2004年01月31日(土) |
my little hillock |
そっと指でなぞる 魂の輪郭 ふっと息をかける
白い窓の向こうに 何が見えるの?
始まらない予言 信じて待ち続ける 小高い丘の上で
きっと声にしてた 誰かを求める心 ずっと君へ向けて
ずっと空を想って
2004年01月28日(水) |
a sympathizer |
刻み込んだ夕焼け 覗き込めばいつでも この胸に映える水鏡
切り取った波音 塞ぎ込めばいつでも この耳に残る螺旋の声
何処に居ても同じ 何処に居ても判る
あなたの心音より 確かなモノなんて 何処にも存在しない
浸蝕されていく想い 遠ざかる程に切なく 広がるは無限大の青さ
真下で呼んでる声も 真上で響く歌声も 真ん中で転がるあたしを 連日連夜の争奪戦
箱庭でひとり遊ぶあたしは 君の手が迎えに来てくれると 誰の声にも邪魔されず きっと信じて待っている
ずっと信じて待っている
さやさやと流れる この心の波に 流されてしまいそうだから
しっかり掴まって 此処に居なくちゃ あたしは此処で 生まれ変われるもの
信じてしがみ付いてみる たまにはそんなのも いいんじゃない?
たまには流されるのも いいんじゃない?
肩の力を抜いて もっと楽〜に
この身体 綿菓子のように ふわっと軽くして
縛られたままの心 解放してあげて
「怖くなんか無いよ」って
君は教えてくれるから
君が教えてくれるから
2004年01月15日(木) |
bullet train |
颯爽と現れたのは 緑を駆け抜ける 小さな弾丸
そびえ立つ壁に ぶつかるその前に
逢いたいと叫んだ 君への想いを弾いた
何処までも飛んでいけ 僕の夢と光を詰めて
迫ってくる闇に 飲み込まれるその前に
あたしはちゃんと 目を開かなきゃいけない あたしは何処までも 透明じゃなくちゃいけない
溢れ出る闇の声に 惑わされぬように しっかりと前を向いて 歩いていこう
ラベンダーの香り 包まれてた今日まで
出逢ったコトが罪ならば あたしは喜んで罰を受けるわ
妖艶な紫に囲まれて 意識が遠のく前に あたしの腕を掴んで離さないで
もっと簡単でいいんじゃない?
無理に飾り立てたって 所詮欲望の渦の中 無駄に去りゆく想いも 本来欲求の塵の中
踊り疲れて壊れたのなら もう一度歩いてみたらいい
立ち止まって俯くその前に もっと簡単に考えてみればいい
2004年01月07日(水) |
Metempsychosis |
輝き続けるコトが淡い夢でも 堕ち続けるコトが儚い夜でも
繋がり繰り返される 現実は終わらない
今夜も月は あたしを見つける
涙の結晶を探して 荒涼とした街を旅して 僕らは何を見つけたのだろう
静かに騒ぐ星達を背に 続いていく道は果てしなく 月の満ち欠けだけが 刻まれる時を教えてくれる
涙を探すその前に 自分の居場所を見つけたら 僕らはきっと巡り逢える 真実の扉はすぐ目の前に
降り注ぐ光の帯に目を細め 零れ逝く闇の追憶を噛む
腐った心を浄化してくれる この地球を 汚しているのはあたし たち
消えてしまえたら 繋がっている空に溶けてしまえたら あたしを呼び続けている海へ還れたら
静かに哀を感じる そして生じる愛の元で 地球は今日も回り続ける
抱き締めたのは絶望という名の希望
遠ざかる蜃気楼を 何処までも追い続けて あたしは一体 何処まで歩けばいいんだろう
理想郷の欠片にすら 辿り着けないのなら この伸ばした手も無意味だと 君は 簡単に言えるの?
遠ざかる蜃気楼 去って行くのは裸足の心
なんだか凄く 遠い場所へ行ってしまったようで 淋しくて哀しくて 勘違いをしているの
だから早く あなたの声で抱き締めて
傍に居るけど・・・傍に居たいよ
陥ると抜け出せない 不毛な恋みたい
あたしはあたしを ずっと探しているのに
ねぇ 何処に居るの?
今は 此処に居るの?
あたしはあたしを 何処へ逃がしてしまったのだろう
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