2002年12月24日(火)
彼のキス、彼の唇は。



覚えていた彼の匂い

一夜明けたのだから
残ってるわけないのに
なぜか時々ふっと香る


彼とはキスだけを楽しむ間柄
濃淡をつけて
強弱をつけて
何度も
何度も


触れるか触れないかくらいの
淡い淡いキスをする
以前「じらされているみたい」と
あなたは言ったね


それをしてみる
何度か繰り返すと
彼が熱いキスで切り返してくる


ひととおりキスが終わると
ぎゅっと
きつくきつく抱き締められる
私の体がのけぞってしまう


体を離して再びキス
そのまま唇は私の首筋に

感触は今でも残ってる気がする


あなたの心音を聞く
気持ちよくて眠ってしまいそう
あなたも私の心音を聞く
胸に耳を当てられた瞬間ドキドキする

「音 早かったでしょ?」
そう聞く私に
彼は笑ってた





自分の生まれ育った家に戻り
まだそのままにしてあった自分の部屋の
大好きなソファに座り
ふっと昔を懐かしむ

この感覚は
それに似ている





2002年12月22日(日)
もう忘れたはずでした。



そうよ
頭では忘れていたはず


でも

彼の匂いを
唇の感触を
抱き締められた時の息苦しさを
私の体は
しっかりと覚えていました


逢った時間はほんの少し


ほんの少しなのに

ボーっとしてしまう





2002年12月11日(水)
ひとりになる勇気。



何をするにも勇気が要る



好きになってはいけない人を好きになる勇気

人目をしのんで逢う勇気



そして



ひとりになることも勇気が要る

と思った










2002年12月10日(火)
生きてましたか。



彼との電話は何ヶ月ぶり?


それさえわからないくらい聞いていなかった
彼の声





風邪を引いていたことは
彼の日記で知っていた
まだ時々咳き込んでたなぁ


「でも今回は熱も出ないし体もだるくない
 ノドだけなんだ」


忙しいんだね
そんな中 先日
四十九日の法要を終えたとのこと
お疲れさまでした


「ねえ?あたしへこんでるのがわかる?」

聞いてみたら

「へ?誰が?(笑)」


あなたとの電話は久々だったんだもの
少し弾んでる私の声からは
へこんでることなんてわからないよね


「何かあったの?」

尋ねられたけどもちろん言えず
適当にごまかし
話題を変えた








彼の咳き込みがひどくなったので
私から電話を切った


10分くらいの会話


どうもありがとう





2002年12月05日(木)
ここにいるよ、いつでも変わらずに。



言葉の難しさを教えてくれたのは
あなたでした


時々ここに書くあなた宛のメッセージに
日記を通して
答えてくれたこともあったよね


さっき
話しかけようかどうしようか
これでもとても迷ったのよ

迷惑かな?

もう私と話す気はないかな?

いろんなことを考えながら
メッセージを打ちこみ
目を閉じたまま押したEnterキー


「変わらないねェ」

          「成長してないってことじゃん!」

でもね
そう言われてホントは嬉しかったんだ

一番嬉しかったのはもちろん

「また話しかけて」






変わるべき部分がある
変わってはならない部分だってあるだろう


変わりたくないな

しばらくは
このままで
















・・・ってすごい緊張しながら書いてるんですけど(爆)





2002年12月01日(日)
雑音。



婚外恋愛を語るチャットルームに
何気なく入った

切なさが倍増したのは何故?

もちろんそこにいるメンバーは婚外恋愛肯定派
共感し合えるはずなのに


いたたまれなくなって退室
のちに後悔
私には共感し合う必要はないのかも

自分は自分 と思っているから




・・・・・



12月





毎月1日に彼と交わす「今月もがんばろう」メールは
1年以上続いている


思い付いた方が先に送り
送られた方は「先越されたぁ」と悔やむ


初めのうちは彼からも来たけれど
たいていは私から
それが今月は珍しく私が悔やむ番


「やり残したことがないように今月もがんばろうね」


ホントならうれしいはずなのに
どうも複雑な気分


チャットのせいかな