快賊日記「funnyface」

2002年02月26日(火) 太陽が昇って明日が来る

ずいぶん長い間「US」の皆さんに、この場を取られてた
ような気がします。皆さん元気でしたか?
連中はしっかりすっかり、言いたいことを言えたようです。
が、奴らの出番は本当はこれから。
そう、明日から快賊船CinemaLiveVol.10「US〜明日〜」
始まります!!
明日からしばらくは彼らが主役。
うちらもすべてを彼らに預けます。心も体も…そう、すべて。
すべてを彼らと共に感じ、生きて行きます。
彼らの生きる時間は何て短い。彼らの世界で彼らは永遠に生き続ける
けど、でもこの現実世界で皆さんに認識してもらうのは
うちらが演じるほんのわずかな期間だけ。
でも、うちらの中に本当に存在してる。
いろんな事を感じて、考えて、必死に生きている。そこで息をしている。
そんな彼らの生を感じて下さい。
一緒に笑って、一緒に怒って、一緒に泣いて、一緒にその一瞬を
生きてくれたら、何て素晴らしい。
「US」は、そんな事を感じられる舞台です。
では、明日劇場で会いましょう。
きっと彼らはそこで待っている。彼らはそこに生きている。

「A prayer arrives,and calls the sun and spring comes
in soldiers. …And two countries graduate.」



2002年02月24日(日) Diary of Soldier SHUNBEI 「流水」  

出身国不明。現在エイショニア国に逃亡中。体に異変あり…。
「春兵衛」の場合。 …from 「US」

オレは卑怯者なのか…?自分の事だけ考えて何が悪い?
こんな世の中だぜ?オレ達に何が出来る?
どう頑張ったところで、結局弱き力は権力に屈する事になるんだ。
だったら自分のためだけにあがいたっていいじゃねぇか。
オレはオレのやりたいようにやるだけだ。
分かってるさ。たくさんの犠牲者がいる事も。こんな事が間違ってる
事も。すべて分かってるさ。こんな事言ったってオレだってその一人だ。
おおかた、その辺でみすぼらしく死んで行くんだ。どの道変わらない。
何も残らない。オレの死なんて、後の世の統計の一端を担うだけのものだ。
分かってるさ。全部本当の事だよ。そうだ。全部本当の事だ。
オレの今のこの痛みも、本当の事だ。本当の事だ…。
戦争なんて、あっちゃいけないんだ。本当は分かってる。
背を向けられない事も分かってる。ならオレは何をするべきなんだ…?
どっちみち、行き着く先は決まってる。地獄だ。
だったら、前を向いて歩こうか?オレに出来るなら…
今すぐ恐怖を捨てよう。恨みを捨てよう。臆病を捨てよう。
そして、命を拾おう…。オレに出来るなら…。
水が流れるように、素直に穏やかに真っ直ぐに…オレは進もう。
だから頼む。その引き金は、まだ引かないでくれ。
最後なんてまだ、口にするな。終わりの始まりはこれからだ。

「A blue sky can not be cut off like it.」



2002年02月22日(金) Diary of Cat SIRO 「太陽」

出身国不明。現在エイショニア国に逃亡中。
「白ネコ」の場合。 …from 「US」

明日は必ず来るんだと、あの人は言った。
だから私は信じて待ってるの。
どんなに悲しくても悔しくても、明けない夜なんてないわ。
太陽が昇れば明日は必ず来る。
私はあの人の…あの人だけの太陽になりたい。
悲しい時、寂しい時、いつでもそばにいて笑ってあげるの。
私の笑顔を太陽みたいだと言ってくれた、あの人。
どんな時でも、私があの人を照らし続けるの。
だってそれが私の存在理由。他に何もいらない。
だから怖くないよ。何も心配いらないよ。
あなたが私に手を差伸べてくれた時…その時からあなたこそが私の太陽。
あなたの肩越しに見えた太陽が、凄く綺麗で凄く素敵で…
私はあなたに恋をした。真っ赤な太陽は私の心。
だから怖くないよ。何も心配いらないよ。
私が永遠にあなたの太陽でいてあげる。
私が永遠に照らし続けてあげる。
だから…ゆっくり、お休みなさい…。

「We will close an eye deeply and will see the same dream.
…It sees the same dream and needs.」



2002年02月21日(木) Diary of Cat KURO 「卒業」

出身国不明。現在エイショニア国教会在住。シスターイノリの放し飼い猫。
「黒ネコ」の場合。 from 「US」

僕達は今教会に暮らしているんだ。僕ともう一人の仲間と一緒に。
そこには僕達の面倒をみてくれる、大好きなシスターがいる。
それからシスターの仲間のあんこちゃんと、バカ医者のナガレ。
それと、僕の中のランク付け最下位のカトウ。
僕はこの人達にかこまれて暮らしている。
この人達といると楽しいんだ。
優しい空気になって、あったかい気持ちになるんだ。
でも、それだけなんだ。僕達の世界は。
皆といるのは好きだよ。でも本当はもっといろんな所に行ってみたいんだ。
遊びに行きたいんだ。可愛い女の子とだって友達になりたいさ。
でもこの国は今戦争中で、僕達は小さくて弱い生き物で…。
出来るなら自分達の手で戦争を終わらせたいよ。
僕達にそんな力があるなら。
でも僕達はやっぱり小さくて弱い生き物で…。
でもだからこそ大好きな人達を信じるよ。
皆の願いを、祈りを、勇気を信じるよ。信じて待ってるよ。
一日も早くこの戦いに決着をつけてくれる事を。
この戦いが終わる事、それがこの国の卒業なんだよね?
約束だよ。いつか卒業の話を聞かせてね?

