ひみつ日記
脳内漂流日誌|もっと前|もっと後
| 2015年06月09日(火) |
本当に、あなたともっとはやく会いたかったと思いますよ |
このところすっかり妄想日記というより生存報告の場と化してきていますが、そもそもノー妄想ノーライフで人生やってきたので大丈夫だ問題ない。根源的な問題からはあえて目を逸らして大丈夫と言い切ります。人生言ったもん勝ち。
何度目かさっぱりわからんですけど、湾岸ミッドナイトを読み返してます。 若干説教臭いけどもやっぱ面白いですね湾岸。もう時効かなという今だから言えるけど、正直Dより面白いと思う(主に女性キャラの魅力の差による)…Dは結局コミックスを途中で買わなくなってしまったけど、湾岸はしっかり本棚に全巻揃っていたりする…。 同時期にDで同人活動してたってのもあって、当時はあんまり湾岸については萌えとかそのへん深く掘り下げなかったのですが、アキオやらZやらついでに晶夫やらのあれこれをすべてひっくるめたうえにある、北見さんとブラックバードこと島先生の関係がやっぱりすごくよい…と思います。 二次創作でホモ妄想するときって、ガーッと萌えてるときはある程度の自己暗示がきいてて(またそうでなくては面白くないので)こいつら出来てるな!間違いない!てわりと真剣に確信してるんですけど、一度ピーク過ぎてからフラットな目で見たときに、いやいくらなんでも深読みしすぎた…って反省する(形だけ)パターンが私の場合ものすごく多いっていうかほとんどなんですね…でも湾岸の北見さんと島さんに関してはいつなんどき見ても常に、えっろいな!と毎回フラットな気持ちで思うので、このふたりに関しては本当にホモなのではないかと疑っています。
ていうか北見×島の関係性は全42巻の最後の4巻分くらいでたぶん一気に急展開を見せたよね…読者の見えないとこで…。 もうだってなんかあきらかに違うもの…雰囲気とか会話の傾向とかが…。 39巻の少し前に形成外科系に変わったんですって報告してるあたりの島さんの表情のやわらかさよ…北見さんの顔の傷に関してちょこっと踏み込んでいく会話のおずおず感と緊張感がたまらない…なにこの恥ずかしい感じ…。 北見さんも北見さんだよ!「オレは今ここにきて、すごい乗り手に会ったのかもしれないよ」て、41巻もかけてようやく、いまさらか!どんだけアキオとZに対して分厚いフィルターかかってたのか…いや知ってたけどこれほどとは…むしろここまでくると逆によくこのギリギリで自覚したっていうか、北見さんがそのへんのことに公式で気づいてくれたことのほうが奇跡のように思えてきたぞ…。 そんでこの流れを経ての41巻の最後のほうの北見さんと高木さんの会話に度肝抜かれたよね…あいつ(島さん)はガキのころからいつもそれ(楽しい後に落ち込む)に悩んでたらしい、なんて、なにそれなにそれ…。 いつのまにそんな体温とか過去とか、そんなセンシティブにこみいった話するようになったの…そんな関係じゃなかったはずじゃん…Zを追うという一点においてだけ関わってる人生じゃなかったの…どんな生き方をお前がしてきたか知らないし、また興味もない、てたしか言ってたじゃん北見さん…調べたよ!19巻だったよ!しかも本人にガッツリ言ってたよ!おい!もう!
デキた(確信)
余談ですけど、17巻で北見さんが島さんに言ってた
「車をイジる、車を走らせる、車で遊びにいく、お前はそーゆー車で何かをする人間じゃあないんだよ。ただクルマそのものがスキなんだよ。本当は、走らなくてもいいんだよ――」
という台詞もそうとうなもんですよね。 興味ないとかZありきの関係とかなんだかんだ言うわりには我が物顔の島さん評がやたら多かった北見さんなので、まあこの結末もさして意外でない着地というか、落ち着くとこに落ち着いてよかったね、ぐらいの感想でいいのかもしれません本当は。 おふたり、どうぞ末永く爆発してください。おめでとうございました。
追記:湾岸ミッドナイトに詳しくない方のためのそう外れてもいない用語解説
Z=フェアレディZ。通称悪魔のZ。主人公の乗ってる車。なんかただの車とは思えないオーラを放ってるらしい。すごくたくさんの男の人生狂わせてきてるらしい。気に入らないドライバーに運転されると即行事故ることにしてるらしい。
アキオ=主人公。主人公なのになんとなく登場人物のなかで一番つかみ所がない。永遠の19歳。永遠の高校生(絶賛留年中)
北見=Zのエンジンを組んだ人。会心の出来となったらしく以来Zにぞっこん。事故ったけど。この人がチューンした車はめっちゃ速いけどめっちゃ事故るので地獄のチューナーって呼ばれてたらしい。今は自転車屋さんです。チューニングはもうやんないはずだったけどなんだかんだでブラックバードの車の面倒をみています。
島=湾岸を10年間ずっと走ってる湾岸の帝王。通称ブラックバード。乗ってる車は黒のポルシェ911。親友(主人公と同姓同名)が悪魔のZで事故死して以来、Zとの因縁を断ち切れない。ほんとは一番Zに魅かれてる。ゆえに愛憎なかば。ふだんはお医者さんやってます。そしてゆがみないイケメン設定。
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