荘厳なメロディに合わせて
巡り巡る涙と同じ雨粒
過去に手を突っ込んでみて
貴方は其処にしかもう存在しないの
あたしの未来はまだ向こう
貴方が何処にも欠片も無い限定空間

選択肢が狭まった
君が居ないと自由になれると想ったのに
現実はやはりリアルに押し掛かってきて
君が居ない方がなんだかヴァーチャルみたいだ

ねえ貴方戻って来ないんでしょう？
なんだかんだであたしを愛してくれたのに
もう戻れないなら忘れたいのに
それは出来ない痛い記憶として深くに葬る
だけどずっと痛いの貴方消したのに
今は深く根付いてしまった想いにただ戸惑ってる

今は君のもとへは帰れないんだ。
いつになったら？なんて無粋なコトは聞かないでくれ。
もう僕は疲れた。
少しだけ休ませてくれ。
君の居ない世界で。
それでも君を感じているなら・・・

記憶の欠片を食べたその時
あの人をほんの少し理解した

灼熱の太陽が微笑んだら
きっと迎えに来てくれる
冷血な吹雪が涙を流せば
きっと迎えに来てくれる

一年三百六十五日
あたしはあの人を待ち続ける

あたしはあなたが想う程
単純な女じゃないわ
抱き締めれば全てが許されるとでも？
キスをすればあたしが微笑むとでも？

明星が輝く時に
あなたの声を聴いた気がして
振り向いたけど誰も居なかった

ねえ単純なあたしだから
早く帰って来て欲しいだけよ
抱き締めてキスして欲しいのよ
でもそれだけじゃ許してあげないわ
契りを交わせば永遠にあたし達は一緒よね

あたしなんか要らないんでしょう？
あなたの未来にもうあたしは
何処にも姿は無いんでしょう？
辛いだけなのに離れられない
どうしてなの？
どうしてあなたじゃなきゃ駄目で
どうしてあたしじゃ駄目だったの
もう二度と二人で歩く事が出来ないのなら
あたしは今すぐ消えてしまいたい
あなたが少しでも気付いてくれるなら
この命を投げ出しても構わない
重度の恋愛中毒患者
あたしなんか要らないならそう言って
お願いだからそう言って
優しくしないで
冷たくしないで
あたしをもう愛せないのなら
あたしの記憶から消えて下さい
あなたの記憶から消して下さい
嘘。
ずっと覚えていて
死ぬまでずっと傍に居たいよ

一人内緒の遊びなの
これを誰かとしたら
もっと凄いかもしれない
だからこれからはね
二人内緒の遊びなの

真夏に色めくマーメイド
銀の飛沫が焼けた肌に弾く
夜になったら更に艶やか
グリーンのグラスと揺れる横顔
憂いを含んだ笑みは
手に届く事等無い
一夜を共にしたとしても
あなたを手に入れる事は出来ない
今も哀しみに溺れるマーメイド