

『どちらさまでしたっけ?』

『何言うんだ ったくー!』

これだけ交わし 手を振り お互い背を向ける




今日が出勤でよかった





2006年09月09日(土)
黄色いの。



顔を上げると そこにSさんがいた


『黄色いの買って来たよ』

ポケットから出したのは
この前あげた 火ィ吹きそうなくらい辛いキャンディのシリーズで
これはグレープフルーツ味

そしてまだフィルムに包まれたまま

『ありがとうございます!開けちゃお』

その場で開ける
まずSさんに差し出す

『んー 甘いねェ』

とても優しい甘さ
Sさんの優しさが嬉しかった





2006年09月07日(木)
少しずつがんばってみる。



     『よく「継続は力なり」と言いますが 継続するのはラクなんです

      新しいことを始めるには 古いものを断ち切る勇気が要ります

      「始めるのは努力 やめるのは勇気」なんです

      それをチャンスと思うか負担と思うか・・・ですよね』


これは あるロボット開発者の言葉
常に先へ先へ進むことを強いられる仕事は 精神的にも体力的にもキツイだろう




いろんなコトを ちょっと がんばってみようかな





2006年09月06日(水)
直球をかわせ。



メールを今日は控えてみた
抑えられる日は 抑えようと思った
いつまで続くのか わからないけれど


『恋人じゃないから』

昨日のこれが 今日になってもまだ引っ掛かる
だからメールを抑えられたんだ

返信が来なかったから
その日の帰りに掛けようと思っていた電話もやめて 
メールだって今夜は送らずにおこうと思ったことを告げると

『恋人に言うセリフみたいだなーって思った』

だからそのあと

『友達のように接して欲しいの?それとも恋人のように?』

と返したんだって



『「恋人のように接して」と送ったら 何て返した?』

『「それは無理」って送るな』

笑うんだよね あなたは

やっぱりそうなんだよ
なんておいしい言葉!と思ってまともに返しても
実はクールな言葉が裏に潜んでいる


『ストレートに受け止めちゃうのがいけないのかな』

『そうだよ たまには かわさないと』

そしてこのあと『色々考えずに直感で送ることにする』と私は言ったんだ







これでGさんが職場復帰したら
電話はとりあえずしなくなるだろうから 
社内でのほんの少しの会話とメールになる

『顔が見られれば それだけでいい』

逆に想いが募ってしまいそうな この選択を
私は選ぶのだろう





2006年09月05日(火)
電話は何となく不利。



『嬉しそうな言い方(笑)』

『そう?嬉しいってよりも楽しそうに言ってるように聞こえない?』

そう
この人は『好きだから』よりも『楽しいから』だったんだ






『返信するときさ もう色々考えるのはやめたよ
 直感で返すことにしたから』

『うん それでいいよ』






『バレないという保証はないもん』

『バレるとしたら 私から だね』

『そーとも限らないよ
 出掛けたところを目撃されたりすることだってあるだろうし』






『「好きな人と手をつないで公園を歩きたい」の返信をね
 ホントは「その相手は私ではないんだろうね」って一度打ったんだよ
 でもすっごい後ろ向きだから
 「実現するときの相手は誰なんだろうね」にしたんだ』

『でもわかったよ
 「私じゃないんだろうな」って きっと思ってるんだろうな って』

 




『好きなんでしょ?そーなんでしょ?』

『またそれだ!!!
 ねえ・・・言わせたいの?』

『言わせたいんだろうね 
 てかリアクションが面白いんだもん』


すべてがそう
楽しいから おもしろいから付き合ってる
でも最後まではいけない

でも好き






好き=○○(まるまる)と言う置き換えが今やすっかり定着

『はっきり言わないもんね 私は言うのに』

『その他のことは言うよ すみれさんお菓子食べすぎ!とか(笑)』
『例えばさ あまりいい喩えではないけど
 太ってる人に「デブだね」って面と向かっては言わないでしょ?
 「言ってもいいよ」と言われたとして ホントに言ったとしても
 目に見えない部分が傷ついてるかもしれないじゃない?

 ・・・うーん やっぱりうまい喩えじゃないなぁ』

いくら私が言わせようとしても
何かを心配して言えないと言うのか






『「前回掛けてくれたから今日は掛け直すよ」って言わないよね』

『うん だって恋人じゃないから』

すぐに届いた答えは イジワルからだとわかっていても軽いショック
それを察したらしい

『ねえ その機嫌を直してくれるためにはどーしてほしい?』

こう尋ねるくせに 
『じゃあこうして』と答えても 『ソレはできないよ』になる
要は反応を楽しんでるのよね



『友達として付き合っていこう』『今のままで』
ふたりで今まで何度となく出した結論
昨夜もまたこれで終わった

言い聞かせてるのか 言い聞かせられてるのか





私が電話で言えば言うほど 好きだと言ってるように聞こえるらしい
形勢は極めて不利
天狗にさせてはイカン! 





2006年09月04日(月)
わからない。



叶わない願い

苦しい

切ない

でもどうにもならない

キライになんてなれない



どうにもならないなら どうすればいいの?

この気持ちをどうすればいいの?

シングルを好きになっちゃったんだから仕方ないって思うしかないの?

叶わないことを願っても 耐えるしかないの?


























出勤前に送ったメールに 珍しく返信がなかった
なにかしら返って来ていたら帰りに電話したのに

『じゃあ返信しなければ電話こないってこと?^^
 こんなイジワル言っちゃうんだよなぁ すみれさんには』





2006年09月02日(土)
気をつけねば。



『HさんとAくん デキてるよ』

『うん なんかそう見えてた』

『TさんとKさんは?』

『いや K.JさんじゃなくてK.Cさんらしいよ』

社内のうわさで盛り上がる飲み会
見てるよね みんな

怖いよね どこに人の目があるかわからない
墓穴を掘ってしまいそうで話題を突っ込めないし


ずっと前
『この件を引き継いだ人は誰?』と同僚に尋ねたときに 言われたことを思い出す

『ほら あの人!
 えっと・・すみれさんと仲のいい人 なんて言ったっけ?』

やっぱりそう見えてるんだなとドキッとした
だけど『Gさん骨折なんだってね』みたいに言ってくる人は一人もいない
ってそこはオトナ・・・か


早く顔を見せて





2006年09月01日(金)
間違いでありませんように。



苦情の電話を受け 久々にブルーな気分で帰宅

『かわいそうに』
『気にしなくていいんじゃない?』
『だからもう忘れな』

このあと

『ボクにできることがあれば言ってごらん』
『あ、でも「できること」だからね』


そちらからのメールでも やっぱり感じるんですけど
私のこと○○だな〜って