Sparkle
by RenA



 ○CHANCE☆

望んだ永遠は手に入ることなく
哀しいものは増えていくけれど

きっともう会うことの無い人
その顔も名前も
窓から見下ろした白い雲の下

もう一度あの曲を聴かせて欲しくて
また手をつないで連れて行って欲しくて
でもあの人は
窓から見上げる晴れた空の向こう

ずっと会ってないあの人
君ともあなたとも呼べなくって
もう夢の中でさえ会ってくれないんだね
記憶の中で永遠に
窓から見えるこの世界にまだ居るのかな

想いを馳せたら
子供の頃に戻ってゆくみたい

幼かった日々に
望んだ永遠は手に入ることなく
哀しいものは増えていくけれど

このまま明日を続けてゆくのなら
いつかこの空の向こうあの雲の下のどこかで
会えるといいね

願っている限り
終わりはまだ遠いから


I have a chance to see you again...

2002年07月31日(水)



 Nights

自分自身を内側から傷つけた
身体まで悲鳴をあげ出した夜
真っ暗闇が怖くて
明日が見えなくて泣いた

このまま永遠に目覚めることなく
今日明日という時間の輪が
僕の中で止まってしまうこと
ほんとうに怖くて泣いた

けれど泣きながら顔を上げた
明日を迎えたいと思えるなら
次の朝をと願えるのなら
私はもっと月の時も超えてゆける

闇に包まれれば泣いてしまう
そんな私でもね
今ここに立ち上がり
光の中この詩をうたえる
それだけはウソじゃない
Everything must be all right
いつだって君が居てくれる
whenever I can trust you

Never cry like I did
these nights 'n mornings
Don't let the tears
catch your feelings in dark
Have a cry to forget the nightmare

Everything must be all right

2002年07月22日(月)



 ○No home

並んだ自動販売機 人の波を誘う看板
無意味な暗い電灯 家屋から暖かな光
置いてけぼりの子犬にはちょっと眩しい
街の明るさを反射してしまいそうな
涙に濡れた顔を伏せて歩いた
あたしは黙ったまんま拳を握り
顔を伏せて罪びとのように歩いた

海に落ちたサカナタチのように
一人で生まれ 親も知らずに
一人で生きて 自由気ままに

そうしていつか君だけに
君だけに出会えていたのなら

ここは心休め羽を広げる
そんな場所だなんて誰が言ったの
こんなところでじっとしている悔しさを
晴らすためいつも旅に出る
足を汚しても腕に傷がついても
血を吐き汗を飲みくだしながら
それでもお願い この道を一人で

空を駆けるワタリドリのように
朝日へ飛んで 振り返らずに
夕日と飛んで 帰る場所無く

そうしていつか君だけを
君だけを求めていられたら

2002年07月04日(木)
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