My Precious Memories

2004年12月29日(水) 現実逃避

希望されときながら
我侭に振舞う自分を
恋しいとは想えない
けれど確かに思える
愛しいはずの自分だと

抜け出して夜を
朝にしないで欲しい
昼下がりのダンスで
君を滅ぼしてしまいたい

消滅

機械仕掛けの道具たち

理解不能

攻撃的な夜を消し去って

そして

消滅



2004年12月26日(日) calling

あたしの名前を呼んで

今すぐに

あたしの名前を呼んで

全てを制して欲しい

あたしの名前を呼んで

あたしを手に入れて欲しい
あなたのその腕に包まれたい

あたしの名前を呼んで



2004年12月22日(水) 暖炉

あったまって
凍える体を火照らせて

置いてかないで
君の手だけを
求めている僕だから



2004年12月21日(火) 今の二人

白い窓に浮かぶ君の横顔が
とてつもなく儚いモノに見えたから
思わず君の手を探してしまった

あの日飲み込んだ言葉
行く先を見渡しても
君以外の何処にも辿り着けない
君以外の何処にも辿り着けない



2004年12月20日(月) HOLY HEART

聖夜に降り積もる雪は
何処までも果てしなく
限りない世界の終わりと始まりを告げる

あなたの居ない世界では
あたしは生きてる意味も無く
その価値すら皆無となるから
だからせめて同じ世界に留まって
隣に居ることは無理だとしても
傍に居させてこの世界の中で
ひとりぼっちにしないで欲しい

あなたを想うことでしか
救われないあたしを赦して



2004年12月19日(日) さみしんぼ

なんだかあなたに聞いて欲しくて
いつも電話しちゃう
迷惑かなって想うと
ちくっと胸が痛い
でもいつもくだらない話でも
ちゃんと聞いてくれる
あなたに会えたからあたしは今日も生きてる

世界初 時空を越えた想い
一等級に輝くあの星みたいに
切なくて眠れない夜だって
頷いてあなたに微笑んだ三日月

宇宙一 季節を変える想い
咲き乱れる花火が散って終わっても
哀しくてあなたの手を望んだ
あたしにだけ笑った泣きそうな満月



2004年12月18日(土) 雪待ち人

コーヒーでも飲もうか
きっと一人じゃ淋しくなるから
今のうちにあったまろう
ってもう冷めちゃった?
君がぼんやりしてる間に
僕が見惚れている間に

何に見惚れていたかって?


・・・ほらもうすぐ雪が降るよ



2004年12月17日(金)

死にたい

と口に出来る程
あたしは生きているのだろうか?



2004年12月15日(水) color

何色にも染まらずに愛されたい
同じように愛したい
それがどんなに難しいか
自分の色なんて何処でも転がっていて
所詮は色など関係無くなってしまうから

凛としていて
傍に居て
あたしだけのあたしで居させて



2004年12月14日(火) comprehension

谷川を流れる雪解け水のような
そんな澄んだ心持でいられたら
世界は遠くへ誘われ
歴史は小さく収縮していく

遠近法で使われる数多くの言葉たちも
思案に辿る木の葉に変わってしまう

移動する感情を冷静に判断して
貴方にとって何が一番かを理解して欲しいだけなの



2004年12月13日(月) 胸騒ぎ

空気がざわついている
落ち着かないこの感じ
あなたの身に何も起こらないコトを
心から祈るばかり

遠く離れているからこそ
感じる身近な温度と気配

あなたを救えないようじゃ
生きてる意味も価値も無い

だけど根本的に間違っているのは
誰かを救おうと想うその心
救えると想うその心

救いの手は神様に
任せておいて間違いは無いから



2004年12月12日(日) 病気なあたし

あなたに逢いたくて
街を出て
独り
彷徨う月下
ハートのシールも
役に立たない

絨毯に貼り付いて
一向に剥がれない
この想いと共に

流されてしまおうか
このまま箱庭で
あなたを待って
独り朽ちていくのも
まぁいいかも
なんて想ってしまう

病気なあたし



2004年12月11日(土) talk away

話をしようと想う
でも話をしなくてもいい
とも想う

あなたはあたしに沢山のコトを教えて来たけど
あたしはあなたに何を教えてあげられたんだろう
ほんの小さな言葉だけで
伝わる温度は地球規模で
愛しいとさえ想わせる
あなたの口ぶりは天才的

やっぱり淋しいから
話をしよう
今夜は二人
夢に堕ちるまで



2004年12月08日(水) lucky

探せば探す程見つからない

言葉なんてそんなモノで
あたしに出来るコトなんて
ほんの僅か限られているから

生命体は露にもなれず
待っているのは本当の消滅
でもそれで良かったのかもしれない
ねぇあなた

綺麗な言葉なんて見つからないから
今はただ自らの排出した言葉を
抱き締めてみてちょっとだけ
待っているフリをしてみよう

嘘ばかり並べても
幸運はやって来ないから



2004年12月07日(火) 息継ぎの仕方

期待しすぎて待っているのも辛いくらい
あなた愛しちゃってるみたい

木々が淋しく啼いてるよ
華はもう枯れて終わったから
世界を救う手立ては無いの?

手を伸ばして掬い上げる
地球のビー球を丸めて投げるのさ
何処までも沈んでいくよ
綺麗に彩られていくよ

青に負けないくらい傍に居たい
あなた愛しちゃってもいい?



2004年12月06日(月) go down

永遠に届かないなら
このまま海に沈めてしまおう

言えない想いを抱いて
一人静かに心痛めるなら
このまま海に沈んでしまおう

初雪のように儚く散ってしまう
この身体も心も
永遠にあなたに届けられないのなら
このまま海に沈んでしまえばいいのに



2004年12月05日(日) アイデンティティークライシス

私は何故此処に居るのか
その存在意義さえ疑問になってしまう
そんな日々ではあるけれど

緑がまだ緑のままだから
もう少しだけ歩いてみないか

固められた道路は冷たく
天はいつまでも明るいけれど

自分が壊れるその前に
君を探してみたいと想うよ



2004年12月03日(金) 流星

今のあたしに出来るコト

あなたを信じて待ち続けるコト

それがどんなに苦しくても
それがどんなに辛くても
あたしはやらなきゃいけないから

流星が降りしきる夜
ただあなたの横顔を想って
静かに眠りにつこうと想うの

「おやすみなさい・・・」


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