日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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| 2004年06月30日(水) |
外へ出てみなきゃ、出逢えないってこと。 |
今日はお休みでした。
夜は、職場のひとに誘われて、ゆずのライブを観に行くことになっていました。
せっかくのお休みだし、セール前ではあるけれど、ちょっと早めに出かけようかなと思っていました。なのに。朝はふつうに起きたのですが、ふと気付いたら午前中まるまる寝てしまって、お昼、１２時、目覚めました。
なんかじっとり、蒸し暑いし。ちょっと汗かいちゃったし。きもちわるいな。しかも、ゆず、レインボーホールだしな。遠いな。もともとそこまで好きではないし、行くの、ちょっと面倒になってきちゃったなぁ。
ダメな方向に、わたしの脳みそが回転し始めました。
いかんいかん！これではいかん！
こういうときはまず、着替えよう。よれよれのTシャツは脱いで、なにか可愛い服！
そうだ、ワンピース！ワンピースってぱっとかぶるだけで、スカートがひらひらできて、たのしいし、嬉しい。乙女気分になれる必須アイテムだと思います。しかも今日は、ブルーのギンガムチェックのにしちゃいました…これ、最初お店で試着したとき、あまりの爽やかさと、女の子っぽさに、あぁーわたしまたこんなの着たら、バチが当たるんじゃないか…もう大人なんだから、こんなの着たらダメなんじゃないかと、思ったのだけど、結局買った（笑）。
そしてお化粧だー！たいした顔じゃーないのだけどね、化粧はしないとね、醜いでしょう。外へ出る気も、やっとふくらんでくるのです。
そうして午後３時頃、家を出ました。うーむ、中途半端な時間です。
こういうときはロフェルです。いや、こういうときでなくてもロフェルなんですけど（笑）。
そうしたら、今日は、行って、本当によかった。また、素敵なことが巻き起こりました。
はじめましてだけれど、会えて嬉しいひとたちにパタパタと出逢えたのです。こういう出逢いは心底嬉しいです。
しかも、その出逢えた方のおひとりが、ロフェルに差し入れに持ってきていらっしゃっていた、いわさぶろうさんのベーグルまでいただいてしまいました。ペコリへ食べに行きそこなっていたので、本当にラッキーたらないです♪チョコレートやらくるみやらオレンジピールの入ったのがすーごく美味しかったです。かぼちゃのチーズケーキ（これも好きなのですーーー）を食べたあとだというのに、ぺろり、でした。また食べたいなぁ。
まだ長居したい気分でしたが、ゆずのためにお店をでました。
レインボーホールのまわりは、なんだかお祭りのように、たくさんのひとの熱気とわくわくした笑顔であふれていました。ギター片手にゆずをうたうひとたち、ゆずのトラックの前で記念撮影するひとたち。みんな嬉しそうです。こういう光景はいいね。わたしもテンションが上がってきました。
会場へ入ると気分はますます高まります。思っていたよりも良い席だし！
気球が会場内を飛んでいます。すごいなー。
職場のひとと、そのお子さんと、その子のお友達と、っていう不思議な組み合わせの４人でしたが（わたしがそこにいていいのか、と。思いつつ；）、みんな同じにラジオ体操をして、手拍子したり、踊ったり。わたしはライブハウスが当たり前みたいになっていたけれど、こういうのも楽しいね。それにきっと、ゆずは楽しませ上手ですね。うたも、正直そんなに聴いていかなかったのですが（わたしは他のバンドでもライブ前の予習って特にしないので）♪僕の漫画の主人公は〜、とか、♪さよならバスは〜、とか、♪きょうは昨日のかなしみも〜、とかね。みんな好き。
途中C-C-Bチックになったり、ブラバンぽくなったりも面白かったね。
スマイルのうたも可愛かったね。あれは悠仁に胸キュンでしょう。
“夏色”をやってくれてよかった。あれ聴かないと、帰れない（笑）
朝はあんなにダメな気分だったのに、今日のお昼からのこと、いろいろ思い出したら嬉しいことばかり。やっぱりぐーたらひきこもっているのは良くないなぁと思いました。なんでもいいから、出ていかなくちゃー。
そういえば、前にメガマサヒデくんのことを書いたでしょ。メガくんのロックは“愛”だと思うって。そうしたら、やっぱり、メガ氏本人が「パンクとかなんとか、激しいのや、いろんな音楽のスタイルがあるけれど、あんなもんは、みんな“愛”をうたってると思うんですよ。だからボクも、“愛”を歌いたいんです」みたいなことを、わーっとおっしゃってられるのを、テレビで見ました。やっぱり、まちがってなかったね。よかった。
昨日皆川明さんの講演会で、会場へ入るまで長い長い行列だったのですが、その行列に我慢して並んだおかげで校内の掲示板に貼られている、ムーミン展のポスターに気が付きました。
あ、ムーミン、そういえばもう始まってるね！
ていうか、もうすぐ終わっちゃうんじゃない？！
というわけで善は急げです。行ってまいりました。おかざき世界子ども美術博物館にて開催中の、トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」。もちろん、北欧ワッショイ乙女なひとみちゃんとです。
入ってすぐに、トーベさんの若いころや、来日されたときの写真がたくさん展示されていました。細くて、きれいなひとだなぁ。一緒に写っている子どもたちや、岸田今日子にも興味津々で見てしまいました。晩年の写真もとても素敵です。すごく優しそうな瞳なのです。
作品は、挿絵でない油絵も多く観れました。優しい、女のひとらしい絵でした。自画像が好きでした。『不思議の国のアリス』の挿絵がもっと観たかったなぁ！
ムーミンや雑誌『ガルム』の表紙になると、描き方がまた全然違うし、ムーミンコミックスの前後もまた違うしで、比べてみたり。本を読んでいたのでどんなタッチの絵なのかは知っていたけれど、ほんとに細かくて、ぱっと観ても素敵だし、すみずみまで観るのもいろんな発見があって面白くて。
