…This is ｢que sera NORA -野良-｣ story….

人に助けてって言うのはなかなか難しくて、
人の助けて、に気づいてあげるのはもっと難しい。
人のために生きるのは何て難しいんだろう？
優しく生きるのは何て難しいんだろう？
誰かのために優しくなりたいのに。
君にとっても優しくしてあげたいのに。
気づいた時があまりに遅くて、出てくるのは後悔ばかり。
それでも今やっと、君の声を捕まえたんだ。
ごめんなさいごめんなさいって懺悔もしたし、
そうしたら後はもう守るだけ。
声にならない君の声。
それは僕の鼓膜じゃなくて、僕の心をふるわせて。
大丈夫。もう聞こえたから。
それだけが、僕らを引き合わせたたった一つの真実。
届く声。届く気持ち。引力に導かれて…。

Your voice catches my heart.Yes，I'm gonna catche you ….

…This is ｢que sera NORA　-野良-｣ story…

今回の話は、皆が元気になるといいなと思って作った話です。
これでもかってくらい悪い事が続いて、
これ以上ないってくらいの不景気で。
最近のこの世の中どうよ？って思っちゃったりなんか
しちゃってると思うけど、それでも何とか無理矢理にでも
破れかぶれでも元気になってみましょうよ！って話。
でも、それでももし気が晴れない時はどうしよう？
自分一人じゃとうてい頑張れる自信とかないの…。
じゃ、そんな時は誰かの名前を呼んでみたりして？
自分だけの名前を自分だけのために呼んでくれる人がいる。
それだけでもう自分が生きてる価値があるって思える。
存在理由なんてそこだけでいい気がしてくる。
甘える場所があるんだって、そう思える。
だから諦めずに頑張るんだ。そしてまた元気になる。
心に響く声があるから。そんな声に出会えたんだから。
「野良」は、そんな出会いの物語…。

Call my name in the voice…many times …repeatedly.

　　　　　　　　　　　　　

やっと天気が落ち着いて来ましたか。
ちょっと涼しいくらいの半袖が気持ちいいですね。
夏はなんとなく…なんとなく子供の頃を思い出させます。
もしかしたら海のある町に育ったからかもしれません。
学校から帰るとすぐに水着に着替え、そのままいそいで
海へと走って行く。クタクタになるまではしゃいだ後は、
西日の当たる部屋で、海の匂いと優しい風の中でうたた寝。
暖かい手と鼻をくすぐるいい匂いで目を覚ませば、
母の夕飯が待っている。それは幸せ過ぎる程のぬくもり。
ずいぶんあったかい空気を与えてもらっていたなと、思います。
夏の空や風や匂いを感じる時、必ず思い出すそれは、
時に切なく、時に強くしてくれる。
あの日の太陽の眩しさ、海の水の冷たさ、日溜まりの匂いのする
バスタオル。それから向かえに来てくれた優しい顔と、
おかえりの言葉とちょっとヒリヒリしながら入ったお風呂。
いっぱいいっぱい思い出して、切ない気持ちがあふれ出す。
そんな時は何となく母の名前を呼んでみたくなる。
そうすると少し落ち着いて、今度は心に温かさが染み込んで。
泣きたくなる程の暖かい気持ちが、心をより強くしてくれる。
夏はなんとなく…なんとなく、そんな季節だったりもする。
さぁ、夏はこれから！また一つ、思い出を武器に生き抜こう。

人はいつから大人になるのだろう？
去年より、昨日より、確実に成長してるつもりだけど…。
でも成長イコール大人って訳ではないらしく。
相変わらずささいな事で傷ついたり、悔しかったり。
思いっきり人と正面衝突しちゃう癖は直る気配すらなし。
いざって時に自分の弱さを知っちゃったり、
人の優しさの中で自分の孤独を見つけちゃったり…。
ようするにまだまだ子供…ってか、ガキ？
大人になるのって難しい。頭では分かっていても、
なかなかその通りに気持ちはついて行ってくれないし。
昔は大人になるって事自体漠然としてて分からなかったけど、
今はなんとなく分かって来てるし、ちゃんと大人になりたい
なんて思ってたりする。自分の目指した、そりゃもう格好いいそれに。
いろんな気持ちも交差してあせったりする時もあるし、
いろんな気持ちと引き替えに、前に無理矢理進む時もあるけど、
このまま真っ直ぐ行けばいいのかもしれない、なんて思ったり。
弱い自分に傷ついて、痛みを知るから優しくなれるんだ。
孤独を知るからきっと強くなれるんだ。
そうして一歩ずつ前に、大人に…。

