ひみつ日記
脳内漂流日誌もっと前もっと後


2015年03月31日(火) いつもの決め台詞に先輩がついたら大変なことになった(私が)

百鬼夜行-陽-を読みました…。

えっ何をいまさらっていうかお前まだそれ読んでなかったのと思われた方のためにご説明させていただくと、じつはこの本が出てたことにまったく気がついておりませんでした…。
-陰-の方は新書で出たときに購入したんですけど、-陽-のほうは文庫化されて面展されてるの見るまでぜんぜん存在を知らなかった…いやもしかしたら新書で出たときに本屋で見かけてたかもしれないんですけど、すでに持ってる-陰-のほうと勘違いしてあっさりスルーしたのではなかろうかと思う…。

まあそんなのはもうどうでもいいんですけど。大事なのは今!語るべきはこの短編集のトリを華麗に飾っている一篇「目競」(副題・薔薇十字探偵のできるまで)であります。
はじからはじまで隙間なく萌えが詰まってた。みっしりと。そんでものすごい京榎だった。わかってたつもりだけど予想以上だった。あらためて公式最強だなって思いました。

6歳児榎木津さんとかいうとんでもない萌え爆弾が投下されたせいで一瞬で脳内が萌え焦土と化した。文字しかないのになにこの破壊力。文面から読み取れる事象を自分の脳内で補完しつつ再構成することを「想像」と定義するとして、その自分の想像力にボッコボコにされるってなにこの喜劇。
そのほかにも、戦地で目が見えなくなってから帰還するまでのくだりとか、これ以上深く想像したら発狂するかもしれんと恐怖のあまり自分にブレーキかけたのはじめてです…。

京榎に関してはもうどこからつっこんでいいかわからないよ!
中禅寺が榎木津さんの眼の秘密を見抜いた唯一の男っていうのはまあ薄々知ってたけども、「なんで見抜けたのかはわからないし、どうでもいい」って、いやどうでもよくないだろうよ!そこははっきりさせとこうよ!そんなもん、榎木津さんが自覚なく(ついでに記憶もない)素っ頓狂な発言してめっぽう勘のいい中禅寺にあっさり気づかれたか、じゃなきゃ中禅寺のほうにもなんか妙な能力があるか、そうでないなら中禅寺が初対面より前からよっぽど粘着質に榎木津さんを観察してたかのどれかしかなかろうが!
あと、「礼二郎自身が知り得なかった礼二郎の秘密を暴き立てた」っていちいち言い方がまたやらしい…言い方といえば中禅寺が榎木津さんに対してはこの頃まだ敬語使ってるあたりとか、「この世には不思議なことなんかありませんよ先輩」(わああ)とか、地味にツボにくる…そしてエロい。京榎えろい…。

そして榎木津さんはちょっとファザコンの気があるのかな…と前々から少々疑ってましたが(ついでにいえば以前ラジオドラマでナツヒコ本人が榎木津さんのパパ役をちゃっかり演じてましたよねそういうことか天晴だこのやろう!)今回思わぬ副産物とともにその疑惑が肯定される形になって大きくガッツポーズです。
(副産物:パパ上と中禅寺は見た目ぜんぜん違うけどなんかちょっと似てるなあと榎木津さん本人が感じてるという事実)

まだぜんぜん語り足りないんですけど(というかつっこみきれない)きりがないので今回はこれで一旦切り上げます…とりあえずなにはともあれありがとうナツヒコ…でもこれに関してはぜひ中禅寺サイドの話も書いてくれ…。
待つから…次は文庫になる前にちゃんと買うから…おねがいします…。


チルド室からたくさん拍手くださったみなさま、どうもありがとうございます…!あんまりいっぱいだったのですごいびっくりしました(慣れてないもので)…嬉しいです…。
指輪関係を見に来てくださったのでしょうか…もしここご覧になってらしたらいきなり京榎の話とかしててほんとすいません…サイトもそうとうカオスですが、この日記はその上をいく混沌ぶりです…。


2015年03月19日(木) いつでも愛がいびつなだけ

下のほうでさんざんアラゴルンをディスってるようにも見えますが、アラゴルンのことはちょっとフィギュアとか欲しいと思っちゃうくらいには気に入ってます。ひさしぶりに…いいクズに…出会った…。