ムーミンはキャラクター数も多いしねぇ！みんな個性的で普通でへんてこで。まるでわたしたちみたいに、様々なひと（？）が出てくるの。それを描くトーベさんは、そんなひとたちを、描くことのできるひと、なのだから、相当にやさしくて、あたたかで、チャーミングな方だったのじゃないかしらって思います。わたしの推測。
色の使い方も好きなんだよなぁ。
そうそう。ムーミンママは、わたしの理想の女性です。
でも出てくる女の子みんな可愛いよね。いろんな子が出てくるけれど、読んでいるとみんな気持ちがわかるもの。きゅんとしたりします。
それにしてもー、おかざき子ども美術館は遠い！
見合という駅から、バスでもあるかと思いきや、ないので、ひたすら歩きました。行きはまだ元気だったけれど、蒸し暑かったのでよけいに疲れた気がします。
なんかね、道端に小鳥が死んでいたりさ、変な光沢のとかげが出てきたりさ、モランがいそうな森があったりで怖かったりさ。
でもひまわり畑もあったし、クジャクのいる保育園もあったし、畑の真ん中の細い道を歩くのも楽しかったし、等間隔でどこまでも並ぶ電信柱も心うたれる美しさだったし（写真撮りたかったな。フィルムきれてて残念、ちょっとminaのファブリックを思い出したりもしたのでした。）、疲れたなりにいろいろ発見もあったので楽しかったです。
とか言いながら、次もし行きたくなったときは、車乗れるひとにつれてってもらお（笑）
もう。幸せったらないです。
なんと強烈な１日だったことか。わたしのまわりを、“素敵”の嵐が巻き起こりました。
本日はわたくしの誕生日でありました。もう別にどうでもいいっちゃーどうでもよくて、ついにウ゛ァンサンカンだしめでたくないし、ダーリンもいないし、いつまでたっても何にもかわらない、かわれない、きっとずっとわたしはこうなんだろうなぁって、思います。
でも思いたくない自分もたしかにいるし、誕生日も、本当は誰かに祝ってほしいし、何でもよいからちょっとは良い日になったらいいなぁって思う。
でももう子どもじゃないのだし、毎年そんな素敵なことにはならない。昨年だってふつうに仕事をして自分でケーキを買って帰ったんだった。
ところが今年は、すごかった。
大切なお友達のひとみちゃんとミカちゃんとで、なんとなんと憧れの皆川明さんの講演会へ行き、皆川さんも、長江青さんもお会いすることができ（きゃーきゃーきゃー。実際は遠くから見ただけですが、「会った」と言わせて下さい。笑）、わたしたちのこれからのためにも、ものすごく大切なお話をたっぷりと聞き、ミナの展覧会ももう一度観て、再びうっとりし、その後ひとみちゃんとロフェルへ行き、ロフェルへ行ったら素敵なボタンのシャツを着た後藤さんが誕生日を覚えててくださり（なんか申し訳ないですって思っちゃうよ；）、大好きなメロンケーキにちいさなろうそくが！ひとみちゃんがハピバースデをちいさくうたってくれて、ろうそくを吹きけしました。こんなの何年ぶりだろう。どきどきした。嬉しくてどきどきしました。めまい。後藤さん、ありがとう。ひとみちゃん、ありがとう。どれだけ言っても足りないよなぁ。そうしてたっぷり、ひとみちゃんとおしゃべり。ロフェルの時間はあたたかでゆっくりで、とても心地がよく、ずっとこんな時間が続けばいいのになぁと思ってしまうほど。雨も降ってきて、いよいよずるずるしそうでしたが、でも！わたしたちにはまだ、残されたイベントがあったのです。それはk.h.iのイベント“おいしい音楽”というもの。気になっていたお店の、The CAFE/eat salonで、おいしいスープにフィールアットイーズのデザートに、素敵な音楽！ここではひとみちゃんの知り合いのかわいいふたりの方にも出会うことができ、わたしのちょっとだけ顔見知りの方にもばったりと出会い、少しお話できたり、k.h.iのkakさんとも少しだけお話することができ、これもまた本当に嬉しかったです。（お土産にCDを戴けたのですが、kakさんが本当に１枚ずつ作っていらっしゃるのだそうです！もうびっくり！すごいなぁ。今も聴きながら書いていますが、すごいです。ピアノのクラシックとか入っていて驚いたけれど、それが本当に素敵なのです。６月の雨やあじさいの色によく似合うしっとりとした音楽。びっくりする。kakさんのこのセンスってどうなってんのかしら。わたしはk.h.iから、すごくたくさんの憧れと素敵を得ています。まちがいなく。）家のお土産に、フィールアットのデザートを３種類とも持ち帰りにし、嬉しい１日は終わりゆくかのように思えました。
ところが！その帰り道です、伏見の駅で、「にゃーんた」とわたしを呼ぶ声。なんとご近所の幼なじみの友達にばったり！やー、おっかしいの。なんでこんな時間に会うわけ？って、彼女は堂島くんのライブ帰りだったそうです。おもいがけない出会いは嬉しいもの。それが更に！地下鉄を待っていると、あれっ！？「わーっ涼子ちゃん！ひさしぶり！」って、もうひとり来たよ友達が！彼女は短大の友達。彼女も堂島くん帰り。なんなんだ今日は！嬉しすぎるよ。おかしすぎるよ。わたし友達少ないんだよー（*o*;）、それがこんな、たった１日で、こんなにたくさんの人に、会えて嬉しいひとばっかりに、出会えるなんて。
もうね、嬉しいので、気持ちがふくれあがって、満腹！いっぱいです。
そういうわけで、個人的感情ではありますが、この日、出会えたすべてのひとにありがとうを言いたいです。感謝。わたしはほんとうに幸せだと思いました。
その他にも、メールやお手紙をくれたひともありがとう。
まだまだまだまだ、もう、なんていうかさー、今日出会えたひととか、祝ってくれてありがとう、とか、もちろんそういう気持ちもいっぱいなのですが、今まで出逢えたすべてのひとに感謝したいです。そんな想いです。
わたしは２５歳も、めいっぱいきょろきょろして、たっぷり呼吸をして、背筋のばして、いきいき生きていきます。こーんなすばらしい日もあるのだから、がんばるよ。わたしも誰かにとって、会えて嬉しいって思えるひとになれるよう。あーあーあーもう、よけいなことは考えないで、自然に自然に。ね。みんな大好きです。
| 2004年06月24日(木) |
『リアリズムの宿』そしてトリピー |
木曜日は映画１０００円の日！