またまた久しぶりになってしまいました。
何か最近時間の感覚が全然…。いや、前から今日がいつ？
みたいな生活ですが、ここんとこさらに酷いです…。
ってか、朝日見てから寝て、朝日浴びながら稽古して
で、こうやってパソに向かったり楽しい事したり
やりたくもないクソみたいな事したり…で、また泥のように
眠って…。好き勝手に笑って怒って泣いて叫んで…
いやー、実に自由に生きてるな、こりゃ。
こんな人生有意義じゃ、ちょっとくらい疲れてても
文句言えませんね。ちょっとくらいの痛みなんかね。
ちょっとくらいの悲しみも、ちょっとくらいの不自由も、
ちょっとくらい…でもない、悔しさとかもね。
全然平気。基本的にもの凄くどん欲なので、
これくらいじゃ全然満足しませんとも。
もっともっとって求めてもっともっとはしゃいで疲れて、
またもっともっとって求めて。
うーん、きっと世界は広すぎる。だからついつい求め過ぎて
楽しすぎて、愚痴る事も忘れちゃう。
よし、今日も疲れてドロドロに溶けて消えちゃうまで
走って走って走って…そしたらまたぐっすりとお休みなさい。

今回の舞台は、前にも書いたように「野良」という
今までに２回公演した事あるものの第３弾です。
再演ではありません。「野良」だけど、違う「野良」。
いってみればシリーズ物っての？でも今回は前作までと
かなり指向を変えてあります。ま、うちにはいろんな形の
「野良」が存在するわけですね。
…言ってみればうちら快賊が「野良」な感じなので。
でも少しずつは成長してる、はず…。
結局の所言いたい事や伝えたい事なんて同じで、
それを手を代え品を代え、皆様に飽きられないよう
少しでも伝わるよう願いを込めて演じてる訳で。
しかも言いたい事なんて至極簡単。「笑って生き抜こう」
それだけです。生まれたからには笑って笑って生きて行きたい。
そのために泣いたり怒ったりするのです。
簡単に手に入る幸せなんてあるはずもなく、
だからこそ時には傷ついたり、時には苦労したり、
そして一杯努力なんかもして、頑張ったりなんかもするのです。
そうやってたくさんのいろんな種をまいて
自分だけの色あせない、結構頑張り屋の種をたくさんまいて、
笑って生き抜くための力を養って。
いつの日か自分だけの大きくて強い、花を咲かす。
まぁ、言ってみれば「野良」はそんな話です。

いやー、最近の天気はどうなんでしょうか？
先月からおかしすぎやしませんか？
や、もちろん二月・三月も暖かすぎでしたけどね。
でもだからって何も四月・五月に寒くならなくてもねぇ。
確かに綺麗な行って来いって感じですが。
こっちはもう夏を迎え撃つ気満々なのにさ。
だって今回のうちらの舞台洒落になんないですよ。おかしくて。
いや、頭がね。暑さのせいで脳味噌溶けちゃった！みたいな、
そんな感じでごまかさないと、ちょっとアレなくらい
おかしいですから。
暑さのせいで脳味噌溶けちゃったんなら仕方ないよね？って
許される事もこう寒くちゃね。説明ってか、言い訳し辛いですよ。はい。
あー…でも、まいいか。のらりくらり誤魔化せば。
世間の目とかさ。もういい年して、とかって言葉とかさ。
皆様が笑ってくれたら、ま、それでいいっか。
あ、何かいい感じに乗って来ました。
たまには公の場で愚痴るってのも、いいかも。
いやいや、失敬。こりゃ、失敬しました。もう元気一杯です。
祝日がないくせに梅雨はある。そんな日本のヘビィーな六月を、
大好きな月にかえてみせましょう。

自分はいつも強くありたいと思う。どんな時でも。
強くありたいと思うし、もっと強くなりたいと思う。
例えばそれは、自分の夢に恥じる事のないように。
たった一つのそれを守り抜くために、いらぬ嘘をついたとしても
人を傷つける事があったり、無駄に傷ついたり…
時には誰かを悲しませたりする事もある。
でもそうまでして守った物はあまりに大事であまりに純粋な物。
それを守り通す事が出来た過去の自分は罪に汚れていても
恥じる事なく、いっそ笑みさえ浮かべて…。
恥じる事はない。一番大切なものをわかっているから。
そしてそれに対する自分の気持ちに嘘はないから。
そうやって追い求め続ける強さを手に入れたい。
弱さはもろい心をすぐにすくい上げ絡め取ってしまうから、
言い訳をしてる自分に流されそうになるけど、
確かなものは一つ、この魂の中に存在する。
だから迷わない。真っ直ぐ前を向いて自分の道に恥じないよう
強さをもっともっとこの手に入れて…そうしてまた歩き出す。
振り返った時、長い人生の旅路を終えた時…きっと笑えるように。
そうやってタフに生きて行く。笑いながら強く強く…。