あと指輪に関しては意識的に中の人のことまでは追及しないようにしています。なぜなら私もともと花兄やってたので…一度攻固定したらもううごかせないので…(けったいな法則)
でも幸いなことに指輪は原作があるうえにそっちのレゴラスは映画とはだいぶ性格が別人なので、なんとかそのへんの問題をスルーしてやっていけそうです…とりあえず性格は原作寄り、戦闘スキルは映画寄りのいいとこどりで…。

スランドゥイルはツンデレだけど、レゴラスはデレツンではないかと思っている。


チルド室から拍手くださったかた、どうもありがとうございます…!
勇気と元気いただいております…。


2015年03月12日(木) これを日記にあげる勇気

今日の日記はクズゴルンについてちょっとしつこく考察してるので、清廉でかっこいいアラゴルンをお好きなかたとか、アルウェンさんをご贔屓にしてるかたとか、なにはともあれアラアルが大前提のかたとかは、以下読まないでおいたほうがよろしいかと思われます。
読んじゃってからの苦情は受け付けられませんのでなにとぞ…なにとぞ。









追補版がまだ読めてないので聞きかじっただけの知識で言うのもなんなんですが、アラゴルンがアルウェンに初めて会ったとき「小夜啼鳥」と呼びかけたと知って「・・・・・・」てなりました…いやその状況の前後もよくわからんのでアレですが、しかしアルウェンさんをアラゴルンがかの伝説のルーシエンさん(元祖・小夜啼鳥)と見まごうたという前提があるにしてもですよ…よう言えたなというのが正直な感想というか…どうなんでしょう…かっこいいのこれ…?素敵!ロマンチック!てうっとりするとこなのこれ…恋愛ものに対するわたしの感性が摩滅しきっているんでしょうか…。
もしわたしが当事者だったらこの一連のエピソードを黒歴史と呼びます。

まあアルウェンと出会ったときのアラゴルンの舞い上がりっぷりみたいなのが知れてエピソードとしてはけっして嫌いじゃないです。
映画ホビットやるまでは、アラゴルンがレゴラスと会ったのはアルウェンと出会うより前、というのがなんとなく二次創作における一般的な認識として浸透してたらしく、幼少アラゴルンがレゴラスに恋する→やわらかくしかし断固として拒絶される→アルウェンと出会って婚約→レゴラスと再会して悶々。というお話が主流だったので(そういうものもちろん大好物ですムシャア)わたしもそんなもんかと思ってたんですが、ここにきてアラゴルンがアルウェンと出会った後でレゴラスと初めてまみえるという逆転劇…おかげさまでクズゴルン妄想がますます加速してますありがとうございます。
もうね、裂け谷のせんまい世界でしか生きてなかった男がエルフの姫君に出会ってこれは運命だ!ってな感じでアプローチしまくってめでたく恋人となったものの、同時に谷の外に出ることが許されるようになって、そんで広い世界を見て歩くうちにいろんな意味で良くも悪くも精神が成熟してきて、あー…青かったな俺…とこれまでの20数年の人生をしみじみ噛み締めてる(ひらたく言えばもっと遊んどきゃよかったと思ってる)ころに レゴラス登場 ですよ。

出会って数日で、あ…俺早まった…と思ってしまうクズゴルンを推奨したい。

アラゴルンて基本かっこつけだと思うんですよね…野伏時代が長かったから失念しがちですけど、あのひと20歳まではエルフの国でエルフの教育受けて育ってきてるじゃないですか…だから一般の人よりもしっかりした教養があるし、詩心とかいうちょこざいなものまである(なにしろ小夜啼鳥)(しつこい)…かっこつけゆえにいろいろ後に引けなくなったことって意外と多いんじゃないかと邪推している…アルウェンとの関係もそのうちのひとつではないのか…。
かっこつけから始まっているからアルウェンとの関係上はアラゴルンはいつでもある程度はかっこつけていなくてはならないのです…アラゴルンがかっこつけてることをアルウェンが知ってても知らなくても、またそれを含めてアラゴルンを許容してるんだとしても、だからといってアラゴルンがかっこつけるのをやめる理由にはならないのです(アラゴルン自身がそれをよしとしないから)
でも、レゴラスが相手だとアラゴルンはかっこつけなくてよいのです。なぜならばすでに恋人がいるというのにレゴラスに「好きだ」って告白(むしろ白状)した時点で(しなくても悟られた時点で)もう最低決定だから…かっこわるいことこの上ないっていうかもうかっこつけようがない。
しかもそんなクズゴルンを変わり者のエルフは「仕方ないなあ」というバカな子ほど可愛いという方向に寛容に受け止めるので、人の子は安心してますます調子に乗るよ!ありのままの自分になるよ!少しも寒くないわ!
そんなこんなでさらに20年もたてば熟成された完全体クズゴルンの完成です。もはや乗りかかった船と完全に開き直ってアルウェンに堂々と婚約を申し込めるまでになります。