なので今日行かなければきっと行かない気がしたので、『リアリズムの宿』を観にシネマテークへ。
今の職場を選んだ時、帰りにシネマテークへ寄れるじゃん！なんて考えもあったわけですが、実際仕事のあとっておうちへ帰りたくなることが多くて、あまり行けていません。
でもシネマテークはいいなぁ。行くとやっぱりいいなと思うのは、まず待合所のせいでしょう。あの窓から見える景色、空気、とても好きです。今池というごちゃごちゃした街を静かに眺める感じ。あそこでパンをかじりながら、次の回がはじまるのを早くから待っているのが好きなのです。
そんなことはともかく。
今日は『リアリズムの宿』を観にきたのでした。
監督山下敦弘。原作つげ義春。音楽くるり。主演長塚圭史、山本弘司。
なんの派手さもない映画です。
鳥取県のさびれた温泉街を、東京からやってきたさえない男ふたりが旅をするという、なんともたんたんとしたストーリーといえばそのとおり。
でもねー、ホントにおっかしくて！
なんというか、「えぇーっ」て言いながら、笑ってしまう場面がいっぱいで、なんだこの映画はーと、驚いてしまいました。つげ義春の世界に、こんなにも驚きと笑いがつめこまれているというのがものすごく新鮮でもあったし、画の見せ方とか、すごく面白いの。これが噂の、山下監督かぁ…。
笑うだけでなく、観終わった後の、自分の中に残る、この気持ちのあたたかさもまた良いもので。
�気舛腓辰箸擦弔覆ぅ蹇璽疋燹璽咫鹿兇函▲船薀靴砲禄颪い討△蠅泙靴燭�、せつないというのとはすこし違うんだよなぁ。
やっぱり人間って、いろいろ面倒で大変だけれど、それでもどうしても愛おしくてしょうがないものなんだよなぁ、というのが、この映画でいちばんわたしが感じたことです。うっとうしくて、面倒くさくて、かっこわるくて、ちっとも素敵になれない、あいつもこいつも、みんなしょうもねー、だけどもひとが好きなんだよなぁ。
くるりの『家出娘』という曲、この前のライブで聴いて、またすごい静かにインパクトのあるうただわ、と思っていたのですが、この映画のだったのですね。ぴったりでした。
そして、島根県が舞台ということで、島根県のPRキャラクター、トリピーというのを戴きました。めちゃめちゃかわいいの！もうわたしはトリピーに夢中です。
例の待合所に、かごの中にいっぱいトリピーがつめこまれていて、“ご自由にお持ち下さい”と書いてあるので、お客さんは皆おもわず足を止め、おもむろにトリピーを手にとり、ちょっと見つめて、そっと鞄にしまうのです。その様子がまたなんともおかしくて〜。
次々もらわれていくトリピーを見るたび、あぁ、トリピー、あんたもおかあさんみつかってよかったね、よかったね、って、わたしは心の中でつぶやいていました（笑）
今年もロッキンフェス、やっぱり行く気でいましたが、今日職場で「井上さん、８／７、あるからねー」と言われてはじめて気付きました。そうだ仕事…！どうしても仕事が休めないときと重なっていたのでした！
がびーん。ショックです…。うかれて、うっかり、でした。
あーあー、頭の中ではどう動くかってイメトレも開始されていたというのに。
YO-KINGと花火を観ようと思っていたのに。
まぁ、ね、チケット買う前に気付いてよかったですけれど…。
でも、一緒に行こうと言っていたmidoriさん…本当にゴメンナサイっ！！！
昨日の台風は本当にすごかったなぁ。
わたしが帰る頃にはおさまっていたけれど、携帯電話のメールを見ながら歩いていたら、倒れかかっていたモリゾ−のような木に激突してしまいました。恥です。
他にも、外は傷だらけといった感じでした。恐ろしや。
そして今日はものすごく暑かったでしょう？帰ってきたら体がだるくて、夏バテっぽくなっていました。ははは…。
わたしは毎年、自分の誕生日が近付くと、決まって体調を崩すのです。気をつけなきゃ。
先日、山本祐布子さんの作品集『旅日和』を、本屋さんで観ました。何とはなしに手にとったわけですが…観てしまった！観ちゃった！わー！
今までどうして観なかったのかわからないのですが、別に避けていたつもりは全くなく、たまたま観ていなかっただけだと思うのだけど、とにかくがびーんときました。それは、ものすごくシンプルできれいな、切り絵の作品集だったのです。かるくパンチくらったような気分です。ショックです。切り絵という方法で、こんなにも素敵な作品を出しているひとがいたなんて。
そりゃあね、わたしのやってることなんて、ただの自己流の、自己満足で作っているだけだから、山本佑布子さんにかなうわけがないのだけれど、切り絵で、こんな素敵なのがすでにあったというのがショックというか、えぇーって思っちゃって。
まぁ…いいやー。勝つべしとか、そんなことは思いません。ていうか、追いつけもしない。でも、わたしはわたしの描きたいものを、素敵に描けるようにがんばればいいことだわ。
ベイビーホルガのフィルムをいつもと違う写真屋さんへ現像に出したら、写真のサイズが小さくなっていました！これはこれで素敵！
ちょっとこの写真、佐内正史っぽい〜とか、勝手に思ってほくそえむわたくし。愚かです。楽しいから許して。
髪を切りました。最近長めが多かったので（と言ってもちょびっとしばるくらいですが…）、短くしたくて。可愛くしてもらいました。えへへ。また今までとは違う感じ。
美容院て、なかなか自分にあうお店を探すのって大変だけれど、わたしが今行っているお店は大好きです。わたしの担当してくださっている美容師さん、すごいなーっていつも思います。このひとの手、欲しいなぁ。そしたら毎朝素敵にしてもらえるのになーとか、やってもらっているとき、いつもぼんやり思います。
美容院のお隣が本屋さんで、なかなか素敵な品揃えの本屋さんなので、つい立ち寄っては長居してしまいます。今日の立ち読みは…、
『BRAVA!』。�気�となの浴衣�兇離據璽検△垢瓦�素敵でした。わたしもあんな浴衣が着たい！
『BRUTUS』。ブックハンティング特集、興味津々。
雑誌ばかり増えるから買わなかったけれど。でも『BRUTUS』は買おうかなぁ…。
『BRUTUS』と言えば、篠山紀信の『人間関係』が、３冊の本になって発売されていました！これ、すーごい面白い！見入ってしまいました！
