My Precious Memories

2003年09月29日(月) Make a Treasure

気付けば孤独の中 何かを探してる
例えば 君が放った無意味な言葉とか

ちっぽけな願いは 叶えられるコトも無く
張り裂けそうなほど 君への想いばかり募るよ

人はどうして 届かないモノばかりを掴もうとする?
儚く揺れていた 君の笑顔を求めているよ
抱き締めていたいよ
あの日のように

二人で見上げてた 星空も見つからない
迷い続けている 思い込みの森から抜け出そう

人はどうして 大切なコトばかりを見落としてしまう?
もう二度と離さない 君の身体もその心も
抱き締めていたいよ
いつまでも



2003年09月27日(土) my nightly knight

怖い怖い 夢の後でも

いつでも君が笑ってくれるから

あたしは遠くに行かなくて済む


だから 誤魔化したりしないで

魔王に連れてかれないように

あたしにいつでも真実を

君の心を読んだ声を

隣でしっかり 離さないで


怖い怖い 夢の中でも

いつでも君が 傍に居て欲しい

いつまでもその笑顔で 隣に居てね



2003年09月26日(金) haven't got a prayer ?

凍りついた笑顔のままの私
いくら時間が流れても溶けるコトは無く

だから言ったでしょう?
防御壁に囲まれたこの心には
貴方の声すら届かない
あと少しで
辿り着ける訳も ない

気付く前に埋めてしまおうか
かろうじて残された最後の道を
何度も閉ざしかけたその道を

二人の地図に隠された裏道
本当は必死に輝かせようとしてるくせに
貴方の瞳に届くように

機械仕掛けの笑顔のままの私
いくら星に願いをかけても女神様は現れない

私に魔法をかけられるのは貴方だけ
貴方だけだから



2003年09月23日(火) solitary coastline

きっと 孤独よりも感じてる
君がくれた あの日の想いを

涙さえ流れない「さよなら」の後
一人歩いた海岸線で
何かに気付いてふと 顔をあげる

波の音より強く静かに押し寄せる
この想いをあの時 君に伝えたら
隣に寄り添ってこの道を
今でも二人 歩けたのかな

続いていく誰も居ない砂浜の片隅で
潮風が泣いてた



2003年09月22日(月) a mirage of autumn

わたしを駆り立てる 冷たい匂い
研ぎ澄まされていく 立体の感覚

流れていった景色の全てを 願いに変えて
今この場所に立ちすくんで 世界を止めて
もう一度 モノクロの扉へ堕ちていく

鋭利な刃物で時間を区切って
無限に広がる異次元世界から
君だけを切り取ろう

わたしの中に染み込んだ 地球の息吹
目覚めるコトの無い 闇の中でうごめく
たったひとつの幻想を求めて
何処までも深く 瞳を閉じて

カコとミライの狭間で彷徨う
影の中にひっそり浮かぶ
蜃気楼の街に手を伸ばして



2003年09月20日(土) Endless Dream by Lakeside

頭の中を巡るのは
常に 幸福な妄想であって欲しい

言葉を失った最後の人のように
ただ呼吸をするだけの人間になりたい
全ての邪念は浄化されて
安らかな微笑みだけを共にして

青緑の湖を探し続けて 歩みを止める
次の鈴の音まで 心を澄ます

掻き毟る程の兇悪と愛情を殺しながら

身体の中を走るのは
時に 誘惑な瞑想 なのかもしれない



2003年09月19日(金) shifting world


今より少し未来のあたし

それとも

置いていかれた過去のあたし?



現実世界に生じたぶれは

あたしだけしか気付かない




2003年09月17日(水) 航海日誌

響き渡る夢に 小船が震える

反射した水面はそそくさと
遠出の準備をし始める

たった 一雫

透き通った青い洞窟に
蓄積された鍾乳洞の涙が

ぽつん と落ちる


一瞬の 渦の中

微笑む誰かの顔と共に
目映い程の明日が覗いて
その隙間を通り抜けていく

爽やかな 晴れの海

頼りない小船は
いつかの航海へと
力強く 漕ぎ出していく



2003年09月16日(火) Resting place

どうしてそんなに無理をするの?

疲れたら休んでもいいんだよ

ラベンダーの香りの中で一緒に眠ろう

朝目覚めたらきっと

新しい世界が生まれるはずだから




2003年09月15日(月) a thing left behind

僕は此処に居るのだろうか?

そう想って 立ち止まる

僕の足はしっかりと大地を踏み
僕の手は大空を掴もうと宙を舞い
僕の音は確かに刻を辿っている

だけど なんだろう?

