時川近況

凍えています

冬眠したくて堪らない、寒さに凍える時川です。
せめて週一で日記を書こうと思っていた傍から、二週間空いてしまいました。本当に申し訳ありません。
先日、旧竜香ちゃんと一緒に12月5日について話しました。今年作製し始めた彼女に対して、4年かかっても完成しない私。いや、本当『柳生比呂士は私の心にいる』で良いのではないかと思いました(ぇ)。
嫌いではないのにヒロヒヨが鬼門になり続けて現在にいたっています。ヒロヒヨは柳生視点だと書き易い……というか、全編若視点だから、若視点に限界を迎えているのかもしれないと思ってもみたり。
これで初期は跡部・宍戸・樺地・幸村・ブン太も追加しようとしてたんだから、無謀通り越してアホとしか。恋愛ノベルに限界を感じた数年です。もし今企画してたら、確実に金太郎と財前もいたな……。
早い所、ぴよたんを完成させて、次はまた数年がかりで(待て)ゲーム作っていきたいです。折角、フリー素材集買ったんですし。もうノベゲーはいいです。次は「愛論(若愛連合×若)」か去年の四月バカネタ「淫サイトスレイヴ・若」か忍受けかか若受けのクイズですかね。忍受クイズは当初氷帝×侑士だったのですが、ヒロヒヨ苦難を活かし、跡忍&宍忍だけにする予定です。若受クイズだと若愛連合と……立海か四天……か、なぁ?という感じです。
まぁ、全て予定は未定〜なのですが。ちなみに「愛論」以外18禁です。エロしか頭にありません(最低)。
そんな私は、去年の「淫サイト〜」の企画メモを読み直して、自分の鬼畜度レベルが更に上がっている事に気付きました。あの頃の過激エロが、今の私には「過激っちゃ過激だけど、私の本気はこんなもんじゃないよね」なんですよ。何と言いますか……存在自体が有害です。
そんな流れで今日のネタ。小ネタと久々の替え歌です。
今回の幸村最強伝説はニオヒヨ前提でよろしくお願いします。


☆幸村最強伝説−仕置いちゃうぞ☆編−
 客席へ逃げた仁王。
幸村「しかし俺からは逃げられないのであった」
仁王「っ!(ビクッ)」
幸村「なぁ、仁王」
仁王「な、何じゃ?」
幸村「俺今、NTRってジャンルに興味があっt」
仁王「すみませんでしたぁっっ!!!!」

☆幸村最強伝説−やっぱり仕置いちゃうぞ☆編−
幸村「やだな、仁王。
   俺はただ、日吉君と一晩だけ二人っきりにしてくれってだけなのに」
仁王「ヒヨをお前と一緒にする位なら、顔が十倍になるまで殴られた方がマシじゃ」
幸村「ほう、見事な恋人魂。覚悟はある、という事かい?」
仁王「ヒヨの為なら」
幸村「その心意気やよし!」
仁王「?」
幸村「ちょうどここにモーニングスターが七人分ある!」
仁王(!!!!)