買ったのは、佐藤雅彦さんの文庫版『プチ哲学』。実はまだ買っていなかったのです。あは。
母が留守だったので、わたしが夕飯を作ってみました。
根本きこさんの本をもとに！、豚そぼろ丼。
おいしかったですよ。うん！！少なくともわたしは、おいしく頂きました。
そぼろと言ってもひき肉を使うのでなく、かたロースというのを（あまりよくわかってないです、ハイ；）たたいて粗みじん切りにする、となっていたので、その通りにしましたが、途中で疲れてやめたため、お肉が細かいとこと、そのままのとこと、ごちゃごちゃになってしまいましたが、まぁいいじゃんってね。あはは。てきとーてきとー。
あと、レタススープ。中華スープの素でつくる、前に料理教室でやったもの。簡単だったからこれにしたのですが、これは料理教室でやったときの方がおいしかったなー。ぶー。
まぁ、徐々に、上達できればよいでしょう？
でも、どれもがあったかく頂きたいので、同時進行で作ってみたのだけれど、すんごい疲れました。あー。おかあさんってすごいなぁ。
愛知万博に、『となりのトトロ』のサツキちゃんとメイちゃんの家を作るそうです。
映画と同じに、作るのですって！！！
はじめて万博行きたいと思いました。
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ゴーイングステディの『青春時代』を買ってしまいました。
こないだの銀杏boyzのライブ以降どうしても気になってしまい。頭の中まわるし。それで買いました。
しかし買うのに勇気いりました、だってこのジャケ（主に裏）！、帯！
欲しいんだけど…どうしよ…うぅぅ…、とかなり長いこと、タワレコ内をぐるぐるし、あ、そうだ、キンカウィズアヨーンも欲しかったんだ！と思って、一緒に買いました（苦笑）。
買ってよかったです。やっぱり良いです。
ゴイステもキンカも。どっちも好きなんだよーわたしは。
キンカはすこぉし、あまぁい、なぁ、と思ったけれど聴くにつれよくなってきました。
ゴイステは、聴いていると、あのライブがよみがえってきて、なんともいえない、あの胸しめつけられる感じが、ぼやん、とするのだ。
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『リンカラン』の新しいのが出ていたので立ち読み。
YUKIのHOW TO 抱きしめ がよかったです。YUKI可愛い。本当に可愛い。いいなぁ、あの顔。羨ましい！
ニコっと笑ってだきしめよう！（YUKIのまね。エレラブ。笑）
| 2004年06月17日(木) |
アルネに佐藤雅彦さん |
大橋歩さんの雑誌、『アルネ』の新しいのが出ました。わたしはこれを待っていました。なぜなら佐藤雅彦さんの生活が、いちばんの特集なのですから！
佐藤雅彦さんが大好きです。なぜって、軽やかに天才だから。
もう、本当にかっこいいです。佐藤さんのかっこうよさはYO-KINGに通じるものがあります。
佐藤さんの仕事はいつだって、さらりとすごい。さらりとハッピー。
どれもなんともツボをついた、そして的を射たものばかりで、なおかつ気持ちが良い！可笑しい！可愛い！のです。たとえば『ピタゴラスイッチ』を見ていても、いつも、あの着眼点はどこからくるのだろうって思ってしまいます、ささいなことなのだけれど毎回すごいし、毎回可笑しくて笑っちゃうし可愛いんだもの。
そんな佐藤さんの�桔佑�好きでしょうがないもの�兇箸いζ箪犬任后６縮�深すぎて、ちょっと物足りないほどでした（笑）。え〜もっと見たい！って。
それにしても、お仕事場とご自宅を見せて頂いてあるのですが興奮！やっぱりすごかった！家具のひとつひとつがその部屋や用途に合わせて作られたものばかりで、どれもがきちんと、その場にぴったり来るようにできている。そのぴったり具合が、またなんとも佐藤さんらしく気持ち良いのです！なかなかそんなふうにできるものではありません。
でもトイレの壁に一列に並んだ小さな棚や、みんなにばらしてしまっている秘密のテーブル、秘密の金庫なんかは、意味があるのかないのか…、真面目な顔しておちゃめというか、そこがまた、佐藤さんらしくて好きなとこなのですが。
大橋さんの「だって佐藤さんってなんかとんでもなく普通の人ではないのですもの」という言葉がおかしかったです。
あと、佐藤さん、顔も好き！！
この世界には、素敵なひとがいっぱいだ。
ステキング！ステキング！
今日は午後から半休をとって、ミカちゃんと名古屋芸大のミナペルホネンの展覧会へ行ってきました。
待ち合わせをしたミカちゃんは、何か素敵な指輪をしてらっしゃいました。じーーーっ。見入るわたし。ミカちゃんがバス停で偶然一緒になったおばあちゃまがしていらっしゃって、「素敵なのしてらっしゃいますね」と声をかけたらくださったのだそうです。「いっぱいあるのよー」って。そのおばあちゃまが作ったのですって！すんごい可愛いの。どんぐりの帽子にちりめんで作った小さな玉がお花のようにつまっているの。
はい！今日のステキング一人目！指輪のおばあちゃま！
ミカちゃんが二つしていたうちのひとつ、わたしも頂いてしまいました。嬉しい。素敵のおすそわけ。
徳重へ向かう電車の中でわいわいわい。ミカちゃんが見せてくれた、素敵なポストカードの数々。岡村慎一郎さんの絵です。ぅっわー。ぅっわー。なんて可愛らしいの！これ描いてる方、頭の中どうなっていらっしゃるの？！と思うほど（もちろん良い意味で！）本当にキュートなのです。まいりました。はい！今日のステキング二人目！
芸大に到着し、早速展覧会の会場へ。
まず目にとびこんできたのは、鮮やかな黄色の�汽織鵐丱螢鶩兇離魁璽箸肇┘奪哀船Д◆�ようこそ、と、わたしたちをお出迎えしてくれているかのようです。素敵！ステキステキステキステキ…ドキドキドキドキ…はぁぁぁぁ…。溜息もドキドキしながら。
なんだかもう、このバッチを作っている、この木になりたいよね、とか、この、ボタンになりたいよね、とか、会話もおかしいですけど、わたしはちょっと本気でそう思います（笑）。どこからこんなふうなアイデアがうかぶのでしょう。ファブリックの数々を観ているだけでも圧巻ですが、それらがお洋服や、バッグや、様々な形の製品になったものが、また見事に美しいというのが素晴らしいです。