何かが 足りない


大地を歩く喜びを
大空を仰ぐ愛しさを
刻が過ぎる切なさを

僕はいつから忘れていた?

僕の心は何処へ行った?



2003年09月14日(日) Suit yourself

慌しく流れていくのは

時間じゃなくて
あたしの心

移ろいやすい命の灯火
数えながら消していく
その姿は死神の如く

そうあたしは
いつだってあなたを追放出来る

あたしの世界を守るのは
小さな約束と信じる心のみ

それを破ったのは あなた

ただ流れていっただけの
あたしを無視したあなたの心



2003年09月13日(土) YOU 〜leave go of ...〜

ベランダで眺めてた 星の降る空はもう
此処からじゃちょっと 見つからないね
ネオンが眩し過ぎるから

何処へ行っても 消えるコトなく輝く
強い光 覚えているよ
二人話した物語も

君と過ごした日々に 語り合った遠い夢
描いていた景色は 近づいたの?
まだ何も判らない 未来はひとつじゃない
君はこの空の下 笑顔で居るのかな

二人別れた夜に 浮かんでた月の白
夢に見た世界は 遠ざかった?
もう何も届かない 君の進んだ道を
笑顔でそっと見つめて 僕も歩き出すよ



2003年09月12日(金) skywards


空が遠い

愛しい程 澄んだ青空に
両手を掲げて 涙を零す
抱き締めても 何も残らない
青はあたしに 届かない

それでもいつかあの場所へ
辿り着けると信じて歩く
何処までも 歩き続ける・・・




2003年09月11日(木) shoot at my ...

貫いて 撃ち抜いて
君のそのピストルで
僕のこの孤独を


弾丸は輪郭をかすめて
大打撃となるコト無く
記憶の底に沈んでいた
柔らかな痛みが目を覚ます

もっとよく狙っておくれ
傷跡ばかりで涙が沁みる
真紅の粒子が皮膚を伝う


決して癒えない
優しさの雨に討たれる僕に
君のピストルが終わりを告げた



2003年09月10日(水) thirty-one syllables


◇波風に薫る世界の彼方から聴こえてくるのは故郷の歌


◇期待して裏切られても信じてる・・・そんなあたしは滑稽ですか?


◇浮かんでは消える闇夜のキャンバスに映していたのは君への想い


◇一人きりなんてそんなの勘違い 目を開いたらほら すぐ其処に




2003年09月09日(火) close together

寄り添う二つ星になりたくて
君を追いかけて歩いた
何処までも
何処までも

気まぐれに君が振り向いて
笑顔をくれて
手を繋いで
身体を重ねて

あたしたちは双子星になった

輝き合う二つの星が
本当はとても
とても遠い場所に居るコトなど
傍に居るように見えるだけなんだと
あたしは少しも知らないで

純白よりも可憐な倖せの渦を
頭からかぶって至福を泳ぐ

だけど そう
真実は 夜色の中に・・・



2003年09月08日(月) last moment

「せめて最後に」

残されたぬくもり なんて残酷

きっとあたしはもう 
あなたを忘れるコトなど出来ない

愛しくなんかなくても
切なくなんかなくても

どうしてだろう 涙が痛い


最後なんて 最期じゃないくせに



2003年09月07日(日) unconscious admirer

毎日毎日続く災厄

流れゆく街は掌に

毎日毎日続く最悪

零れゆく生は足元に


世界でたったひとつの
あたしだけの神様
貴方だけが全てを決める


空の色も 

風の匂いも

心の在り処も 

明日の行方も



2003年09月05日(金) Eternal Undersea Park

壊れた時計を眺めてる
再び動き出すコトを信じて

だけど
指し示すモノが無くなったら
時間なんて概念は消えて
永遠だけが残るはず

だから
君のその腕時計は 海に投げよう


波の音を二人で数えて
心まで捧げ合ったら
海へ還る日も怖くは無い
きっとすぐにやって来る
永遠だけが二人に流れる



2003年09月01日(月) snow gorge

次に飛ぶのは誰?

無表情の天使
無愛想な神様

手のひらに落ちた白い光は
すぐに溶けて
消えてしまうから
そのまま大地に還って貰おう

謙虚な針の山を登り
優しい痛みを覚えたら
どんな傷も乗り越えられる

あたたかな結晶に変わった涙は
何処までも白く染めていく
片翼の天使で溢れるこの地上を

何時でも飛べる
覚悟は出来てる
だからその時まで
あたしは歩く
白く連なる人の波を抜けて


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