2002年10月29日(火)
とうとう。



携帯に届いた彼からのメール

「亡くなりました
 落ち着いたら連絡します」

彼と私が思うように逢えなくなった理由のひとつが
このご家族の方の入院だった

「いつ何が起こるかわからないから
 自宅待機してなくちゃ」

その後入退院を繰り返し
何度か危篤になっていた
時々届く携帯メールには
誰かに言いたいのだなと思える彼の気持ちと一緒に
そんなことが書かれていた


この前日届いたメールのタイトル
「へこんでますぅ」とは
このことだったのか






今日はとてもよい天気
きれいな青空が広がっている
でも彼には
この空を見上げる余裕など
ありはしない






2002年10月27日(日)
「アンバランス」と「幸せであるように」。



♪見えるモノ全部 見させてくれ
 聞ける音全部 聞かせてくれ
 行かせてくれ 言わせてくれ
 もう少しガキでいさせてくれよ


                  「アンバランス」



♪ああ この想い 君に伝えたくて
 涙流し 夜にふるえている

 幸せであるように 今願うように
 幸せであるように ここで描くように
 幸せであるように 空を目指すように
 幸せであるように 君と出会うように

 幸せであるように こころで祈ってる
 幸せであるように
 僕も出会うように
 君も出会うように


                  「幸せであるように」






2002年10月23日(水)
Ctrl+Dlete。



そう 完全消去

じいのことです

あのメールが最後通告でした

じいのデータを完全消去したのはいつのことだっけ

それすら忘れてしまった





以上 ご報告でした





2002年10月20日(日)
彼らしい報告。



何日か前のこと



世界GPの報告メールに返信しないうちに
彼からのメールがまた届いた
長野方面へツーリングしてきたらしい


添付されていたのは
雪を被った山の写真
前日の雨で通行止めだったようで
行きたいところまで行けなかったとか


昼間も
「今 談合坂SAで〜す」
なんてメールが届いた


彼に教えてもらった自然の雄大さ
空・雲・星・月の素晴らしさ
空を見上げることが大好きになったのは
彼のおかげ


だから今でも
夕焼けがきれいとか
月を見てみなよとか
そういうことをお互いにメールで教えあう
以前に比べたらその数も減ってしまったけど


昨夜降った雨が
富士山山頂では雪になっている
そういったことに気を留められるようになれたことに
感謝してる





・・・・・・・


MY登録してくださっている方々へ



どうもありがとうございます

彼の日記をMY登録してる関係上
私は「告知しない」にしています

でもみなさんの日記は
必ず読ませていただいてますので
ご了承下さい





2002年10月19日(土)
18歳の結婚観に打ちのめされて。



「罪悪感はないの?」


「ないんだったらそれは
 ダンナさんを騙してるってことになるんじゃないの?」


「ウソついてるんだよ」


「すみれちゃんはずるいよ」


「だったら別れればいいんやん?」


「コドモがいるから別れられない?
 主役はすみれちゃんなんだよ
 すみれちゃんがしたいようにせな」



「怒ってる?
 まあこれは結婚を『約束』と考えているから
 思ったことを言っただけさ
 って18歳には言われたかないよね(笑)」



チャッ友である高校3年生
ただいま受験勉強真っ最中
私には彼がいるんだとちょっと言ったら
このザマだよ


18歳の意見はどれも正論
だから
キーを打つ手が止まってしまった
反論したってわかってくれはしない


もちろん
わかってもらおうなんて思わないけれど


たぶんすごい険悪なムードの家庭だと思っただろう
決してそうじゃない
家族で出かけるし
みんなの笑い声だって響いてる


でも18歳から見ればそれは
「相手にウソをついてる
 ずるい」
になる







終わるとき

「ダンナのいいところをひとつでも見つけて
 それを認めて
 もっと認められるよう努力しなさい」


そうする と答えた

もうすでにそんなことは出来ないんだよと
心の中で思いながら






2002年10月15日(火)
恋は集中力。



読んだ本に書いてあった


その集中力も
持って2〜3年らしい
それを通りすぎると
「愛」と言うものに変わり
セックスなど必要のない関係になると言う


集中力

確かにはじめは新鮮で
ときめきいっぱいで
どきどきしてる

それが徐々になくなるのは
その人の言う「愛」に変わると言うことだから
寂しいことでもなんでもない

はず

なのに


極められない寂しがりやがここにひとり





2002年10月14日(月)
頭の片隅にいるのですか。



彼からの
