午前中に2回 そして夕方と夜に2回 それぞれ30分以上も電話をした相手が ひとりの人で 彼でもなく 風でもない人だなんて
チャットで知り合ったじい 32歳シングル メッセで会話が弾んだのは2週間前 直後のメールには 「5時間も話してたんだよ 会社で言えば午後の就業中ずっと話してたってことだね」
じいは居酒屋の厨房で働く人 10時半に出勤深夜2時帰宅 時間帯が全く合わないから メッセの翌日からはメール交換が始まった
別になんてことないメールがずっと続いて じいが休みの今日 朝のメッセがスタート
「声が聞きたい 非通知でいいからかけて」
じいの声はすんなり受け入れられた 話が延々続いた なかなか切れなかった メッセに戻ってから教えた番号 これは衝動的ではないつもり
すぐにかかってきた これで2度目の電話
夕方届いたメール 「今なにしてる?かけてもいい?」 これで3度目 そのときに 「また21時半頃かけるから」
約束の時間 家事の途中だった私は 35分頃だろうなぁなんて思ってたら 30分ちょうどに4度目がかかってきた
「だってカウントダウンしてたもん」
夫の帰りが遅くなることがわかってたので この時間帯に長く話せた その後に繋いだメッセ
「あ〜〜〜〜〜 声聞きたくなってきた」
これで今日5度目の電話
「好きというのではなく 楽しいから話してるんだよね」
そうです どうかそのままでいて下さい
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