快賊日記「funnyface」

2006年04月30日(日) エブリディ

駄目な自分を打破するために
毎日はある。
今日駄目でもきっと次は大丈夫。
同じ事をして違う結果を求めるなんて、
そんなおかしな道を幾度も通りつつ
違う違うと自分に言い聞かす。
違う自分を求めるなら、
スタートから違う道を選ばなくちゃ。
同じ失敗をしたら、何でと思う。
どうしてと嘆く。
そして、それを乗り越えるために
明日はあるのだと自分に教える。
教わる。強くなる。
明日こそ、明日こそ。



2006年04月26日(水) カラフル

花々の綺麗な季節です。
毎日行き来する道端で、本当に見事に
咲き乱れる花を目にします。
それは、気持ちがふっと軽くなる瞬間。
知らずに笑顔がこぼれる瞬間です。
何でもない町の中に、鮮やかな色彩が
目の端を過ぎる。それだけでとても幸せな
気持ちになる。
少し離れた町を歩く。前から来た外国の男の人が、
引き寄せられるように来た道を一歩後戻りする。
そこには咲き始めのチューリップの姿。
ため息と共に笑顔の形になるその顔に見入ってしまう。
花に見とれる姿に見とれるなんて可笑しい話だけど、
その姿はとても優しくみえるし格好よく見える。
是非とも日本の男の人にも見習って欲しいなんて
思ったりして。
そして何より人間らしい姿に思えた。
自然の美しさに感嘆する気持ちはとても人間らしい事。
私達は昔からそうやって生きてるはずだから。
季節を感じ美しさに見とれその強さに引かれる。
人の世もあるがままに、自然のままに。



2006年04月21日(金) voice

痛い思いも辛い思いも苦しい気持ちも、
全てを抱えて人は生きている。
それはいつの時代も同じ事。
命がある限り、精一杯生きる。ただそれだけ。
与えられた命を、誰が止める事が出来るのだろう。
ただ大事に生をまっとうしたいだけなのに。
命を削って人は生きている。
削りながらも何かを掴みながら生きている。
最後の一瞬までそれが出来たら、
それだけできっといいんだと思う。



2006年04月19日(水) ミルフィーユ

思いというのはとても抽象的で。
それを軽いとか重いとかいうのも
難しい。だけど、確実に思いの深さは
存在するわけで。
何かをなしえる時、自分ひとりの思いだけでは
届かない時。そこに差し伸べられる手がある。
自分の思いと誰かの思いが重なった時。
きっとその時が、一番上手く行く時なんだ。
そうしてまた一つ、思う思いが増えていく。



2006年04月14日(金) 白い一日

毎年同じ日はやって来る。
そして年々気持ちは薄れていないか、
確認したりする。
必要の無いことだけど。
その日だけが特別なわけでもないし。
それでもそれは自分にとっての指針みたいなもので。
正しく真っ直ぐに生きれているか。
そんな事をそんな日に確かめたりする。
大切な人の命を刻んだ日。
寒くなったこの日に電車に揺られ、
その人に会いに行く。
ただただもっと頑張りますと、
その一言を伝える為に。
白い一日は永遠に胸の中へ。



2006年04月11日(火) リセット

時間がない。
あれもしなきゃこれもしなきゃ。
そしてもちろんとっても眠らなきゃ。
やりたい事やらなきゃいけない事が
たくさんあっても時間が止まる事はない。
どれだけ不平等を感じる世の中でも
時間だけは万人に等しく流れて行く。
一日が24時間なのは世界中が同じ事。
二字が色に見える国も3色に見える国も
一日24時間は間違いない。
だから一日一日が大切で。時間配分なんて
いくつになっても上手くならない。
やらなきゃいけない事が多すぎる時ほど
無駄に時間を使いたくなる事もある。
とにかく終わらせて寝なきゃ。そう思って
ふと気づく。今目を留めたのは何だったのか。
時間がなくても目を奪うものはある。
早くしなきゃいけないと分かってなお、
それに大事な時間を費やしてしまう。
それはきっと時間の足りない自分にとてもとても
必要なひと時で。足りないと思って急ぐからこそ
余計にはや廻しになっていた時間を、
少しゆっくりに戻してくれる。
目の止まる瞬間が、奪われる時を返してくれる時。



2006年04月08日(土)

私が生きる時間を同じように
生きている人がいる。
愛する人は私の知らない時間を
どうやって過ごしているんだろう。
落ち込んだりやりきれない時、
同じ瞬間にその人が笑顔なら少し救われる。
人はいろんなものを拾って生きている。
言葉を与えられ優しさを与えられ、
そういうものを拾って糧にして生きている。
私はどれだけ拾って生きて行けるだろうか。
見落とさないように大切に手をのばしたい。



2006年04月01日(土) 桜花

一際さくらが輝く一日。
お花見日和の今日は、満開のさくらが
とても美しい日でした。
ため息が出るほどのさくらを見上げ、
笑顔一杯で子供に戻ってはしゃぐ一日。
偶然のように出会って、何時の間にか
心からの友になる。
すれ違うように別れる出会いもある中で、
たった一つの思いを一緒に共有する。
今さえよければなんて思う年ではない
私達は、先を少し不安がる事もあるかも。
それでもそれは笑顔といっぱいの思い出と
過ぎていく日々が吹き飛ばしていってくれるもの。
たくさんの思いがこみ上げてきて、
少し強い風に飛ばされた桜の花びらに
心も一緒に流れて行った。
大丈夫、季節は優しく過ぎていくから。
若葉が目に眩しくなる頃には、
きっとまた一つ強くなっているはず。


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