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2005年05月30日(月) 時々電話でいい


お互い様なのだが干渉したくないので
毎日いやほんとにたまに電話するくらいが
丁度いい相手というと私の実母である。


お互いのテリトリーには入らずの干渉せず親子なので
1ヶ月に1回電話をすれば良い方の関係だ。
コミュニケーションとってないよ、
きっと友達親子の幼馴染の彼女には
とても信じられない関係を築いているようである。


「元気?風邪引いてない?」
「大丈夫。そっちは?」

母のテリトリーである
登山や仕事の話にふれて盛り上がった後

「じゃまた電話するわ」
「ちゃんとご飯食べなさいね」
「またね」


所要時間最大5分あれば充分事足りる、電話内容。
健康であるお互いの存在を確認しあうのみの電話である。
それ以上話すことがあるのであれば、
私達親子はきっと、電話じゃ生活に支障きたすので

「話あるんだけど来週どこか夕飯時いいかな?」
「うーん・・・」
「じゃ再来週にして仕事都合つけてね」
「了解。じゃその時に」

そう夕飯の冷めない距離ではないが
大した遠い距離でもないから
長話もせず逢いに行こうとなる。
それが私達親子の現実距離ということ、
つまり時々電話が今の丁度よい距離であって
コミュニケーションを保っている。


2005年05月23日(月) 山は、やっと・・・


旅先にてハイキングをしました。
軽装で出掛けようとしましたら、
事の外残雪が残っていますとの事。
もう一枚上着を羽織る事となりました。

今年は残雪が多く、
麓にも雪の箇所が見受けられました。
薄汚れておりましたが雪は雪です。
これは頂上はどんなことだろうと
想像しながら森に入りました。

木々はとても青々としているのに
空気はとても冷たく最初は凍えたり
息絶え絶えの状態でしたが
時折森の中に吹きぬけてくる
温かい風が勇気付けてくれました。

頂上は思っていた通りの一面、雪景色。
ガイドさんに従ってその彼の背中だけ見て
同行者一行は歩いていたのですが
周りの木々の雪に埋もれた様子と
春の木々の葉の青さが奏でるグラデーションに
心を奪われてしまいました。

静かに耳を澄ますと何処からか
鶯の声がかすかに聞こえてきて
山は、やっと春が始まったばかりだと
告げているように思えました。
残雪が消え行くのは
もう少し時間がかかるようです。


2005年05月20日(金) 幸せの種まき


自分が幸せになるために
何を貴方はしていますか?

何気なくまたは意識づけて
少しづつ行動していることが
在る日大きく感じるものに
なるのではないでしょうか。





2005年05月19日(木) 鬼の形相の私


心の底から沸々と煮えたぎる想いをした人間は
鬼のような形相になっているのだろう。

先日心の拠り所としている
大好きなサイトの掲示板に在る心の無い方が
嫌なコメントが書き記されていた。
それに対して
何度か書いては消し、書いては消し、
そんな事を繰り返しての書き込みだった。

心が震えていたのが手に伝わる位。

きっとあの時の私は
鬼の形相だったのだろう。
書き込んだ後も
とても胸が痛かった。
そしてその書き込んだ人に怒って
寂しさを感じてしまったのだ。

人はこんな私を笑うのかもしれない。
嘘でも真に受ける人だと思われても
他の人は嫌なが馬鹿だと承知にて
書き込まなかったのかもしれないけれど、
やっぱり駄目だった、
私は心をそのまま文字にしてしまった。
でも管理人さんが黙っていないだろう、
それでもやはり乱暴な心で
汚されるのは悲しかった。

掲示板は誰でも見ることが出来る。
閲覧者は一杯いるのだ。

見えないから
足取りがつかめないから
だから何なんだろう?
それは何のメリットになるのだろう?
私には悲しくてどうしようもない、
そう汚そうとした心に対して。

鬼になる他なかったのか
私は自問自答している。


2005年05月12日(木) 真夜中の闇、という名のマニキュア.


やっと一日が終わって
ほっと一息の冷たい水を飲みこんだ。
疲労もストレスも一気に流し込んでしまうように。

会社の昼休みに衝動買いしたマニキュアを
いつもの通勤バックから取り出した。

「真夜中の闇」という名のマニキュアをひとつ、
ガラスのテーブルに置いて見た。

闇の色って黒だけだろうか。

このマニキュアは濃紫がベースになっていて、
深緑や鮮やかな紺、細かなラメが入っている。
足の爪全部に塗ったものの、
手には塗れそうもなかった。

私自身が闇に染まってしまうかも。

それでも左手の小指の爪ひとつ、
そのマニキュアを塗って、
電灯のすぐ近くに手を近づけて見た。
それでマニキュアを塗るのをやめてしまった。

その後はマニキュアの小瓶を
蓋と底を横軸にしたり、
底のラメをワザと落ちるようにして
くるくる回して眺めていた。
回すたびにマニキュアの液体が揺れて
中のラメも回っていくのだ。
万華鏡の中にある世界に似てる。