「It does not feel sad.It believes.Someday … surely.」



2002年02月20日(水) Diary of Cat TORA 「希望」

出身地不明。現在エイショニア国教会在住。シスターイノリの放し飼い猫。
「トラネコ」の場合。 …from 「US」

体がなまっちまうよ。こんな狭い世の中じゃ。
オレ達の居場所なんてささいなもんだぜ。ネコの額なみだ。
バカ人間共が無茶ばっかりするから。
いつもオレ達の事可愛い可愛い言うくせに、いざとなったらほったらかし。
もっとたちの悪いのになると、オレ達を道具や何かと一緒にしやがる。
ふざけるなよ。オレ達だって生きてんだぜ?
戦争してぇならしてもいいよ。お前ら種族の事に口出すつもりはねぇさ。
でもよ、するならオレ達に迷惑かからねぇようにしろよ。
何でもかんでも自分達のもんだと勘違いしやがってよ。
そうだよ。この星にゃ、たくさん命がいるんだ。
その犠牲の上に自分の国の強さを誇張して楽しいかよ?
夢見がいいかよ?オレ達にだって好きな人間いるんだぜ?
でも犠牲になって、たくさん死んじまった…。
頑張れよ、人間。頑張って早く戦争終わらせてくれよ。
早くオレ達をあの森の向こうまで走らせてくれ。
約束だぜ?オレ達わりと、人間認めてんだぜ?

「Please strike to rain.Please burn by the sun.」



2002年02月18日(月) Diary of Residence KATOU 「軋轢」

エイショニア国出身。現在同国駐在員。
「カトウ」の場合。 …from 「US」

俺は正しい道を進んでいると思っていた。つい最近まで。
国を守る軍人になり、一旗揚げてやろうと…そう思っていた。
そこに犠牲になり横たわって行く人々の影を見ないふりをして。
国を守る事は、国民を守る事じゃないのか?
国民なくして国なんてありえないんじゃないのか?
国のために犠牲になる国民を無視して、俺は国の何を守れるのだろう?
いつかそう遠くない将来、俺の愛する人とも敵味方に分かれ…
心だけそこに置き去りにして、俺は一体何が出来るんだろう?
現状維持なんて考え情けないと思う。
皆その今の現状ってやつが嫌だから必死なのに。
でも、俺はまだ答えが出せないでいる。
だから少しだけ…もう少しだけ、このままでいさせてくれないか?
甘いのは重々承知の上だ。覚悟がないのも分かっている。
でも今は、そう…俺自身との闘いに決着をつけなくちゃいけない。
俺は俺自身と闘っている。俺の魂と闘っている。

「Don't open a mouth.There is no truth anywhere.」



2002年02月16日(土) Diary of ANKO 「鉄鎖」

出身国不明。現在エイショニア国住民。パン屋勤務。
「あんこ」の場合。 …from 「US」

私には愛する人がいます。たくさんたくさん、愛する人がいます。
とても小さい頃、家族と離ればなれになり独りぽっちになりました。
その時からずっと心には乾いた風が吹き続けていた…。
その風を止めてくれたのは、愛する人達。
彼らは決してあきらめない。決して弱音を吐かない。
決して時代のせいにしない。
すべては自分の中にあるのだと、教えてくれた。
こんな世の中を本当に変えられるのか?だって世界は絶望に満ちている。
そう、最初は不安だった。顔を上げて歩く事さえ出来なかった。
でも、今はもう迷いはない。強くならなくちゃ…そう思った。
すべては私次第なんだから。私が何をどう感じ、どう生きるかなんだ。
一人でも多くの人が同じように頑張れば、きっと想いは届くはず。
私はもう一人じゃないんだ。大切な大好きな仲間がいる。
頑張ろう。すべてを愛し、受け入れよう。そして前へ進もう。
そこには小さいけれど確かに一つ、はっきりと光が見えているから。

