My Precious Memories

2003年08月31日(日) fall asleep

届かない光も 君の声も
堕ちていく今日も 逃れる為
二度と出逢うコト無い 奇跡ならば
この手で強く抱き締めたい

戸惑いも迷いもあたしを責めては
明日に向かう扉を閉ざす
記憶さえも嘘ばかりで
今何処に立っているのかも
判らない
感じられない
未来はきっと加速していく

手を取り合ったあの日が過ぎて
今は幻影だけが傍にある
二度と出逢うコト無い 奇跡ならば
もっと強く抱き締めていたかった

届かない想い 永久の祈り
あたしの周りに浮かんで消えてく
二度と出逢えないの? もう二度と?
今なら君に言えるのに・・・


・・・さあ 眠りの海へ



2003年08月30日(土) streetlights

夜の街 ネオン

流れ続ける人の波
螺旋を描く横断歩道
街灯のオレンジが時空を抉る

目の前に現れた聖域を
私は静かに抱き締める

雲が切れて星空の余韻
地上は闇へと沈んでいって
私の背中は黒の冷たさ

凍りついたのは身体じゃなくて
あの日あの時の私の心
闇が世界を 世界が私を攫って眠る


残ったものは オレンジと君
希望という名の小さな街灯



2003年08月29日(金) ooze out

今にも消え入りそうな
意識の彼方に浮かぶ景色

いつかどこかで見たコトのある
だけど まだ知らない景色

見渡す限り 夢見草が咲く丘で
ふたりの出逢いは 満月の夜

きっと ずっと 探してた

壊れそうな想いを綴る 
零れる涙は地球の欠片

なんにも無くて すべてが在る
いつかどこかで出逢う景色を



2003年08月28日(木) Walk This Way

あたしには、これしかないから。

そう言い切れる自信は、まだ無いけれど。
前より少しだけ、優しい気持ちになれた。

あたしは、あたしの道を。
あたしだけの道を、歩いていこう。





2003年08月20日(水) a transient dream


繋がった ココロ

君の笑顔が眩しくて
あたしは倖せな夢に堕ちる

想いは 泡沫

心の泉が枯れ果てるまで
溢れる記憶を君へ送ろう

曖昧な言葉で紡ぐ
あたしだけの物語を




2003年08月19日(火) I say a little prayer



    空蝉の唐織衣何かせむ綾も錦も君ありてこそ


                          和宮親子内親王






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欲しがって あなたにねだった
可愛い洋服も 綺麗な指輪も

あんなに あたしの心躍らせていたのに
今はただの 『モノ』になっちゃったみたい

どんなに素敵な洋服も宝石も

あなたが居なくちゃ
何の意味も無いんだよ・・・



2003年08月11日(月) 如雨露

白い如雨露が涙を流す
光が眩しく反射して
ころころ音を立てて笑う

優しさの雫は雨上がりに
七色の想いに姿を変える

深い緑の奥にぽつりと
置いてけ堀の白い如雨露
きらきら世界と戯れる

「忘れないで」
「忘れないよ」

もうすぐキミに逢いに行くから



2003年08月08日(金) come across


辿り着くその先を夢見て
一人ただ俯いている
心消えた身体で彷徨い
通り過ぎてく景色たち

凍えてた 怖かった
涙零れた

もう何も手に出来るモノなど無いと想っていた
だけどまだ差し伸べられた手を掴むコト出来るなら
歩き出そう 君と共に

もう誰も愛くれる人など居ないと想った
だけどこの身体包んで温もり教えてくれた
君の光 溶けていくよ








2003年08月06日(水) No-More-Hiroshima Day.

夢だと想ったの

輝ける星はいつまでも
同じように大空を翔る
隣にはあなたが居て
その優しい瞳の中には
小さなあたしが映ってる

そんなコトが
当たり前の幸福に変わってしまって
だから本当に
夢だと想ったの

焼け落ちる空に昇る煙
途切れた時間が宙を舞う
何処を探してもあなたは居なくて
あたし達がかつて居た場所には
寄り添うような黒い影が二つ




誰か


夢だと言ってください



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遠い記憶よりも遥か昔。
眠りについた人々へ。
あたしは、今でも忘れていません。
赤い傷口よりも痛かったのは、誰かの地球の欠片・・・
もう、忘れたりしないから。
この地球に生まれて、同じ願いの元に。
あたしは明日を抱いて、今を生きます。



2003年08月04日(月) once upon a time

歓喜にも似た 悲鳴

優しく呼び止める声は遠く
霞の向こうで微かに響く

繰り返される映像は
甘酸っぱい苺の味
潰しても 只広がるだけ

洗脳の日々が始まる
あたしが消されて「あたし」が留まる
影に怯えて影に惹かれて
終わらない一日が始まる

為り得なかった君と
来るはずの無い未来を描く
現実世界の夢物語

未だ解けない呪縛の行方を
夜風に訊ねて胸を焦がして
あたしは再び君の元へ


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