久しぶりなメールには
私が行けなかった世界GPの写真が添付されていた

「もうだいぶ時間が経っちゃったけど」
と短いレースレポ付き


その中の1枚は
私の好きな選手のマシン
でも待てよ・・・
彼はその選手のことあまり好きではないはず


私を思い出してくれたのかな


「プログラム買っておいたよ」
これには驚いた
全く予期していなかったコトだから

今回は頼むつもりもなかった
というよりも
プログラムがあること自体忘れていた



とりあえずは元気みたい

最近天気がいいので
バイク通勤が続いてるらしい

「今バッテリー充電してるんだけど
 なかなか終わらないよ〜
 ってことは帰れないよ〜」

携帯に届いたメール

「会社の電源いただいちゃってるんでしょ?
 だったらガマンしないと」

「スルドイ!またどっかで見てるん?(笑)」


んなことお見通しです





2002年10月13日(日)
私にあるもの、あなたにないもの。



「あなたには伴侶がいるが 僕にはいない
 あなたにはコドモがいるが
 僕はコドモっぽい自分にウンザリしている

 もし僕も結婚していたら
 すみれが望むような付き合いが出来たかもしれない

 でも逢えばきっと求めてしまう

 すみれとは前みたいに
 チャットやメールでの関係のほうがいいと思う

 そのほうが普通に話せるような気がするし・・・
 僕はすみれが思うようないい関係でいられるほど
 大人ではないし
 落ち着いても無いんだよ」


昨日の日記を書いたときは
苦しめてしまったのだと言う思いでいっぱいだった

一夜経って
長い長いメールを読み返す

これを書くには相当のパワーが要ったよね
かなり言葉を選んだよね


「素直な気持ちをありがとう」
そう返信をした





2002年10月12日(土)
苦しめていたのですね、私は。



「私はH目的じゃない」

おととい送ったメール

これを読んで
どう思ったのかが気がかりだった


返信が届いたのは今朝


じいなりの素直な思いが綴ってあった
このままでいいのかと
思うようになった と


結論としてこう書いてあった

「メールやメッセだけにしよう」




了解です





2002年10月06日(日)
自然に出てくるよね、答えは。



へとへとだった私は
昨夜は19時に寝てしまった
目が覚めたのは23時
これまた微妙な時間だわ


今夜のコトも「たぶん寝ちゃうと思う」と伝えてある
このまま寝てしまったって
じいは何も言わない


それでも
思わず携帯に手が伸びる女がいる


「仮眠から目覚めたよ
 家に着いたらメール下さい」
と送った

思ったよりも早い時間にメール受信
また深夜の会話が始まった


今日の私のハードな1日を
じいは知っていたから
朝「がんばれよ」と送ってくれた
じいの いつもの起床時間よりも早かった


今日の出来事を報告し
パワーをありがとうと感謝し
私はきっと寝てしまうだろうと思ってたから
じいと話が出来てよかったと伝える


今日も長い長い電話
メッセに切り換えようと提案
じいはしぶしぶ切ったカンジ


しばらくのメッセのあと
「またドラちゃんになろうか」
えっ?
またかけるってこと?


「じゃあPC落としてからね」
と言うと

           「用意が出来たらワン切りしてよ
            かけ直すから」


今夜2度目の電話
繋がった瞬間どちらからともなく笑ってしまう

「オレ 今押し入れの中にいるんだ」

           「????」

「いや 押し入れの中で話すのって
 どんなカンジなんだろって思ってさ」

このノリ
今までにないタイプだわ

「じいこそ ドラえもんじゃん」

           「じゃ すみれはドラみちゃんか」

「いんや 『ドラえも〜ん何とかしてよぉ〜』って泣きつこうかな」

           「のび太かよ(笑)」



映画の話になったとき
私に教えたいタイトルが
なかなか思い出せなかったじい

「酸欠かも
 ちょっと出るわ」

その姿を想像してかなり笑えた


「絶対逢おうね」

           「じいが休みの日にね」

「そうだね
 うちにおいでよ
 片付けておくから」

さらっと言っちゃうのね


「じいの声を聞かないで寝るのが
何だかもの足りない気がするのはなぜ?

この答えなんて出さなくていいのかな」

昨夜のうちに送っておいたメール


それに対しての返事は

「すみれがいう『答え』は
 今決めなくても自然に出るんじゃないかな
 
 オレも今は自分の気持ちに素直でいたいし
 すみれにもそうであってほしいな

 とりあえず、言葉ではそれしかいえない、よ」


終わりはこうだった

「今日もいっぱい話せてうれしかった
 ほんとうは、もっと話したいけど」

そんなに
そんなに話しやすい?
そんなに・・・好き?


