My Precious Memories

2003年12月31日(水) 輪廻の行く末

さよならはいつだって
はじまりの言葉

新しい出逢いが
生まれるその場所へ

近づいていくのは
怖くなんか無いんだよ

またいつか必ず
巡り逢える絆を信じて



2003年12月30日(火) 華を抱いて

黒色と戯れる華のように
相応しい生き方をしたい

たとえ前が見えなくても
進んでいける
小さな灯りを抱いて
歩んでいける

漆黒の強さをくれたのは
君の涙と大きな温もり



2003年12月29日(月) 歪んだ水平線の先

律なる想いこの手に

近くで何かが目覚めて心音
カモフラージュに醒めない擬音

麗らかな
刹那の萌葱を見初めて
摘み取り歩いていくのは

伸びた背筋に手を添えて
君の後ろをしゃなりと歩けば
肩越しに広がる世界

平行線の地球を飛び出す瞬間



2003年12月28日(日) twinkle

大切なモノだけは
いつも離さないで
傍に置いておいてよ
心が泣き出す前に

あの星に届くよ
君と交わした約束
いつまでも変わらない
永遠のラヴレター

粉々に飛び散った破片が
瞳を潰してしまっても
僕には見えるよ
鮮明な君の姿が



2003年12月27日(土) crescent

月を一欠けら
ぽつりと食べ続けて
僕らはまたひとつ
大切なモノを失った

三日月を彩る匂いとか
反射する想いだとか
壊されたくないモノは全て
食べて隠してしまえばいい

たとえ
大事な心と引き換えにしても



2003年12月26日(金) ori no naka

奇麗事の世の中
捨ててしまいたい
想いを抱えて生きる

なんであたしじゃない?
傲慢にも程がある
カナリヤの啼く頃には
もう夜明けも見えるというのに

いつまで経っても変わらないのは
心の檻が閉ざされているから



2003年12月23日(火) Party Night

弾ける笑顔の先にある
揺らめく影も今日だけは
綺麗に忘れて円系囲んで

輪になる
心と手と身体
輪になれ
今と明日と未来

繋がった過去が明日を作る
そんな夜は産声上げて
小さなきらめき抱き締め眠ろう



2003年12月22日(月) 浮かべた葉色に

並んで浮かべた枯葉のように
崩れて沈む想いだから
そっと手を離してみても
同じように時は過ぎ行くから

言の葉に確かさを求めないで
偶像に重ねる理想だけが
其処にある全てを物語るから



2003年12月21日(日) 朧月夜

くつろいだ空間に
鬩ぎ合う轟音

溢れ出そうとするのは
歩き出そうとするのは
小さな一歩で
大きな進展

考えれば考えるほど
深みにハマっていくのなら
今日はただ静かに
朦朧とした月を追いかけよう



2003年12月20日(土) Believe in the sky

祈り続けていれば
いつかは叶うはずだと

信じ続けて
何処までも

それが今唯一
あたしに出来るコト



2003年12月19日(金) 言葉に出来ない


届けたい震える想いはいつだって
この胸の中 潜んでいるのに





2003年12月18日(木) Never Ending Stories

漆黒の海で洗われて
身も心も

全て捧げて
波動の彼方に投げて

さすれば
夢の続きもあの虹と共に
儚い煌きを見せるだろう



2003年12月17日(水) はじまる さよなら

さよならをはじめよう

もし君が居なくなったなら
僕はもうどうしようもなくて
それでもきっと明日になれば
涙は止まってしまうから

さよならの次は待たずに
貝殻の記憶を耳にして

さよならをはじめよう



2003年12月15日(月) 天竺牡丹

愛する元へ辿り着けぬなら
澱んだ雲の流れに飛び移ろう

濁流の彼方
あたしを呼ぶ声がする

今 確かな光となって
暗雲を片手で成敗する
余った片手はあたしの腕を
掴んで二度と離さない

天竺へと続く道
さあ歩き出そう あなたと共に
誰も許さない 二人だけの契りを胸に



2003年12月12日(金) newGate

穏やかな海になりたかった
なのに

抉られた恐怖と虚無の世界が
静かに時の流れを告げる
凹凸も無く繰り返される
全てが異世界の出来事で
私は今何処に居るのか

安定という名の不安定



2003年12月11日(木) Discord

背中から襲い来るのは霹靂の序章

脈打ち裂ける暗雲を込めて
臨んでいた記憶較べの夜

無残にも散りばめられた羽の
薄氷に浮かぶ窒息の琥珀


だから唯 ねぇ 今 抱き締めて



2003年12月10日(水) 深呼吸の青

流れ着いた先に見たのは
大きな海の広がる景色

きらめく波の音を見て
寄せる光を初めて聞く

こんなにも世界が美しいなら
きっとあなたが居なくても
生きていける

いつも隣に居るはずだった
大きな影に恋をしている

空と海の青さに挟まれ
わたしは今日も息を吸い込む



2003年12月09日(火) Out of Bounds

さめざめ
さめざめ

零れ落ちる禁断の宝飾

わたしを置いてゆかないで

蜃気楼の匂いを手繰り寄せる

ひとりぼっちはもう嫌なんだ

空に貼られた絵空事でも

だからお願い 返事をして



2003年12月08日(月) 独学フレーミング

切り取れない景色
焼き付け続けて
夥しい量が重なり合う

そこから生まれる
「あたし」という
たったひとつのリアル

広い宇宙の小さな穴に
芽生えた偶然の息吹

中に入り込んでしまえば
何処へだって行けるのに



2003年12月07日(日) 儚き真実の果てに

その存在を否定する訳じゃ無い
ただ時折襲ってくる
現実離れした心術の波動が
ゆるりと噛り付き痛むだけ

僕らは
誰に許して貰いたくて
この世を彷徨い続けるのだろう



2003年12月05日(金) 堕ちていく刹那

cry for you tonight

  踏み荒らされた

   endless labyrinth


出口の見えない 旅は続く

i'm looking for...



2003年12月04日(木) 月宮殿

誰かのせいにしてた

通りすがり
消えていく人の波を
ただ
ただ眺めているだけで

小さな茂みに迷い込んで
膝を抱え
誰かが来るのを待ち続ける

好きで迷ったわけじゃない
だけど
怖くて目が開けない
帰り道が判らない

こんなあたしを見つめていたのは
ひとりぽっちの満月だけ



2003年12月03日(水) illuminated world

凍えそう
都会の海には何もない
ただ広がった
ネオンの光が

こんなにも綺麗だなんて
嘘でしょう?
探しているのは星空の影

月明かり遠くに
響いて落ちてくる
冷たい海に沈んで消える



2003年12月02日(火) 采薇の歌

難しい言葉並べて臨戦態勢
緊迫圧迫浮かぶ三日月
鋭い眼球欺き笑う
吠え落つ惑星
彼の地にも


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