「そうそう 覚えているうちに ハピハピバースデイ! いい一年になりますように」
夜になって携帯に届いた彼のメール
「お迎えに来てくれる?」
「お迎えはムリでーす 仕事が終わらない(泣)」
あっけなかったわ(笑)
ふと思い立って出かけたドライブ 時計を見ると22時過ぎ
逢えるかどうかは置いといて 声を聞くために電話してみた
彼はすでに布団の中
「ねえ 今から行くから30分くらい逢おうよ」
「やだ だって逢ったら30分じゃ済まないもん」
「大丈夫だよ ちゃんと30分で帰してあげるから」
「やだー!」
そうだよね 逢えば30分では済まないよね 帰れないよね
「じゃあ・・・帰るね」 と言った途端 電話の向こうで笑い出す彼 そんなに可笑しかったかな
おめでとうって 出来れば声で聞きたかった そう思って掛けたのに 通じた瞬間に 全部吹っ飛んじゃったよ
でも 話せてよかった
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