++ワタシノココロ++
indexコレマデコレカラ


2003年09月21日(日) 笑ってみよう。

一緒に生活するようになって
私たちの関係はちょっと変わった。

「会いたい」「会いたい」と思っていたあの頃は
ただ会えるだけでうれしくて、幸せで
限られたその時間を大切にすごしてるだけでよかった。
会えない寂しさはやっぱり日々膨らんで
時にどうしようもないときがあったけど、
ようやく会えるその瞬間を心待ちにする楽しみがあった。


一緒に暮らし始めて
「会いたい」と思わなくても、毎日会えるようになった。
会えない辛さや寂しさは無くなったけど、
限りがあった時間も、無限に広がったようにも思えたけど
逆にお互いをさらけ出す時間も広がったせいか
やっぱり衝突する回数も増えたように思う。
一緒にすごせる時間と同じくらい、それぞれの時間も大切になってきて
会社や街での出来事を話すことが
新鮮で、幸せだった。


今。
24時間のうち、23時間以上同じ場所にいる。
そしてその大半の時間は、2人以外の誰かが一緒。
一緒にいるのに、これまでの「一緒」とは違う時間。
一緒にいながら、お互いだけを見ていられない時間が増えた。
同じくらい大切だった「それぞれの時間」も皆無に等しく
唯一二人きりで過ごせる、真夜中のわずかな時間も
お互いのことではなく、お店のことばかりを話すようになった。

喧嘩も増えた。
イライラしているやすくんを横目で見ながら
ひたすら無視して、隣で働いた。
私がやすくんに言いたいことを言っても
やすくんは、聞こえてないふりをしながら
同じ場所で働いた。

昨日も、何かにイライラしたやすくんが
物に八つ当たりしながら働いていた。
私も、そんなやすくんを見ながらイライラして
やらなきゃいけない仕事をわざと遅くやったりした。
声をかけられても、お互い無視して
結局ご飯も別々。
やすくんは、お店の一室で横になってた。

「そんなとこに寝たら、風邪引くじゃない」

心のこもらない、きつい一言をやすくんに投げかけた。




ほとんど言葉も交わさず、別々にお風呂に入り
先に眠ってしまったやすくん。

「あれほど一緒にいたいと思っていたのに、
 ずっと一緒にいるようになってからのほうが喧嘩が増えたのはなぜ?」

やすくんの寝顔を見ながら
そんなことを一人考えた。


ううん。


考えなくても、もう答えはわかってる。
今の喧嘩は、私とやすくんの関係が悪くなったから起きてるんじゃない。

仕事にかかわるいろいろなことが
いつの間にか二人の間にドスンと覆いかぶさっているだけ。
本当は、やすくんにぶつけなくてもいい不満を
どこにもぶつけられなくている私。
本当は一緒に考えていきたいのに
自分ひとりで背負い込んでイライラしているやすくん。