☆氷帝の天才
岳人「お前、関東でも決勝でも立海の三立てっt」
侑士「何も聞こえひんなぁ」

☆ヒヨピヨハートの子守唄
唄 若愛連合

出会った頃から若愛で
重度の病と言われたよ
氷柱みたいにとがっては
邪魔するものみな退けた

あー 若って本音は言わないが
ホントは俺が好きなのさ
若愛 若愛 愛しいよ
ヒヨピヨハートの子守唄

恋したワカシと2人して
結婚しようと決めたのさ
ジャージの胸倉つかまれて
星になるまでなぐられた

あー 若って本音は言わないが
とっても照れが強いだけ
若愛 若愛 ツンデレよ
ヒヨピヨハートの子守唄

恋敵(なかま)がワカシに嫌われた
どうでもいい奴だったけど
テニスコートへ花持って
ごめんなさいと土下座した

あー 若って本音は言わないが
やっぱり俺に甘いのさ
若愛 若愛 可愛いよ
ヒヨピヨハートの子守唄

熱い心を無我らせて
夢は幸せラブホーム
妄想過剰と言うけれど
全て実現できるだろう

あー 若って本音は言わないが
ホントに俺が好きなのさ
若愛 若愛 若愛よ
ヒヨピヨハートの子守唄

幸村様はとても恐ろしい破壊神様なのです。敗者はもちろん、勝者にも恐ろしい破壊神様なのです。
ちなみに『NTR』とは『寝取られ』の事です。他人の恋人や妻を奪っちゃうジャンルの事です。つまり幸村様は「若を奪っちゃうぞ☆」と仰せなのです。一晩であの貞操観念の硬い若をモノにすると。そら仁王さんも必死に謝りますという話。その後、覚悟決めたらモーニングスターですけど。
どの道、幸村を敵に回したら終わりです。何故なら彼は破壊神だから。

あとこの週の白石&金ちゃん。白石の「金ちゃん死にたいん?」にビビリまくる金ちゃんですが、その後「ワカシ、助けてくれ!殺される〜!」「日吉君、どいてくれ。これはウチの部の教育問題なんや」「いや、あの……」という展開になっていたら良いなと思いました。
本気で金ちゃん&若に萌えています。やっぱり、今からでもハロウィンな金&若をやろうかな。

それから替え歌。笑った方だけでなく、「あー、分かる」と一瞬でも思った方も歌って下さい。
元曲は「ギザギザハートの子守唄」です。平成生まれの方でも分かると信じてのセレクション。というか、最近ふとこの唄が頭に思い浮かんだので、替え歌にしただけです。他意はありません。
しかし「ヒヨピヨハート」って、何かゲームみたいな響きだなーと想いました。「アルカナハート」みたいな。もしこの題でゲーム作るとしたら、若受け恋シミュですね。求愛してくる攻めを退けつつ、選択次第では次第にデレていく若のゲーム。
ツンゲージが高い時は、アンジェでおなじみ鉢合わせ(例えば鳳と赤也の場合)でも、
「まだ鳳の方がマシだ」「まだ切原の方がマシだ」「二人とも鬱陶しい(無視する)」「二人とも殴り捨てる」
――こんな感じの選択肢になります。
このゲームの難点は、このツンデレシステムだと若愛連合とケビンしか出せないとうい事です。
そこら辺は頑張りますが。若の頑なな心を金ちゃんや財前で溶かすのも良いなぁ……。

最後に。今朝は夢に若が出てきました。正確には『若が出てきたジャンプを読む夢』と『若のグッズとして着せ替え可のぬいぐるみ(プリモプエルみたいなの)が発売された夢』です。
リョーマの記憶喪失を治す為に今までの対戦相手(立海除く)が現れ、それぞれがリョーマに技を披露する――という内容だったのです。が、若……泣いてました。涙を流しながら「チビ助…っ」て叫んでました。
デレにも程があります。というか若にとって、リョーマはいつの間にそこまで想う相手に…。
いい勝負した自分を忘れられて悔しい――という涙なのですが、それでもリョーマを想って流される若の涙は美しいです。本当にそんな展開になってくれたら――嬉しいけど、微妙だな。やっぱりこういうのは夢か妄想でいいな。

そんな感じです。何だかもう眠いけど一踏ん張りするぞ!ではでは。
2007年11月23日(金)