「Don't hold up a hand to light.」



2002年02月14日(木) Diary of Colonel TAIGEN 「正義」

エイショニア国出身。同国国境守備部隊大佐。
「タイゲン大佐」の場合。 …from 「US」

「国を持たない民に生まれたかった」そうどこかの文豪が
のたまわったとか。何を言っている。国があるからこそ民は生きるんだ。
国なくして民はありえない。絶対だ。俺は間違ってない。
あいつらのやろうとしている事は、国を滅ぼす行為だ。
これに目をつぶれと…?国が滅んだ後の荒野でどう生きていくつもりだ?
それとも国よりも民がある事が先だとでも…?
俺はこの国を守るために生きている。国を愛し、忠誠を誓った。
この国の存続のためなら、多少の犠牲はいとわない。
そうして国は成り立って行くんだ。国の敵は民の敵、のはずだ。
すなわち、国民が国の敵になることは許されない。
この国の国民である以上、国に忠誠を誓うべきだ。
なのになぜ混乱を招くような真似をする?
独立してしまった二つの国を元の姿に出来るとでも…?
そんな事が本当に可能だと?独立し、敵対してしまった二つの国の
進むべき道を、お前らが照らし出す事が本当に出来たら…
まあ、いい。そんな事はどうでもいい。
どちらにせよ、俺の正義は変わらない。この国をなめるような真似は
許さない。反乱軍にたとえ正義があったとしても、俺の正義に外れる事、
すなわちそれは国に背く行為だ。そしてそれは罪だ。
俺は俺の正義を貫くために戦う。俺は間違っちゃいない。

「Save and grant the lamb which can stray.」



2002年02月12日(火) Diary of Dr.NAGARE 「懺悔」

エイショニア国出身。元エイショニア国軍医、現在同国町医者。
「Dr.ナガレ」の場合。 …from 「US」

私の願いは一つだけだ。
それは人々が惨めな死に様をさらさない事。信念でもある。
だからこそ医者になった。なのに現実はどうだ?
私の手に負えない事態にばかり進んでいく。挙げ句に私は罪を犯した。
最初はその罪から逃れたいだけだったのかもしれない…。
弱い自分に言い訳をしながら、それでも許されたいと願いながら。
でも今は違う。心からこの国を救いたいと思う。
私の中に渦巻くこの国に対する怒りと、それでも変わらない愛国心。
間違えるなよ、軍人共!
国を愛する人間だからこそ、我々反乱軍は存在しているのだ。
過ちを犯したこの国に制裁を。そして立ち直る勇気を。
私はこの先何十年でも闘うよ。そして命を救い続ける。
それが私の役目だからだ。それが私の戦いだからだ。
そしてそれが、私の魂からの信念だからだ。

「It is the Revelation to the forsaken ground.」



2002年02月10日(日) Diary of Sister INORI 「本能」

グラデナ国出身、現在エイショニア国教会在住
「シスター・イノリ」の場合。 …from 「US」

昔、いつも笑ってる男がいた。何があっても笑っている。
おかしくもないのに笑うなと思った事もあったけど、
今は何よりその笑顔が恋しいと思う。
その笑顔に近づくために、あたしは今生きているのかもしれない。
こんな時代に生まれたんだ。すべての事が理不尽に進んでも
何て事はない。軽く歯を食いしばるか、見ないふりをすればいい。
時代という不確かに存在するもののせいにすれば気も楽だ。
そう思い込み生きて行くには憧れすぎた、あの笑顔。
理由はどうでもいい。求めるものや叶えたい願いが違ってもいい。
今こうして集った人々は皆たった一つの目標を掲げて闘おうとしている。
煽ったのはあたしかもしれない。いや、始まりはきっかけにすぎない。
これからどうするか、だ。あたしは先頭に立ち続ける。
何一つ自由にならないこの国で、たった一つの自由を勝ち取るために。
あたしは誰よりも先に、誰よりも速く、走って行く。
いつかそこにたどり着くために…。

「Take advantaging of darkness and subtract a trigger.
Even if it compares and there is no meaning in this fighting.」



2002年02月05日(火) …そんな感じで。

さぁ、やって参りました。2月です。
本番ですよ、皆さん。ってか、メンバー。
大丈夫な感じでしょうか?もろもろOK?
あれとかこれとか、どうなのよ?もの凄くはしゃいでる
今日この頃ですが…ガツンとバッチリ決めてきますので、
一つ期待したりしなかったりしながら、待ってて下さい。
とりあえず、今月末に迫って来ましたからね、本番。
これからもガンガン「US」特集を続けようと思ってます。
じゃ、今日は何を話そうか…え?誰?…え?マジ?
…えーっと、ここで乱入者の報告…ってか、
乗っ取られるの?僕のグッドプレイス!
何と「US」のメンバーが自分達直々に話がしたいと!
うちら快賊が話より説得力があるだろうし面白いだろうと…。
ムカつくくらい俺様的発言なんですが、おっかいない人が
いっぱいいるので、普通にここ譲ってみたりしちゃいます。
いや、快賊だからうちら強いんだけどね。別に怖くないけどね…。
ってな訳で、快賊船日記funnyface「US」特集は、次回より
さらに「US-登場人物日記-」特集!と題してお送りします。
キャー!前代未聞!やつらが何を語るのか…?
皆さんお楽しみに!じゃ、うちらは一足お先に「US」の世界の
奥深くへと、船を滑らさせて頂きます。…No need a passport.


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