お互いのイライラをどこにもぶつけられず、
仕方なくお互いにぶつけ合ってるだけの喧嘩。


仕事のことはこれからもっとちゃんと考えていかなきゃいけない。
でも、
そのために二人の間がギクシャクしちゃうなんて
そんな悲しいことは無い。


喧嘩で残った心のしこりは、まだ消えないけど
明日、起きたら一番最初に

「おはよ」

って笑顔でいってみようと思った。

仕事に関しての不満もやっぱりたまるだろうけど
二人でいられるときは、
やっぱり笑顔でいたいと思った。


やっぱり私はやすくんが好きで、何より大切で
その気持ちさえいつも忘れないでいれば
仕事のいろいろなことも
乗り越えていけそうな気がするから。


ほかの人から見れば
仕事に私情をはさむなんて、と思われるかもしれないけどさ。

うちはうちだものね。



明日、起きたら

笑ってみよう。

いつもみたいに元気に笑顔で

「おはよ」

って言ってみよう。



なんか、ひとつ山を越えられそうな気がする。


2003年09月11日(木) しるし。

夜。



すでに静かな寝息を立てているやすくんの隣で
しばらく本を読んでいた。


そろそろ眠ろうかな、と思ったときふと
無造作に投げ出されたやすくんの右手に
自分の右手を重ねてみようと思った。


静かに、やすくんのぬくもりを感じようとそっと手のひらを重ねた。



手のひらも、指も
感触が起きてるときと寝てるときは、こうも違うんだ。



そんなことを思いながら、眠っているやすくんの手を見た。


そのとき。

やすくんの指がわずかに開き
いつも手をつないでるときと同じように
私の右手を包み込んだ。



起きてたのかも?と、びっくりして手を引っ込めて
やすくんの顔を見たけど
やすくんは相変わらず、穏やかな顔で静かな寝息を立てていた。





もう一度、右手を重ねてみる。



さっきと同じように、やすくんの右手がかすかに動き
いつも手をつないでるときと同じように
私の指をつつみこんだ。














なあんだ。

やすくん、私のことをやっぱり大切に思ってくれてるんだな。









はっきりと言葉で「好きだよ」なんて
面と向かってなんて言ったことの無いやすくん。
もちろん、態度で伝えてくることもほとんど無い。


でもさ。


眠っていても、私の手をこうやって包み込んでくれる

それこそが

やすくんの私を思ってくれる気持ちをあらわす
大切なしるしなんだな、ってわかった。


2003年09月10日(水) お疲れさま

ここに引っ越してきてから初めての
約2ヶ月ぶりのお休みをとった。

7月、8月はほとんど記憶が無いくらい、
全力疾走で走ってきた。


・・・やすくんはね。



お店のことは一から十まで全部。
おまけに、義両親からのいろいろなプレッシャーに耐えながら。
私は、そんなやすくんの腕にぶら下がってただけ。

本当だったら、もっとやすくんの力になれるはずなのに・・・
なんて、悔しく思ったこともあったけれど
そんな私に「まずききは身体を大切にしなくちゃ」って
いってくれた。

大きなけんかもした。
忙しさの中のいらいらと、思い通りにならないもどかしさと
これまでに経験したことの無い状況の中で。







深夜、仕事が終わってようやく眠れるなあ、と横になったとき
やすくんが一言

「ずっと、無理させてわるかったなあ」

とつぶやいて、私が返事をするまもなく、静かな寝息を立てていた。







やすくん。



よく考えると、こうやってやすくんの寝顔を見るのは本当に久しぶりだよ。
はなればなれに暮らしていた頃、
ようやく会えた日はよくこうやってやすくんの寝顔を見てた。
少しふっくらしたけど(苦笑)
やすくんの寝顔はあの頃とちっともかわってなくて

私も、忙しすぎて忘れかけてたあの頃の気持ちを思い出したよ。



忙しさにかまけて埃をかぶっちゃってた
やすくんに対するまっすぐで透明な気持ちが


私の胸の中でまたきらきら輝きだした気がする。




2003年09月03日(水) 目を、閉じて。

迷ったときは

目を閉じてみる。





それでもだめなときは、

目を閉じて

両手で耳をふさいでみる。





自分の気持ちを

かっこつけたり、無理したりしない

素直な自分の気持ちと

ちゃんと向き合うために。









雑音はたくさん。

目の前をたくさんのもの・ことが通り過ぎていく。

あまりにも慌しすぎて

自分のキャパシティすれすれになってくると

自分の一番大切なものは何なのかさえ

だんだん、見失いそうになるけど

でも、







ちゃんと、目を閉じて

耳をふさいで

雑音や、ほかのいろいろなものに左右されないようして

全神経を注いで

自分の心のコエに耳を傾ければ


だんだんわかってくる。















私が一番大切にしてるもの。

一番大切にしてること。


















もう一度目を開けたとき


もう、

迷ったりしない。



私の気持ちがちゃんとわかれば


目の前に広がる道はたった一つだから。



私は、そこをただひたすら歩いていく。

それが、私の進むべき道だから。



きき MAIL

投票ボタンです。↓

日記才人の投票ボタンです。↓

++優しいココロの おすそわけ++