「口笛吹きながら疾走する。そんなふうなデザインをしたい」という皆川さんの言葉。本当に、そんなふうにかろやかに、どこまでも素敵なものを、これからも生み出していってほしいです。そうして、わたしたちをどきどきさせ続けてほしいです。
本屋のポケぱんで、『皆川明の旅のかけら』を載せたときにもウエディングドレスに着たいと書いたけれど、ウエディングドレス着れなくてもいいからさー、大森仔佑子さんのスタイリングで、ミナを着てみたいものだなぁ。あぁもうなんて贅沢なこと言っているのでしょうね。あはは。
はい！もうもちろん皆川さん、今日のステキング３人目！大キング！
わたしたちは今日は、美大生になりすまし（？）、学食なんぞを食べ（もりもりのからあげ定食。何にされますかーの問に声をそろえて「からあげ！」と答えたのにも笑いました）、校内を散歩し、西春の町もつっこみつっこみ、笑いながら歩き、とっても暑かったけれど、とっても楽しかったです。もーミカちゃんもステキングだな。可笑しいし、可愛いし。だいたい『ビッグフィッシュ』を４回も観に行っちゃうなんて、それだけでもう、ばっちりステキングです。お手紙たのしみだよ。
わたしも、ステキングの仲間入りできるよう、ステキングへの道を突き進む所存でございます。エイエイオー！
はい！なんだかんだでわたくし、ライブばっかり行ってるみたいですね（笑）。
本日はくるりでございました。
整理番号が早かったので前へ行こうと思えば行けたけれど、つぶされるかなと思って、また後ろへ。スニーカーを履いていないひとは、前へ行く資格ないのです（ていうか、スニーカーいい加減買わなきゃな…）。だってすごいひと！うしろまでびっしり！この前のSET YOU FREEよりすごい。
始まってまず、キーボードのひとに目がいきました。どうしても目がいきました。
あれ？
あ、れれ？
あれれれれれ？！
堀江くん？！
そうなんです。なんとキーボードが堀江くんだったのです。（ニ−ル＆イライザ。どうなってるんでしょうか…？）気付いたときはちょっと興奮で、まわりのひとに、ちょっとアレ、堀江くんじゃない？！とか言いそうでした（笑）。だってわたしのB型の王子さまですものまさかくるりで会えるとは思いもしませんでした。岸田くんも「僕の敬愛する堀江博久大先生です」と紹介して下さりました。
も〜〜〜久々に見たけれどやっぱりかっこよすぎ！！しまったなーやっぱり前にいればよかった。堀江くんのピアノはかっこいいんだから！ピアノだけじゃないよーギターだってかっこいいし、うたったってかっこいいんだよーあーっ。どきどきしちゃった。照明さん、もっと堀江くんに光を！とか思っていました（わはは）。だってもっとよく見たかったんだもの。
初めてライブで聴けた大好きな「ばらの花」が、堀江くんのキーボードていうのは、本当に嬉しかったです。
それはさておき（笑）。くるりです。
よかった。行ってよかった。昨年から何度かくるりは観たけれど、ちゃんとワンマンで観るのは、実は初めてです。
『アンテナ』の曲はもちろん、「GO BACK TO CHINA」や「トレイン・ロック・フェスティバル」「GUILTY」もやりました。どれも好きな曲です。
「ワンダーフォーゲル」も！ハローもグッパイもサンキューも言わなくなって、こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いてく。このサビのとこは、何度聴いても好きです。あぁー。
「WORLD'S END SUPERNOVA」も！ドゥ−ビードゥビダダドゥースタンバイしたらみんなミュージックフリークス。よく自転車をこぎながらうたう曲です。もう、ライブで聴けるなんて最高。ダンスだ。ミラーボールもまわっていました。
『アンテナ』ではやっぱり、「HOW TO GO」でしょうか。「Race」でしょうか。なんというか、独特のくるり節が効いた曲がとくに好きかもしれません。
４人の演奏しているのが、後ろにいると全体よく見えてとてもよかったです。クリストファーなんて片手でマイク持ってうたいながら、片手でドラム叩いてるし。大村くんのギターもいいし、佐藤社長のコーラスも好きだし（ベースよりも。笑）、岸田くんはやっぱり、ちょっと気狂いじみてうたうのが、わたしはすごく好きです。口がばかでっかくあいてぅわーとなっているとき。かっこいい。あとギターを弾いている姿もかっこいい。首がいいよね（笑。なんか変かな）。
あぁ、これもわたしの好きなロックンロールだって、気持ちよくなってゆらゆら揺れながら、思うのでした。単純かなぁ、すぐに感動してしまう。ついこの前まで言っていたキングやメガくんとは全然違うのだけれど、くるりも好きなんだもの。
そうそうそう。クリストファーのMCが素敵でした。マイクを持って何を言うかと思いきや、
「 スゴイ ネコ、 スゴイ イヌ、 ダメ タマネギ！ 」
。。。
あと、わかちゃん。連絡を待っていたのだけれど、何もないし、よかったのかな。連絡先も聞いていなかったので、どうしていいのかわからなくて、開場したら入ってしまいました。ここを見ているかわからないけれど、どうすることもできなくて、ごめんなさい。
| 2004年06月13日(日) |
SET YOU FREEというイベント |
フラカンとYO-KINGが出るというから、行ってきました。
本当は迷っていました。ひとりだし、対バンが多いから待ち時間もつらいし、終わるのも遅くなるし。
でもまた、フラカンはともかく（笑）、次いつ倉持のライブを見れるのかわからないと思ったら、チケットを買ってしまいました；
それに他に出るバンドというのも実は気になるひとたちだったのです。メガマサヒデ。銀杏BOYZ。
会場に着くと、そこにいる大半は銀杏BOYZ絡みのTシャツを着た若者たちだと思われ、そんな中でセントジェームスの青白ボーダーシャツのわたしは、後ろの1段高いところから、少しどぎまぎしながら観ていました。若者たちは怖いんじゃないか、とか思いながら（笑）。実際そんなことはないんだけれど（笑）
