本日は、WHO世界自殺予防デーなんだそうである。
虫歯予防デーじゃあるまいし、まったく名前が悪すぎる。 これでは、自ら命を絶ってしまいたいと絶望する人に、 さらに抑圧を加えるような、過酷な日のようである。
自殺を予防するという目標がまったく間違っている。 そんな決定的な行為の水際で、人や社会を管理するものではない。
それとも自殺予防基本法でも作って、「第5条6項に違反して、自殺を試みたあるいは実行した者には、100万円以下の罰金、若しくは無期懲役を科する」とかなんとかやるんだろうか。
腹立たしくて憤死しそうである。 そんなことに血道をあげる暇があったら、 さっさと解散総選挙でもやってくれといいたい。
2007年09月10日(月) 2006年09月10日(日) 2004年09月10日(金) 雑踏行進
サイトウキネンフェスティバル Bプログラムを鑑賞に。
とはいっても、ホールへ行くわけではない。 広場でのスクリーンコンサートを見に行くのである。 ホールへ向かうタクシーと逆行するようにして、広場へ向かう。
広場には街頭テレビよろしく大きなスクリーンが設置され、 そのまえには、ずらりとパイプ椅子が並べられている。
そろいのTシャツを着たボランティアスタッフが、 −このフェスティバルは、膨大な数の数寄者によって支えられている− 椅子に腰掛けて、労をねぎらうようにビールで乾杯している。
これはこれでなかなかよい。ニューシネマパラダイスのようである。 ベビーカーを押して、鑑賞の仲間に加わる。 Aは大きなスクリーンに映し出される色々な楽器を見ては、あれは何と尋ねる。
2007年09月08日(土) 伝説と心 2006年09月08日(金) 静かなみずうみ 2005年09月08日(木) スルー投票 2004年09月08日(水) 認識させなければならない
2008年09月04日(木) |
日本人のダイイング・メッセージ |
今月10日から始まる「自殺予防週間」を前に、過労などで自殺した人の遺書や遺族の手記を集めて自殺の防止を訴える展示会が2日から東京で始まった、というニュース。
日本国内における年間自殺者数は三万人を超えて、異常であると言われている。 最近では過労自殺などと言う言葉が使われている。
*
展示会で展示されているという遺書。 もうこれ以上頑張れませんと、アナウンサーが読み上げる内容が生々しい。
では、この人は一体、何に対して頑張れなかったのだろう。 貧困だろうか。過労だろうか。 ならば何故、貧困がつらいと書かなかったのだろうか。
それとも、なにか抗いきれない亡霊に追い詰められ、力尽きたのだろうか。 私は、亡くなった方々でさえ意識していない背景を思う。
*
日本国内で、日本人が大量に死に向かう。 これは一体どういうことで、日本人の心に何が起きているのか。
2007年09月04日(火) 面倒を背負い合う 2004年09月04日(土) もてるものとそうでないもの
献血の件数が十年前の約半数に減少しており、 厚生労働省では来年までに対策をまとめる、というニュース。
*
献血のシステムは妙である。 どこが妙かというと、仕入れ値ゼロで集めた血液が、 必要な人へ供給される時には有価物になっているところである。 市場を流通し、業界のメシの種となっている。
本当に人々の善意を全うするのならば、輸血もタダでなくては −少なくとも利益の対象から外れなければ−おかしい気がする。
同様の疑問を、私は臓器提供や骨髄バンクのシステムに対しても抱いている。
2007年09月03日(月) 愚か者と知の欲求 2006年09月03日(日) 2005年09月03日(土) 2004年09月03日(金) 屈折した人の話
|