クリスマスセレクト

クリスマスケーキを絶賛選択中の時川です。待ってるぞ、プリNー!
実はパーティ大好きなんです。だから色々な所からパンフ集めて、どのケーキが安くて美味しそうか、どのセットがパーティに向いているか、参加者の誰にも意見を聞いていない状況にも関わらずワクワク選んでいます。
今の所サンクスとローソンが良い感じです。安さ優先です。何故ならパソコンを買う予定だから!
くそー!何で対応OSから98を外すんだー!ウチの98は今も頑張ってるんだぞー!(涙)
今使ってるパソがLaVieSだから次もLaVie…と思っていたら、Sはもう生産されてないって;く、くそー!ウチのラヴィエスはな、二度の故障にもめげずに頑張る健気っ子なんだぞ!時代のバカ野郎ー!!(号泣)
……と嘆きつつ、脳内では立海×若と金太郎&若と若愛連合に萌え燃えしてました。
若にとって金ちゃんは目が離せない弟みたいな存在です。庇護欲をそそられて、ついつい世話を焼いてしまうのです。なので金ちゃんにとって若は『怒ると恐いけど優しい人(美味い物もくれる)』です。
『コシマエの奥さん』を思いついて以来、じわじわとこのコンビへの萌えが強くなっています。
このままコンビ萌えするか、金ちゃんの初恋(無自覚)物語にするか、そこが難しい所です。
金ちゃんが「ワカシのこと考えると、何かこの辺(胸)がモヤモヤするわぁ」とか不思議がり、それを聞いた白石達が「ほうほう」と面白がりつつ微笑ましがっていたら楽しいと思います。
けど普通にコンビで、リョーマが「ちょっと日吉さん!何で運命の伴侶である俺が抱きついたら怒るくせに、アイツには何もしないんすか!?」と訴えるのも楽しいです。リョーマの勝手に恋敵認定再びです。
しかし立海×若も捨てがたい。今はジャヒヨとニオヒヨが来ています。もう立海全員(柳除く)、若を口説こうとすれば良いのではないでしょうか。幸村は微妙に他の子と想いが違う方向で。
立海とどんどん仲良くなっていく若に、跡部パパは大変ご立腹ですけどね。
そんな私は今『あの座り位置は宍忍!宍戸の傍に控えてみたい、恋する伊達眼鏡・侑士!』だと全力で思い込んでいます。若の傍に座ろうとして怒られた犬からの逆恨みオーラを受けつつ、バカップルの心は今日も一つです。
あと池袋に以前から行きたいと思っていた『なんつッ亭』が進出するので、来週行ってこようと思います。豚骨ラーメン万歳!オープン翌日で激混みだとしても、もうこの期待は止まりません!ずっと行きたかったんだー!!
そんな流れで今日のネタ。小ネタで色々と。手塚が壊れ気味です。


☆詐欺ヒヨ for 仁王vs不二(1)
日吉「仁王さん」
仁王「何じゃ、ヒヨ?」
日吉「白石さんに変化するより、手塚さんに勝った真田さんや、
   その真田さんに唯一勝てる幸村さんになった方が良かったのでは?」
仁王「ヒヨは俺を殺す気か?」

☆詐欺ヒヨ for 仁王vs不二(2)
日吉「俺はただ仁王さんに疑問をぶつけただけで、殺す気なんて…」
仁王「負け試合が確定しとるんに、あの二人になれる訳なかろ。
   あの二人になって負けたら死ぬより恐ろしい目にあうじゃろ」
日吉「そんなまさか。確かに真田さんの鉄拳は恐ろしいかもしれませんが、
   幸村さんはとても優しい人ですよ?」
仁王「…………知らんって幸せじゃな」
日吉「えっ?何をですか?」

☆詐欺ヒヨ for 仁王vs不二(3)
仁王「あー、殴られとぉないのう」
日吉「仕方ありません。それが立海の掟なんでしょう?
   切原や柳さんや真田さんも受け入れているんですから、仁王さんも」
仁王「それは分かるが……俺、二度も真田を無視しとるしのう」
日吉「真田さんはその様に子供っぽい人ではありませんよ。
   あの人の精神はとても成熟していて…」
仁王「ヒヨ」
日吉「はい」
仁王「そんなに真田がええなら、真田と付き合えば良かろ(プリッ)」
日吉「ああ、もう拗ねないで下さいよ!」

