My Precious Memories

2004年02月27日(金) Our thorn

死をもって何を償う?

重んじてる
軽んじてる
命は巡り浄化される?

あたしには判らない

ただ
この胸に刺さる世界の棘が
いつまでも抜けずに
じわじわと痛みが広がるだけ



2004年02月26日(木) 涙の海

小さく羽ばたいた
一瞬の出来事
虚ろな瞳
真っ白に輝く
キセキを落とす

灯りの数を数えてみる
ひとつふたつ
涙に変わる

抱き締めた倖せは
不確かなモノだから
こんなにも愛しく
消えてしまう灯りを想い
あたしは今日も胸を震わせ
ひとつずつ
涙を海へと還すのです



2004年02月23日(月) ぬくもり依存症

伝わる温度より確かなモノなんて
きっと何処にも存在しない

だからあたしはいつもこうして
君に触れようと必死になるの

夢で終わらせたくない倖せなら
一生其処で埋もれていたい

君の手に触れたくて
君の頬に触れたくて
君の全てを抱き締めたい

そうして確かに
伝わる君を感じて居たい



2004年02月16日(月) White Lover

呑み込んだ言葉をもう一度
白い息にして君へ贈ろう
吐き出した景色はもう二度と
君に重ねて見るコトは無い

不思議な程に心地良い
二人の形は今何処に

繋がっていても離れてる
それでも君は傍に居る
いつでも君が此処に居る

探し続けた君への言葉を
今もう一度届けよう
真実はいつも白く輝く
冬の訪れのように
僕の心に染み渡る



2004年02月12日(木) 魂の Au revoir

胸の奥が熱くなる
苛立ちや焦りを呼び出した
僕の心は暮れ掛けた夕焼け

燃えるように立ち上がる
不安や恐怖を押し込んで
先へ進む力をどうか僕に

君に触れるだけで
全て浄化される気がして
君の温もりばかりを求めて
最後には
君を喰べてしまいたくて

呑み込んだ言葉
浮かんでは消えていく呪文
赤く腫れた太陽を抱え
僕は君を最後まで離さない



2004年02月10日(火) RING

今にも落ちそうな空の下
ふたり抱き合っている
離れるコトの無い
繊細な心の響きを感じて

共鳴して青に染まる
一瞬の出来事
広がっていく青の連鎖

今にも堕ちそうな空の下
繋がったふたりは
いつまでも浮かぶ雲の色

手を離さないでいて
ふたりがふたりである為に
この手だけが
未来へと続く約束の鎖



2004年02月07日(土) spring

ざわめきがひとつ
胸の泉に吸い込まれた

広がる螺旋の渦
底へと消えていく
転がる視界の中で
闇へと落ちていく

泉はまた 静かになった

何事も無かったかのように
再び動き始める

そういう運命(さだめ)の時間軸



2004年02月04日(水) 願うコト

本当は知っていて欲しい
あたしだけの秘密事

教えたいけど教えない
だからどうにか気が付いて
あなたにだけは伝えたい

流れゆく星の軌跡や
揺れる小さな道端の花に
捧げる全ての想い達

走っていたら気付かない
焦っていたら気付けない
そんな小さなコトだけど
あなたにだけは知って欲しい

あたしが何処で何をしているのか
あたしは一体誰なのか
常に
常に
見つけていて欲しい



2004年02月03日(火) Our World

抱き締めた温もりが本物なら
君の見る世界へと連れて行って

何も怖くなど無い
恐れはしない
其処にただ転がった真実たちが

運んでくるのは夢幻の欠片
二人で歩く道しるべ



2004年02月02日(月) private Resting place

戦い続けて疲れたなら
そっと身体を休めて

深緑の心を持って
小さな湖を眺めて
時には
舞い降りる旅の鳥を
息を殺して見守って

歩き続けるコトだけが
確かなコトでは無いのです



2004年02月01日(日) 貝殻

ふるふる
震える胸に
差し込まれた刃
閉じ込めた想い

哀しみの海で眠るなら
貝の中で沈んでいきたい

割れて離れて崩されて
打ち上げられるその姿
そこに「あたし」はもう居ない

綺麗な型だけ残して
いつか消え去ってしまう
そんな運命


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