My Precious Memories

2005年03月31日(木) 御都合主義

お願い
何処にも行かないで

無条件に優しくして
あたしだけ甘やかして
一生を掛けて愛を証明して
他の女の人の話なんかしないで
冷たくしないで
あたしを責めないで
あたしを赦して

あたしを殺して
あたしを生かして

あなたが全てくれるなら
あたしはどんなコトにも耐えよう
傷を愛するコトだって出来る
あなたにつけられる痛みなら構わない
呆れてるのも何もかも判ってしまうの
だからあたしは必死に本音を隠す

あたしがどんな想いで居るか、あなたには判らないでしょう?

本当は憎くて殺してしまいたい
それくらい愛してる

「サヨウナラ」
「ずっと一緒だよ」



2005年03月08日(火) 君が代

連続する琥珀の震動
詔書に君を占有すると詠む

括弧でしか無い抱擁
新属に叩き切る厚情
吐き出せ、と命じられても
体内は空虚
衝動は廃墟

列挙される餓えた貝殻
黎明に浮かぶは凍える魂
獰猛なる精神よ
我が祈念に君だけを誇る



2005年03月07日(月) a life-support system

綺麗に消える方法があれば
今すぐイルミネーションの波間に落ちて
支配された闇に一瞬の永遠を見つけるのに

あなたはそれを赦さない

繋ぎ止めておくならどうせ最後まで
無残な哀しみなんて笑わせないで
幸福な夢はただの夢でしかないでしょう
現実に起こり得る全ての事象に
計算された確率を見せて頂戴

未来が判らないから生きると言った
その言葉を信じてみてもいいの?
未来が見えないから震えるあたしに
あなたはそれでも生きろというの?



2005年03月06日(日) 仲魔

匂わない関係
擦り切れる程
使い古した心

もがけばもがくだけ
遠ざかる水面を称し
崇める君等のまあるいナイフ
突き刺さって離れない
逃げられないのは誰のせい?

単純に正解して
抜けられるゲームなのに
何処まで付いて来るつもり?

虚像の虹を浴びて
倖せを感じる程
僕はもう孤独じゃないから

さようなら
勘違いと無神経の集合体
僕にはもう何も望めないから



2005年03月05日(土) solitary alien

何を考えているのか
判らない未知の生命体
誰も彼もがエイリアン

上手く交信してあたしを洗脳する
プログラムは既に破壊されたから
あなたの身体と融合するのも
悪くないかもなんて想ってる

銀盤で舞う姿
変化していく
もう後には戻れない

この惑星に住み着いた
エイリアン達の遊戯に
青い水晶球が涙を流す
孤独な銀河の坩堝から
生まれた同じ人間だけ
分かち合った愛情友情

あなたが一気に飲み干した
あたしの生命維持装置は
真実の惑星へと帰っていく
そして今日も迷い子達は
造られた現実を彷徨う



2005年03月04日(金) タイトル未定

無意識に掴んだ
あの手はもう何処にも無くて
あたしは暗い泉の中で
震える水面に瞳を閉じる

そう初めから
判っていた何もかもが
終わりから破滅へと導かれ
そして再生するというコトも

耳障りな男の声が
今も脳に染み付いて
あたしを制御する
あなたを探してる

あの日掴んだ
遠い記憶と甘い温もりに
あたしは寒い氷の下で
割れない想いを抱えて眠る



2005年03月03日(木) cohabitation

メールの回数が減った
携帯も繋がなくなった
今はただあたしの身体だけが
あなたを感じる全てになる

極端に変わってしまった
生きるコトの意味も意義も
その理由を述べるのは
簡単なコトじゃないけれど
もうあたしには
頭の堅くなる公式や
胸が絡まるような論理は必要無い

この身ひとつで勝負出来るの

いつだって
鏡の心に
あなたが居るから

いつだって
本当の隣に
あなたが居るから



2005年03月02日(水) NAMIDA

哀史我が胸に眠る
君が受けた裁きを
そっと今星屑にして

夜空は君が想う程
孤独なんかじゃないだろう
整然とした街並みも
静か過ぎるコトはないだろう

アメジストの月が哂う
その雫で傷を癒すこの街は
修復不可能だと気付きもせずに
祈りばかりを胸に秘めて
赦される時を待ってる

僕等が零した涙はきっと
月へ還るのかもしれない
「その時」が満たされるまで
愛を請い続ける旅人のように



2005年03月01日(火) delete

ほんのちょっとの優越感
感じる為に生きてるような
この街は消えてしまえばいい
あたしと共に消えればいい

→delete←


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