☆熱い心
大石「ああっ、このままでは手塚になった仁王に不二が負けてしまう!」
菊丸「不二、頑張れー!」
桃城「不二先ぱーい!」
手塚「そこだ、行け!仁王!」
河村「大丈夫だ、不二なら勝てる!」
手塚「よし、いいぞ、仁王!そうだ!そこだ!一気に決めろ!」
大石「…………」
菊丸「…………」
桃城「…………」
河村「…………」
手塚「よしっ!そのまま行け、仁王!頑張r」
大石「手塚ぁー!!」
手塚「どうした、大石?」
大石「どうしたじゃないだろ!何で不二じゃなく仁王を応援してるんだ!?」
手塚「答えは一つだ」
大石「?」
手塚「俺になった仁王が不二に負けたら、俺が負けたみたいで嫌じゃないか!」
大石「そんな理由で!!!?」
手塚「そんな理由だと!?重大な理由に決まっているだろ!
   負ける俺なんて見たくない!例え偽物だろうとだ!!」
大石「不二が負けたら終わりなんだぞ!?全国制覇の夢は!?」
手塚「全国制覇より、俺が二度も負ける事が嫌だ!!!!」
大石「即答!!!?もうちょっと考えてくれよ、手塚ぁっ!」
手塚「お前こそ俺の気持ちを考えろ、大石!バカじゃないのか!?」
大石「ええぇっ!!!?」
手塚「幻影だろうと、俺が負ける位なら全国制覇など要らない!」
大石「そんな子供みたいな我儘言ってる場合か!!!!」
手塚「14歳は子供だぁぁぁぁぁっ!!!!」
一同「「!!!!」」

☆熱い心の裏側
手塚「負けたくないんだ!とにかくもう負けたくないんだ、俺はぁぁっ!!!」
 ギャイギャイ…。

跡部「まさか手塚が、ここまで熱い心を持っていたとは……。
   まぁ良い。あの手塚を見れば、いくら日吉でも冷めるに違いな…」
日吉「勝利に拘る手塚さんも素敵だな……」
跡部「って、どんだけ前向きだよ、お前!!!?」

☆回帰
仁王「手塚も使えんのう……」
河村「今度は白石に!?」
手塚「…………。負けるな、不二。全国制覇の夢はお前にかかってる」
大石(この男っ!!!!)

仁王ほど酷い踏み台がいただろうか――と思わなくもありませんが、楽しめたので良しとしています。
まさか『真田を無視して遊ぶ(データ取り)→手塚になるも破れる→白石になるも劣化扱い→不二の新カウンターを嘘とか言う→結局負ける』とは…。
勝敗が関東と全国で見事に逆になってきたなぁという感じです。
そして今週号を読んだ時、「来週、ボッコボコにされる仁王が見られるのか…。いっその事、1ページ目からいきなり乾の隣でミイラになってる仁王も良いな…」と胸を高鳴らせた事は秘密です。
だから仁王は手塚より白石より裕太になるべきだったと何度(略)。

あと手塚。これ位子供っぽい手塚でも良いじゃないか――と。いや、真田に負けた時に「俺が負けた試合は無効だ!」とか駄々こねる手塚をやった所為か、意外と子供な手塚が大好きです。
ウチのギャグ手塚はこれ位平気で壊れるから困ります(お前の所為だろ)。
男は恋をすると子供になる……という塚若思考でも良いですが、『14歳は子供』で十分かとも思います。
とにかくギャグは壊れてなんぼだと思っています。キャラを思いっきり壊した上で、「ああ、アリだな」と笑って頂けるものを書いていく事が私の目標です。壊れてはいるが逸脱(って言うんでしょうか?)はしていない――という感じで。訳分かんない事言ってすみません。
結局は受信した電波のままに書いていくだけですからね。電波電波。全ては電波任せです。

明日はミュチケ入手を目指しつつ、大掃除しようと思います。それでは。
2007年11月10日(土)

