時々日記な雑記帳

2006年09月25日(月) ss...9

***

例え、それが偽りでも

キミは、人を愛することが大事だと
そう、言うんだろうね。

そうして、アノヒトは
過去に捕まりっ放しな訳だ。

愛、ではなく
人を好きになることでも、良いでしょう?


きっと、キミは僕を愛していても
きっと、僕は君を愛してはいない。

けれど、それでも
僕はきっと、キミと恋愛ゴッコが出来るんだと思う。

過去に、キミがアノヒトにそうした様に。

キミは、きっとこういうんだろう。
「その時は真剣だった」

じゃあ、僕もそうだよ。

ただ、愛する以外の感情はないものなんだろうか。

好き、とも違う、愛する、とも違う。

ただ、シンプルに。

大事に思う、大切に思う、その事を
なんと言ったらいいんだろう。

きっと、この感情は
キミがアノヒトへ抱いたものとは違うんだと思うけれど。


嗚呼、でも
やっぱり面倒くさいよ。

どうして、キミは
見返りを求めるんだい。

***



2006年09月08日(金) ss...8

***

運命なんてものを感じたことなど
この方 一度も無い

でも
この人との繋がりは
ずっと続くんだろう と
ぼんやり思える人たちはいる

でも
アナタとは きっと
そうではない気がする

あなたにとって
きっと あたしは
ただの通過点なのだ

今 その絆が最高潮のものに思えても

きっと
いつか

あなたの中にいる あの人たちのように
あたしも ただの過去になっていくんだ

目を瞑っても

その輪郭や表情すら
はっきり思い出されなくなる

きっと あたしは
あなたにとって

出遭って すれ違って
過去の記憶へと向かう
影たちの ひとつなんだ

そこで交わした会話も
想いも 光景も 仕草も

無駄ではなかったとしても
己の糧となったとしても

総て 過去が
砂へと風化させてしまうかもしれないんだ

たとえ それが
胸の痛むことでも

あたしは あなたを忘れない

あたしは あなたたちを忘れないでいよう

***

キミの 消せずにいる思い出を
僕なんかが 消せるわけが無いのに

忘れさせてあげる

なんて
言えないよ

少しだけ緊張した笑顔で
だけど
楽しそうに 微笑んでる
写真の中のキミを見たら

僕じゃ 敵わないんじゃないかって

僕なんか いらないんじゃないかって

過去に負けている自分が
酷く情けなくて
酷く滑稽で

いつも
誰かを見るときはまっすぐで

いつだって
誰かを想う時は一生懸命なのを

知っているから

キミが
この写真の隣に写っている人へも
そうであっただろう事は
容易に想像がついて


途端に
キミの顔を 思い出したくなる
思い出したくなくなる

どうしよう どうしよう

そればっかりで

キミに逢いたかったはずの心は

どこか 棘が刺さったみたいな感じで

出来れば キミに逢わずに済むのなら
少しは楽なのかな 何て考えて


今 笑顔でキミが手を振っていてくれるのは 僕なのに
今 キミが寄り添ってくれているのは 僕なのに

今 キミが見てくれているのは 僕なのに

僕 の はずなのに


過去 は 過去
これからを 見つめて

そう キミが言うことは目に見えてるけれど

でも
でも

もう少しだけ 時間を頂戴

少し もがいてみるからさ

でも 少しだけ 手を貸して

情けない 僕に
過去に負けそうな 僕に

いつか強くなって
今度は
僕が キミの手を
ちゃんと 掴めるように なる から


***


過去くらい あなたにあげる

でも これから は あたしのものだよ

アノヒトの未来は あたしのもの


もう 放してあげない

アノヒトの過去は もうあげたもの

あたしの未来を アノヒトにあげる
アノヒトの未来は あたしがもらう


もう 放してなんかあげない

一生一生 あたしのもの

アノヒトの これから は

あたしのもの

***

残るものに 記録しないで

あたしは そんなに綺麗じゃないのに

あたしの姿を 残しておきたいと

そう言ってシャッターを切ろうとする指に 焦る


こんな姿を 記録しないで

すぐ 過去になってしまう媒体に

後で見て 情けなくなってしまうから

レンズを まっすぐ見られない

怯えている自分が よくわかる


もっと 自信を持って と
頭を 撫でてくれるけれど


すぐ 古くなってしまうのに
なぜ そんな紙に
映像を閉じ込めようとするの

もし 切り取るなら


あの空がいい

あの雲がいい

あの夕日がいい

あの虹のかかった雲がいい

あの水たまりがいい

あの子どもがいい

あの老夫婦がいい

あの恋人たちがいい

あの帽子がいい

あの木立がいい

あの猫がいい

あの雀がいい

あの観覧車がいい

あの

あの

あの



シャッターの音が 小さく 遠くで聞こえた


振り返ると

あのファインダーが こちらを向いていた


キミは いっぱいいっぱい
いいものも 綺麗なものも知っているのに

たくさんたくさん 愛しいと思えるものが
見える目を持っているのに

どうして そんな自分が 綺麗じゃないなんて言えるの


でも

キミが

過去に残ることに抵抗があるなら


キミが綺麗だと思ったものたちと

一緒に 映ればいい

そこに居たんだと
それを見たんだと

そして
何かを想ったんだと

そう考えてみて


たとえ この切り取った映像が
古くなっていくものだとしても

僕にとっては 全部想い出なんだ

忘れたくなかったことも忘れてしまう
人間として生まれた僕だから

こんなこともあったんだ と
残しておきたいって想うんだ

仮に
思い出せない光景を見つけたときでも
僕は 何かを想って これを残したんだ と
そう想うだけで

ひどく 安心するんだ


もう一度 シャッターを切る音がした

静かに でも 確かに


たとえ それを
キミは忘れてしまっていても

二人でこの 景色を見たことも
この光景があったことも

とっておけるんだ



忘れないように

シャッターと一緒に

目に 焼き付けて
心に 焼き付けて

***


ぬうああああ。。。。。
もーーー、夜更かしさん復活ですよ!復活祭ですよ!!

もうじき暇な時間が出来るはずだから、本格的にHPよみがえらせ。。。たぁ;;


なんか、テーマ:過去、みたいな内容になっちゃった肝。。。爆


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