でも行ってヨカッタです。すごかった。強烈でした。家でのんきにテレビ観ている場合じゃなかった。
だから今日は、ふたりの若い、衝撃的なミュージシャンについて。
まずメガくん。
メガマサヒデは、ギター１本弾き語りスタイル。シンプルなのにこうも強烈なのは、やっぱり彼のうたもだけれど、その存在力。なんかもぅ、しゃべりもおっかしくって、笑っちゃったりしたけれど、素晴らしかったね！すべてから、俺はこうなんじゃいっ！てのがぶわぁーっと出てらっしゃるのだけれど、それがねぇ、どんなに毒や皮肉をうたっていても、愛あふれるものになってしまうのです。
ロックンロールにはせつなさがなくちゃだめだって、前からわたし言っているけれど、それよりもまず先に、ロックンロールって愛なんだということにあらためて気付きました。だからわたしは好きなんだな！これに気付いたことは今日の大きな収穫です。メガくんのおかげです。
メガくん、「北の国から」までありがとう（笑）。
でも、どうか死なないで。メガくんは、うたいつづけなくてはいけないひとです。
銀杏BOYZミネタくん。
実はあんまり好きじゃないかと思っていました。
若者がいかにも好みそうな、何か、わたしの苦手な匂いのうたをうたってらっしゃるのではないかと。ゴーイングステディの曲もCDも聴いたけれど、そこまで感動しなかったし、ライブも昨年のロッキンフェスのビデオを観たけれど、あれだけでは、どうしてああなってしまうのかがわからなくて。
すごいというのは、何がすごいのか。
パーマ頭でなくなったミネタくんは、もともとかわいらしい顔がまたかわいらしくなっていました。でも上半身裸の胸に「平和」と書き、目の下を黒くぬっていました。
殆どのお客さんがもう待ちきれなかったと言わんばかりにごうごうとうごめき、１曲目「青春時代」のイントロが始まると、大きく叫びます。そしてミネタくんはわたしたちに背をむけ、手を上にして、パっと紙吹雪ちらせました。その時のミネタくんの背中は、ものすごく綺麗で、尊くて、まわりの雰囲気にもおされたのかどうか、わたしは少し涙がでました。
彼らの、ひとつひとつがすべて。こんな日記じゃわからないと思うけれど、優しさも寂しさも怒りも全部がぶちこまれている、つきささってくる、そんなふうでした。すさまじいのです。ぐっちゃぐちゃになっていくステージ。でも優しい優しいの。知っていたけれど、知らなかった！びっくりしたな。いつもこんなライブをやっているの？すっごいな。やっぱりちゃんと自分で見なくちゃダメだ。本当にこれ観て何も感じないひとはどうすりゃいいかな。
ここに来ている若者たちは、本当は何が正しいんだって知りたくて、ここへ来ているのではないかと思う。というか、自分の想いや感情を、信じていいのか確かめたくて来ているのかもしれないなぁ。彼らにとってミネタくんの言葉だけは、この世界で確かに信じられるものなのだ。
ミネタくんも、どうか死なないで。ミネタくんは、うたいつづけなくてはいけないひとだ。
最近よく思うのは、わたしももうすぐ２５歳になるけれど、いったいいつまで、こうしてひとりふらふらと、ライブハウスへ出かけるかなぁということ。だんだんみんな行かなくなっていくのかな。あの時一緒に観たひとたちは、みんなどこへ行ってしまったのだろう。
そうしたらおんなじようなことを、ミネタくんも言っていました。
ミネタくんはわたしと２つしか歳違わないし、メガくんも、どうやら１つしか違わないらしい。歳なんて関係ないかもしれないけれど、わたしはこんなに歳の近いひとで、凄いと思える音楽をやっているひとに出会えたことが嬉しかったし、勇気をもらったとか言うと、あんまりそんなこと言いたくないけれど、彼らがうたいつづける限り、わたしは自信をもって音楽を聴いていけるような気がしました。
フラカンもYO-KINGも、もちろんよかったよ。
フラカンらしさが出ていたし、キングも楽しい大人っぷりが、いつにも増してステキでした。
それにしても最初にキングとミネタくんがラップをうたって登場したのだけれど、アレは何だ…？可笑しかったー。
宮脇綾子さんの展覧会を観に、豊田市美術館へ。
どの作品も本当に可愛らしく、ものの形のとらえ方がすごく素敵で、勉強になりました。
なんというか、作品のひとつひとつが、どれもこれも可愛いのです！視点がいいというか、どんなちょっとしたものでも、愛をもったあたたかな視線で見ているのが伝わってくるのです。それが綾子さんであり、たくさんの人々の心をつかんで離さないとこなんだろうと思います。それに、日々をいかに丁寧に、自分の呼吸で過ごしていらっしゃったかもよくわかります。
日常なんてぼんやりしていたらどんどん過ぎてしまうものだけれど、綾子さんの日々はきっと、濃い時間の、あたたかなものだったのだろうなぁと思います。
もちろん素材の使い方も面白かったし（たとえばトマトをふたつに切った時の、中の種をレースで表現していたり！、スルメを鹿皮で作ってあったり！）色や柄の組み合わせ方など、そういった細かい所を見るのも楽しかったです。干柿屏風図なんて、圧巻でした。
本を読んでいたので、綾子さんの縫った着物の展示も嬉しかったです。
藍が好きだったという綾子さん。あちこちから集まった藍染めの生地を何枚も何枚も継いで着物に仕立ててあるのです。手のこんだことです！
玉結びをいっぱいした着物もあります。プチプチと小さな玉が規則正しく並んでいてすごく可愛い。けれど、これをひとつひとつ一人でやったのかと思うと、気が遠くなりそうです。これはもう、本当に好きだからこそできたのだろうし、こうも素敵なものになるのだろうな。仮に誰かがまねをして、同じように作ったとしても、綾子さんのほど、素敵にはなれないはずです。
あと忘れてならないのが、着物の紋として、「あ」の文字が背中に、ちょん、と刺してある。これはあまりの可愛らしさに笑ってしまいました。アプリケ作品にいつもある「あ」のサインがそのまま紋になっているのです。こんなおちゃめなユーモアのあるひとだったんだなぁ。