ていうかここまで長すぎる。語りすぎる。どれだけクズゴルンに熱いんだ。本当にすいません。

あっちなみにバルドさんはクズじゃありません。あの人いい意味で詩心なんて欠片もありませんから。そんなことより生活しなきゃならんので。お子達を養っていかねばならんので。切実です。
ホビット3でスマウグがなんか中2こじらせたみたいな台詞えんえんと述べてる前で、それ言われてる当人であるバルドが全部完全スルーしてそれどこじゃねえとばかりにばたばた折れた弓の代わりを作ってるシーンがすごくよかったです…なんていうか、バルドの人生観というか生き方が垣間見えて…。
かっこつける余裕なんかこれっぽっちもないのに結果かっこいいことになってしまうのがバルドさんだと思ってます。なんだそれ。無敵か。


回復呪文ありがとうございます!

●石川さんへ

お褒めのお言葉ありがとうございます…!なんというか、ジャンルの大先輩にご覧いただくというのはたいへんに緊張するものですね…ふうふう…。
でも楽しんでいただけたようで、ひとまず胸を撫で下ろしております…!
聞きかじっただけの知識でもなにやらスランドゥイルが萌え設定てんこもりの様子がうかがえて胸が高鳴ります…表層的な「草花の冠」「酒好き」「宝石好き」というだけでもワクワクできるというのに、このうえ、過去の歴史とか種族の違いとかッワーオ!(こらえきれず歓喜の雄叫び)
本当にいつも美味しい情報と話題をありがとうございます…引き続き萌えていこうと思います…よろしければ見守ってやってください…。


チルド室から拍手くださったかたもありがとうございました!
励まされております…!


2015年03月05日(木) かたらぬひとびと

地元の小さい映画館にようやく「おみおくりの作法」がきたのでいそいそ見にいってきました。
いやーすごくいい映画でした。ひさびさにこれぞ映画…って感じの映画でした。あとすごいこれぞイギリス…って感じの作品でした。
ネタバレ(さすがに惜しい)になってしまうんで詳しくは言えないんですけど、イギリスってどうしてこんなにツンデレなん?
9割ツンでブラックでシュールでシビアで皮肉屋で、もうやめてわたしのHPはゼロよ!てなるのに、最後の最後にデレがくるせいでいつまでたってもこの呪いのような執着から逃れられない…くっそう!萌える!(…)

ついでに(…)モルデカイもはしごして見てきたんですが、これまた「おみおくりの作法」とはいい意味でも悪い意味でも作風が真逆な映画で、「食い合わせ」の五文字がずっと頭の中をちらついていましたが、まあそんなことはよいです。
うー!にゃー!なってたジョ兄がかわいかったのでもうどうでもよいです。
みどころはユアンとのじめじめしたキャットファイトとベタ兄の絶倫設定だと思います。ベタ兄がなんでああまでジョ兄に尽くすのか映画の中でエピソードが当然語られるものだと思ってましたが結局なんの説明もないまま終わってしまったのでしばらく呆然としました。なんなんだ本当に。
あれか、つまりモルデカイ夫婦はナチュラル・ボーン・S属性で、ユアンとベタ兄がどM属性ってことでいいのか。それでいいのか。
あと、途中でいきなり映画賞授賞式のときの泥酔ジョ兄ネタをぶっこんできたのにはちょっと吹きました。まあ笑い話にしてしまうのが一番よな。


回復呪文ありがとうございます!

●石川さんへ!

こんばんは!ついに泥沼に一歩前へ!してしまった感が否めませんが、楽しいのでまあよいということにします。読んでいただいてどうもありがとうございます!
闇森親子とても楽しいです。主にスラパパがお気の毒な感じになっているとより萌えます。一代前の親子関係にも興味しんしんです…シルマリルのお話をはやく読まねば…という気持ちに日々拍車がかかっております…。
アラレゴがまたぜんぜんかわいくならない(とくにレゴラスが)のでどうしたものかと思います。そんなんでもよろしければもう少し頑張ってみます…。
お言葉、ありがとうございました!


チルド室から拍手くださったかたも、どうもありがとうございました。


津島 |MAIL