懐古

ハヤテを見ていて、中学生気分に戻ってしまった時川です。
先週はレツゴパロで森久保ファイターが出て、今週はナベシンネタではれぶたって……懐かしすぎるだろ!!!!という。ぷきゆいぷきゆいなはれぶたとか激懐かしいです。はれぶた歌は未だに記憶に刻まれてます。
でもってレツゴへの懐かしさから、「ああ、俺のマイナー人生はここから始まったんだよなぁ…」とカルルキ妄想始めてました。ロッソカプは『カルロ攻め主流→「カルロ受けとかどーよ?(冗談)」→「カルロは受けかもしれない(本気)」→カルロ受けがぽつぽつ発生→「違うな。受けなのはルキノだな(激本気)」→「カルルキー!ブレルキー!いっそエリルキー!」→後のツンデレ受けである』だもんなぁ…(遠い目)
今でいうツンデレ受けの原点ですよ。主ルカ(幻水2)→シンコン(コレユイ)→団シャル(ハンタ)→若受け…という流れです。同時に天然受けや素直受けもやってますけど、基本ツンデレ受けが多いです。
素直になれない子万歳。顔を真っ赤にして攻めをボコる受け万歳。殴られても投げられても前向きに受けをストーk愛する攻め万歳。何だかんだで両想いなカプ万歳。そんな思い再燃です。
もしマジアカみたいな全国対戦システムのレツゴアーケードが出たら、全力でルキノで下剋上プレイしますよ。そんなマジアカでは、先日『不二周助が通う学校は青春学園ですが、その弟・不二裕太が通う学校は?』という問題に遭遇しました。テニプリ問題は現在2問。いつかは氷帝問題にも遭遇できるのでしょうか。分岐問題だから『不二が通う学校は?』もあると思いますが。
今のテニプリなら、クイズでも格ゲーでも行けると思うのですが、どうですか573さん。
という流れの実はパソコンが超絶不調で、画面が真っ白になってほとんど何も操作出来ない状況に陥っている時川でした。いや、本当にどうしましょうか。来月の祭りの準備したいのに、パソ操作が出来ないって。画面真っ白で、起動してるのに何も出来ないって。……助けて下さい、助けて下さい(古)
それではそんな状況下で、かなり前に書いたネタを。立海×若燃え流れで幸ヒヨです。


☆独占

穏やかな秋の午後。幸村の自室で、幸村と日吉はテーブルを挟んで茶を啜っていた。
久々に過ごす二人きりの時間。
特に何をせずとも、ただ一緒にいるだけで二人は満足だった。
しかし、日吉はどこか所在無い様子で紅茶を一口飲みこんだ。
それからコトッとカップを置いて、日吉は意を決して口を開く。
「あの」
穏やかに微笑む幸村を見つめ、日吉は切り出す。
「あの、幸村さん」
幸村はにこにこと微笑み続ける。
日吉は尋ねた。
「どうかしたんですか?さっきからずっと……俺のこと見てますよね?」
「ああ、見てるよ」
「……どうしてですか?」
「恋人が恋人を見つめるのって、いけない事かな?」
何を?と言わんばかりに、幸村は微笑を崩さずに問い返す。
その様に、日吉は『もしかして的外れだっただろうか』と不安すら覚えてしまう。
だが疑問を抱いたまま引き下がる訳にもいかず、日吉は尚も言う。
気弱に幸村を窺ってしまうのは、それだけ幸村に気圧されている為だ。
「いえ、そんなことはないですけど……その、あんまり見つめられると……」
「照れくさい?」
「どうも、落ち着きません」
頷いて、日吉は意を伝える。
いくら恋人同士とはいえ、いや、恋人同士だからこそ、絶えず視線を注がれるというのは落ち着かない。
「ふふ、そっか」
「……?」
なのに幸村は、日吉の返事に嬉しそうに笑った。
上機嫌な幸村の笑顔を日吉は不思議がったが、幸村はそんな日吉を更に困惑させる。
「じゃあ俺が、若の照れくさそうに困った顔が見たくて見つめてるんだって言ったら、どうする?」
「えっ?」
幸村は益々笑みを濃くする。
驚いた日吉の表情にも上機嫌になる。
「だって若がそういう顔を見せるのは俺にだけだろ?だから見ていたいんだ」
幸村はじっと日吉の目を見つめた。
唇を閉じ忘れている日吉さえ、見落としたくない程貴いと思うから。
「そうしたら、『ああ、若は俺のものなんだな』って実感できて嬉しくなるからさ」
「そう……なんですか?」
「そうだよ。だから見つめてるんだけど、駄目かな?」
「う……」
日吉は身を縮こませた。
あまりにも確信的に尋ねられると、とてもじゃないが断れない。
照れ臭いし落ち着かないし緊張するからせめて控えて欲しいと思うのだが、この幸村の笑顔を崩してしまうなんて事、日吉には出来ない。
「あ、あの……その」
「ん?…ん?」
「駄目…じゃない……です」
「ふふ、ありがと、若」
困った顔をして、それでも幸村の我儘を受け入れるそんな日吉が、幸村は本当に愛しい。
「若」
幸村が身体を横に向けて座り直す。
決して日吉から目を離さぬまま、幸村は言う。
「おいで」
「……はい」
幸村の呼びかけに日吉は素直に従う。その場を離れ、幸村の前にしゃがむ。
幸村は腕を開き、日吉にもう一つ我儘を贈る。
「キスしてご覧」
「っ…………は、はい……」
震える声で日吉が頷く。
おずおずと、躊躇いがちにゆっくりと顔を寄せてくる日吉を見て、幸村は最上に満たされゆく心を自覚した。

