快賊日記「funnyface」

2006年07月15日(土) 陽炎

毎日暑いですね。
せわしなく日々を過ごしていて、
ふと気持ちだけが置き去りにされて
いるような感覚に陥ったりします。
この季節になると、何時に外に出ても
暑くて。もやっとした風に気をとられ
すぎて、何だか落ち着かない気持ちになる。
いつもそう。毎年、夏を迎えると必ず
陥るそれは、私にって何を意味するのだろう。
楽しい思い出と切ない思い出。
いくつもの過ぎた過去を過ぎる風のように
思い出す。笑っているのも私で、
泣いているのも私。
決まって夏風邪を引くのも私。
全ては自分に帰って来る。
過ぎた過去も過ぎるであろう今も。
そしていつか過去になる未来も。
人は記憶を閉じ込めて、流れるように生きて
いくものなのだろう。緩やかに緩やかに。



2006年07月07日(金) デート日和

今日は七夕様でしたね。
東京は雨が降らず、ここ最近の蒸し暑さを
重ねる一日でした。
天気はよかったって言えるのかな?
一日中室内にいる仕事だと朝の空を
夜には忘れてしまいます。
デート日和だったなら何よりです。
小さい頃は学校や家で短冊を書いてました。
うちは父が子供をすこぶる大事にする人だったので、
七夕にはささの葉を、クリスマスにはもみの木を
どこからか調達して来ては喜ばせてくれてました。
それも普通の家でかざらないだろうというくらい
大きい木だったりしました。
私はそんな家族が大好きで大事で仕方なかったので、
短冊に書く願い事は決まって同じでした。
家族全員がずっと幸せで一緒にいられますように。
七夕の願いというよりお正月の初詣ですね。
でも子供ながら真剣でした。
そしてもう一つ。欲張りな私は自分の夢も忘れない。
そしてこれもずっと同じ。願う事なんてもしかしたら
皆、一生変わらないのかもしれない。
まだまだ頼りない私はその二つの永遠の願いを
ずっとおいかけている。織姫と彦星がいる空に
両手を合わせ、大事な人を思い出しながら。


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