窓の外は五月雨が降っている。
いつでもどこでも真夜中の闇は
眺めることは出来ないようだ。


2005年05月08日(日) プレゼントを考える時間


今日は母の日なのですが、
先日母と出掛けたときに
「(母の日の)もうお花はよして頂戴」と
母にダメだしされてしまいました。
母なりの心遣いなのですが
私はそれは残念と感じました。

カーネーションに飽き足らず
ひまわり、マーガレットなどに替えてもらったりしたのですが
長年の母を見ていると沢山の花束より
一厘の存在感のある花の方が
好きで扱い方も楽なようです。

かといって服等にするともったいなくて着ないで
たんすの肥やしにしたり、
便利だと思った電子レンジは
彼女にとっては、ただの機械の箱にすぎず、でした。

感謝の気持ちを即プレゼントにするというのは
心の表れのような気がします。
私の気持ちというのは
形にならないものですから、
形になるものをどうにかこうにかして
伝えたいと感じるからです。

今年は母と孫のツーショットの写真を
ホームプリントして葉書を何枚か作成したのと
写真を少し格好の良いフォトフレームに入れてプレゼントしました。
どんな顔で受け取ってくれたのか見れずに残念です。

プレゼントを考える時間というのは
贈る側にとって充実した時間なのです。
私自身の想いが少しづつ
煮詰まって美味しいジャムになるように
煮詰まって形になっていく様。
あれはどうだろう、これはダメかな?
夜があっという間に更けていくのです。


母上様、
プレゼント考える時間を来年も与えてくださいな。
それが貴方から私のプレゼントだから。


2005年05月07日(土) 今まで離婚を逃れた訳.


仕事初めて1年位の春のこと
友人の実家が在る群馬へ出掛けたときだった。
その友人が「よく当たる占い師なのよ」と
私を紹介してくれた。

よくある喫茶店の店主だったが
インパクトのある女店主だった。
なぜか体格には似合わず、
ふくよかな彼女の手と
そしてあの彼女の「助言らしき言葉」とともに。

顔相、手相、名前と生年月日を
総合的にみてはぽつりぽつり話してくれた。
いろんな話をしたにも関わらず覚えているのは、

「相当寛容な男の人ではないと、
 貴方を支えきれないかもしれないわね。
 そんな出逢いがなければ離婚を繰り返すことになるかも」

離婚を繰り返す
・・・その言葉だけずっと心の隅に残っていた。


結婚して喧嘩も嘘もすれ違いも経験してきた。
好きでも憎んだ事もあったし
好きでも辛い事を乗り越えなくてはならなかった。
離婚の言葉も頭を掠める事もあったけれど
声を掛け合って、1日の終わりにお茶の時間を分け合う
そんな夫婦にやっとなれた気もする。

占い師の「離婚を繰り返す」ということを
経験しなかった訳は、
私の独り善がりな人生を
すこし他の誰かと分け合う事が出来たおかげだ。
主人と家族と付き合った人達と
積み重ねた時間の経過の流れのような気がしている。


2005年05月03日(火) 透明の糸の端を手繰って.


ここにいて確かめられる
そういう場所というのは
ネットも在る意味
そういう場所なのかもしれません。

ずっと続ける事は出来ないとわかっていても
此処に記してしまうのは
「私が此処にいるよ」の証と
時折覗いてくれる人達のおかげだと思っています。

あの人が見ていったかな
この人は来たね
と気にはなるのですが
それは続かなくなりますね。


透明な糸というのは
見えないということではなくって
丁度良い距離でいられること
なのかもしれません。

いつか知ってほしい、
どこかで思い出してほしい、
そしてふと私を見つめて
あなたが微笑んでくれるように。


2005年05月02日(月) 透明な糸の行方


ネットで繋がった相手が
恋愛して結婚してその後子供が生まれて
そんな幸せな風景を見届けてしまう
そういう環境が此処はある。

先日ふと見たサイトがそれであった。
数年の風が吹いたんだなぁという
実感が沸いてきた。

幸せに過ごしていく彼を見つめて
私は何も言わず立ち去った。
それが一番だと思うから。

お別れした当初一方的な理由に
混乱する私もいなかった訳ではない。
涙は誰も居ないところで
怒りはどこか彼方へ葬るしかなかった。

これからも彼には逢わないで
過ごす時が続くだろう。
それでも時折私の事を思い出してくれるだろうか、
いや思い出せない位の幸せを
彼は掴んでいる筈だ。


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