あんまり私を過大評価しないで
逢いにくくなるから


・・・・・・・・


Kと行くはずだった今日のレース
一昨日断った
やっぱり一緒にいることは出来ない・・・
そう判断した


彼から時折届くレースレポ
彼なりの視点で楽しんでいる様子







2002年10月05日(土)
午前1時半の体内時計。



今日の私は予定があって
5時半に起きることになっていたから
電話は出来ないと言ってあった
そのつもりで寝た


ふと目が覚めた
時計を見ると1時半を過ぎている
まるで条件反射のよう
どうしよう・・・


やっぱり今夜も声を聞きたい


いきなりかけて見た
じいが出られなかったら
メッセージを入れておくつもりで


驚いた声

「もう寝てると思ったよ
 あと少しで家に着くから
 そしたら電話していい?10分後」

毎晩話す場所を考える私
この前からうってつけの場所を見つけた
そこは・・・


押し入れです(笑)
なのでふたりでドラえもんと呼ぶ


寝室(和室)の押し入れ
中に入っていた布団は敷いてしまうから
ぽっかり空いた空間
そこへ携帯片手に深夜乗りこむ
ふすまの向こうではコドモたちが寝ている


「今日はどこ?ベランダ?ドラえもん?」

じいはまずそれを聞く
でも昨夜はベランダで話した
ちょっと星が出ていたからね


「寝なくていいの?」

と聞くじいに
条件反射の話をする


何を話そうかと考える必要もない
かけてしまえばどんなことでも話題になる
そんな相手がいてくれること
感謝している


彼の代わりでもなく
風の代わりでもない
全く別の存在がここにある


時々
顔がゆるんだままうつむいて
言葉が出て来ないときがある


「こういうときって
逢っていたら何でもないんだろうけど
電話だと『どうしたのかな』って思っちゃうよね」

              「ホントにそうだね」

「絶対逢おうね」




じいの家のあたりまで
真夜中であればたぶん車で30分で着く
今すぐ逢いたいと思っても
午前1時過ぎに出かけることは不自然
それはきっと無理


となると じいと逢うには
昼夜どちらにしても
じいが休みの日のみになる


そんなこと考える前に
じいがまだどんな人なのかもわからないんだよ
想像が膨らんだまま逢って
もしKみたいなことになったらどうするの?
「もう逢えない」とか言っちゃうわけ?
ひどい女・・・

自分にだってガッカリされるかもしれないんだよ?


「すみれは
 たぶん自分が思うより素敵だよ」

電話の後に書いてくれたメールに書いてあった





2002年10月03日(木)
伝えたい気持ちを 言葉にのせて。



昨夜も
仕事を終えたじいと話した
午前2時20分


じいのいる店は半地下のために
電波が入らないらしい
問い合わせをしてから受信ということになる


「4時からは厨房に入っちゃうから
 3時頃の休憩のときに電波の届く場所へ行って
 一度チェックするんだ
 何か来てるかなぁって」

「すみれからのメールがとてもうれしい
 だから送って欲しいんだ」



そして15時前にも携帯にメールすることになった
「無理でなくていいよ
 送れるときでいいからね」


じいの次の休みの日が決まったという
逢うことになった
私の都合もあって2時間だけ


「逢うのが恐い」

             「それはオレもだよ」

「今日はね すれ違う人を見ながら
 じいはこんなカンジ?って思ってた」
そしたら笑いながら

             「オレもオレも! 
              あのさ 内面って外にも表れると思うんだ」

いくら容姿端麗でも性格悪くちゃダメ
その逆ならいい?
気になっている人に逢いたいけど
ガッカリしたくないされたくないというこの気持ちは
あまり精神的によろしくございません


じいは
思ったことはすべて伝えて欲しい人なのかが知りたくて
聞いてみた

「伝えて欲しいと思うし自分もそうだな
 ただ 伝えすぎちゃって誤解されちゃうコトもあるよ」


似てるね 私たち








2002年10月01日(火)
流されてるわけじゃない。



ちゃんと自分で考えて
納得した上での行動のはず




今朝
私からじいへ電話をすることになっていた
予定通りの時間にかけた結果も予想通り
やっぱり出なかった
どうせ寝てるんでしょ


すごくすごくガッカリしている自分がいた
夜になるにつれて
話したい気持ちが強くなっていく


じいが休みだったから何度も話せた昨日が夢みたい
「今を逃したらたぶん今日は話せない」
と言う事実が哀しかった


なんでこんな気持ちになる?
私までじいを好きになっちゃったのか


そう
昨日の電話で告白された
私を好きになるまでの経緯も一緒に


時々
じいの話し方が真剣になる
その度にドキッとする
心をぎゅっと掴まれて離さない
そんな話し方だから


「絶対逢いたい」
何度も言うじい


女を誘う上手い手だと思えばそれまでだ
「好きだ 逢いたい」と言われて
うれしくない女はいないでしょ


逢って
どんな人なのか確かめてみたいと思う私は
どうしようもないバカなんだろうな


風や彼に電話をするにしても
1日5回も出来ないよ
せいぜい出来て2回?
いや その前に話題がないんじゃないかな


「すみれのこと もっと話して」

じいはメールでも言ってた
「オレばっかりしゃべってる気がする
 すみれのことも もっと書いてね」


確かに私の送るメールはカンタンな内容
特に書くこともなかったし


「メッセじゃもどかしいから
 直接話がしたかった
 何でも話せる人だと思った」

5回の電話がその証だね