綾子さんの回りの品々や大切にされていたものなども展示してありました。小さな古い箪笥や、結婚前、夫である宮脇晴さんと文通をしていたときの手紙なんかを見ていたら、きゅうに胸がいっぱいになってきて少し泣いてしまいました。特に箪笥！何枚かの布地がそこから出ていて、暮らしの匂いを感じたのか、わぁ、と思ったら涙が出た。涙が落ちないように注意しながら、手紙の展示されているケースを、上からずっと覗いていました。
小さなことに、感動できる心の余裕、大きくて穏やか。
ものを大切にする心、美しいと思える心。
わたしがいつも忘れないでいようとおもっていることばかりです。わたしちょっとおこがましいかもしれないけれど、綾子さんはきっと、わたしと同じような考えを持っていらっしゃって、実際そうして生きた方だと思います。わたしはすぐ忘れて、いらいらしてしまったり泣いたりするけれど。だから綾子さんは、憧れであり、尊敬してしまいます。
遠く及ばずも、わたしも今、切り絵なんてやっています。綾子さんのように一生の仕事にできるかわからないし、全然なんのためにやってるのか、どなたかがが見てくださったとして、良いと思ってくれるのかもわからないけれど、わたしらしく、ていねいに、呼吸をするように続けていけたらいいなぁと、つよく思いました。
| 2004年06月11日(金) |
HAPPY END PARADE |
今週は残業＆他フロアへのヘルプで、わたしはうろうろしっぱなし。疲れた。
それで今日は久々に自分のフロアで仕事だ、と思って安心していたら、あらら、○○ちゃん具合が悪いの？△△ちゃんも頭がいたいの？
わたしのいるフロアのひとたちは、みんな好きだけど、すぐに体調を崩すから困る。だからもうわたし、みんなのこと心配しないことにしたよ。「大丈夫？」とか声をかけるのもいいかげんうんざり、疲れるよ。自分の心と体のケアくらい、自分でしっかりしなさい！もう大人なんだから！と言いたい。が言えない。みんながそれでも頑張ってくれてるの、わかるからね。
誰もが誰よりもいちばん悩んでる、って、斉藤和義くんが昔うたっているのを聴いたときはがーんときた。そうだよねぇ。そうなんだよねぇ。だからわたしは、わたしの悩みや苦しみなどほんのちっぽけなものにすぎないと思うようになり、実際本当にそうだと思うのだけど、今、なんかちょっと、なんにも考えずに、涙がでるほどの大爆笑でもしたい気分です。
梅雨に入ったのですね。６月。
なんとなく思いだして聴きたくなったはっぴいえんどのトリビュート。やっぱり良いな。すごくおすすめします。６月の雨の季節に。はっぴいえんどが、もちろん好きなんだけれど。今日はこのトリビュートの方ね。
これを聴いていたら、自分がちょっときれいになった気がした。雨もきれいに見えるようだ。涙が出るほど笑わなくても、大丈夫になった。さよならアメリカ さよならニッポン バイバイバイ
三越の大江戸展へ行ってきました、うまいものを求め。
しかし出逢ってしまった！いせ辰の千代紙！！
もともと紙好き（羊年生まれは紙好きって本当でしょうか？）なのですが、これも千代紙って言うの？！こんな千代紙見たことない！！
この千代紙は、なんていうのかしら、柄のひとつひとつがなんとも洒落ていて、色味や質感も、どれもどれも本当に素敵なのです。版画のように作られているのかなぁ。モチーフはいろいろで、縞だとか鮫小紋だとかそういう昔ながらのももちろんだし、マッチや傘、鳥、などをモチーフにしたものなんて、ほんっと、ほんっと、素敵すぎて、重ねて置いてあるたくさんの紙をめくるたびに、えぇーーー、って、えぇ〜〜〜って、ずぅっと言いっぱなしでした。ホントきれいだから！はんぱじゃないから！マッチのなんて、ちょっとminaっぽかったよ（笑）。
すごいなー。これって伝統工芸なのですよね。江戸の粋、というやつなのですよね。おしゃれすぎる。
風呂敷や、ハンドタオルにしたお土産品もありましたが、素敵さが半減するのでやめてほしいです。和紙だからこそ、良いのだから。
しばらくそこから足が動かなくて、どれか買おうとずっと悩んでいたのだけれど、汗をかくほど迷って、迷いすぎてやめました（A型。笑）。とくにわたしが心奪われたのは、１枚８００円くらいするので、そうも沢山は買えないし、きっと使えないので。１００円ほどのもあったけれど。
でもそのうちまた東京へ行ったときは、絶対にお店へ行こうと思ったのでした。
| 2004年06月05日(土) |
ぐっさんとku:nel論 |
この前YO-KINGが、「男版のku:nelが出てほしい」と言っていたけれど、今日ぐっさん家を観ていて、この番組は、男版ku:nelぽいよなぁと思ってしまいました。
今日はぐっさんが、ずっと憧れだったというジープに乗って、４６分テープにお気に入りの曲をつめこんでのドライブ旅だったのですが、毎回毎回、いろんなお店へ行ったり、カメラを持って散歩したり、お客さんを招いておもてなししたり、なごやでの暮らしを、ぐっさんならではの視点で愉しむのがすごく面白いし素敵なのです。
この番組を観ていると、ぐっさんて、すごくおおらかで、すべてをたのしむことのできるひとなんじゃないかなぁと思えます。愛のある。すんごい素敵。男らしいし。
だってね、ぐっさんは字も面白い字を書くし、写真もうまいし、音楽もいっぱい知ってるし実際ギターも歌もうまいし、ものまねもうまいでしょ。そういうのって、あらゆるものを愛をもって見つめることができるからこそ、できるのだと思うのです。なによりひとが好きなんだな！そういうのがこの番組を観ていると伝わってくるようで、わたしはすっかりぐっさん好きになってしまいました。
前に何か他の番組で、今までの人生ずっと、悪い時がないんですよ、ずっと楽しい！、というようなことを言っていたのもとても印象的です。
だからこの番組のぐっさんは限りなく素に近いんじゃないかなぁと、わたしは勝手に思っているし、ぐっさん、すごい良いと思うんだよなー。
なんか、ただぐっさんべた褒めしてるだけの文章みたいになってしまったけれど、YO-KINGとともに、ぐっさん、男版ku:nelにはもってこいの人物なのではないかしら？！と思うのはわたしだけ…？（笑）
| 2004年06月03日(木) |
ペコリへ行きたーいっ！！ |