日吉はとても羞恥心が強い。
生来の生真面目さが起因しているのだろうか。
愛の言葉を口にするのもされるのも、愛する者に触れるのも触れられるのも、とにかく日吉は顔を真っ赤にしながらでないと出来ないのだ。
それは野外だろうと二人きりの密室だろうと関係ない。
だから日吉にとって『自らキスをする』という行為は、心臓が破裂しても可笑しくない異常行為だ。
恥ずかしくて仕方ない。どうせならするよりはされたい。
そんな行為であるにも関わらず行うのは、相手が幸村だからだ。
幸村の我儘でなければ、拒絶で終わり。罵倒が付く事だってある。
幸村だからこそ日吉は許し、その我儘を叶える。
全ては幸村だからこそ。幸村を愛しているからこそ。

それを確信しているから、幸村は日吉に我儘を言う。
日吉を困らせて、焦らせて、自分にしか見せない姿を堪能する。
もちろん一番堪能したいのは満面の笑顔だ。
が、こうした愛の確信も手放せない。

広げた腕で日吉の身体を支えてやる。
すると顔どころか、身体まで熱を帯びているのが分かる。

「愛しているよ、俺の若」

唇が重なる直前、幸村は至極愛しそうに囁いた。

真面目に幸ヒヨ。破壊神ではない幸村様のはずなのに、とてつもなく自信家です。
普通に恋人同士ですよ?別に裏で変な事になってる設定とかないですよ?
でも私の幸ヒヨはこんな感じなんです。『若からの愛を確信しているからこそ、強気に我儘言っちゃう幸村様』と『そんな幸村を強く愛しているからこそ、惚れた弱みで我儘を許してしまう若』です。
まぁ、我儘とは言っても、そこは幸村様。若が本気で嫌がるような事は多分言いません(多分?)。本気で愛しているからこそ、若から愛されている自分を確信し、若からの尽きせぬ愛を独占したいんです。

こんな感じで私は今、立海×若に燃えています。四天×若にも燃えています。白石×若と財若と金&若(ここは兄弟でもカプでも)なんて、もう本気で楽しいですよ。
ひたすらマイナー方面に若を愛でています。孤独でも悔いはありません。マイナー万歳!
……ごめんよ、ジャッカル。ジャヒヨは今度必ず書くから許せ。許して下さい。それでは。

※ご連絡
最後に連絡事項です。上記にもある通り、パソが超絶不調です。
普通に起動している時間より、画面真っ白な時間の方が増えてきつつあります。
そうなるともう更新できないので、急いでBBSを復活させました。
何かあった際はBBSにて連絡する予定ですので、ご了承ください。
何卒よろしくお願いいたします。
2007年11月04日(日)

時川近況 / 時川ミナ