あ〜、６月に入ったから、ぺコリのランチメニューも変わったな。
５月は結局行きそびれてしまったし、最近お天気も良いし、そろそろまたぺコリでのんびりしたい気分、おいしいランチをいただきたい気分だなぁと思っていたら、同じ職場のKさんが、「このあいだね、やっとぺコリへ行ったよ。びっくりしちゃった」と言うので、「ぺコリ行ったの？きゃー！ほんと？！え、びっくり？なんで？」と訊くと、「素敵すぎて。」とのお答え。素敵すぎてびっくりしちゃったんだって！Kさんは主婦ですが、本当に可愛いひと。
さっき、この前の、『新日曜美術館』をビデオで観たけれど、ピエールカルダンの特集、おっしゃれーで、面白かった。６０年代のものとか、奇抜なのに素敵で、『ポリ−・マグ−お前は誰だ』とか、思いだしてしまいました。はなちゃんも着ていたけれど、可愛かったなぁ。さすがに手も足もすらりとしていて綺麗です。
テレビで最近面白かったのは、『ETV特集』の夏目房之介が漱石を探る特集のと、『ビューティーコロシアム』。
房之介さんやっぱり面白い。そして漱石は、あまり知らなかったけれど大変なひとだー！そりゃ胃潰瘍で死んじゃうよ。
短大の頃を思いだしました。たぶん漱石やっていたひともいただろうけれど、わたしには漱石は手におえないなぁ（苦笑）。短大の、お世話になったゼミの先生のことも思いだしました。先生の部屋はとてもわくわくする空間でした。一見怖そうだけれど、話しをよく聞いてくれて、冷静で的確で、あたたかで、気になる本がいーっぱいで、房之介の本もあったよなぁ。わたしの論文は、まだ先生の部屋にあるだろうか。なんてぶつぶつ言っていたら、母が「時の挨拶くらいしとかないから！それくらいしておくもんだよ！」と言います。うん、そうだよね、でも当時わたしがなりたいと言っていたものと、今は、あまりにもかけ離れた仕事をしているので、何か申し訳ないような情けないような想いがして、やっぱりわたしは先生の前に顔を出すことはできないです。
『ビュティーコロシアム』。次の日職場の同じフロアの仲良し４人は「見た？」「見た！」の繰り返し（笑）。合い言葉のごとく（笑）。
わたしたちの共通意見は「やっぱり女の子が綺麗になるのはいいもんだ！」ってこと。大事なことだよー。
その日はとても暇だったので、受付にあるぬいぐるみたちに、紙でまつげをつくってくっつけて遊びました、ビュティーコロシアムごっこです（笑。仕事中に…あまりの暇さに…すみません；；；）。半田先生！とか言って。あと、あの番組は、紳介がいいね。
「根本きこさん、いいよね」
「根本きこ、好きなんだー」
って、根本きこ、根本きこって、わたしのまわりで言うひとが多くて、そんなにいいの？何がいいの？と正直少し思っていたわけさ。
名前は知っています。お料理のひとだっていうのも知っています。でもわたしはそれくらいしか本当に知らなくて。
長尾智子さんとか高山なおみさんとか、憧れてしまうし、カツ代とかレミとか（敬愛の念を込めて呼び捨て。笑）可愛らしさに尊敬してしまうし、栗原はるみだってやっぱり素敵だと思うし、向田邦子の料理の本も素朴なのにおいしそうなものばかりでちょっと唸らせます。料理のできるひとっていうのは、料理に関してはもちろん、生活、暮らしというものすべてにおいて、大概にして、センスがよいひとなのではないかなぁと思います。
あ、わたしのいいなと思うひとは、でしょうか？
それで、根本きこさんです。先日、パルコの本屋で平積みになっている彼女の本を、なんとなく手にとったのです。『遅めの和ごはんと夜ふかしおやつ』。パラパラと見てみると、わ、美味しそう…。写真の感じも、レシピのシンプルさも、心打たれます。派手なメニューはないけれど、どれも食べてみたいと思えるものばかり、からだにやさしそうな、なんていうのかなー、不健康な色のない、優しい色のおいしそうなごはんばかりなのです。重たくないというか。おやつも載っているのだけれど、同じくです。
料理本、よく立ち読みはするのですが、実際買うまでにはなかなか至りません。あまりというか、まず料理しないし…（苦笑）。でも、この本は、欲しくなってしまいました！それで昨日くらいからどうしてもこの本のことで頭がいっぱいで、昨日は地元の本屋へ行ったのですが、２件も行ったのになくて、何でないんだよーってやや怒りつつ（笑）、今日は仕事帰りに栄へ寄って、マナハウスで買いました♪
改めてお家でゆっくり読みましたがやっぱり良いです。おつゆがいっぱい載っているのも嬉しいです。
久々にやる気もわいてしまいました（笑）。やってみようかー料理！重い腰をあげなさいって！
| 2004年06月01日(火) |
小さきもの みな美し |
地下鉄の駅で徳川美術館のチラシがあったので１枚もらいました。今開催中の企画展のものです。
『小さきもの みな美し -ミニチュア−ルの世界-』とあります。チラシにはこう書いてありました。
�機嵌�し」という言葉には、現在われわれが用いている“うつくしい”というほかに、“好ましい”“小さくて可愛らしい”などの意味合いがありました。人間は小さなものをかわいいとみる普遍的な感性を持ち合わせており、「なにもなにもちいさき物はみなうつくし」と清少納言が『枕草子』で述べているように、日本人は古来から小さいものに美を見いだしてきました。��
むむむ。なんだか興味ありありです。チラシには人形だったり絵画だったりが、少しだけ紹介されています。小さくて可愛いものを美しいとみることのできるわたしたち日本人というわけです。それだけで、嬉しい感動です。ただ、今のわたしたちにそんな気持ちを持つことのできる余裕があるかどうか、だと思うのです。
小さいものなんて、実際に利用するためのものではないだろうから、きっと昔の人々が「美し」のためだけに作ったものもたくさんあるのだろうな。
美しくあることは生きていく上でとても精神的に必要なことだから、はるか遠い昔の人々もそういった想いで作ったのであれば、ほんとうに素晴らしいです。
観に行きたいなぁ。行けたら行こう。
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