右腕のブレス
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2005年06月28日(火) まとまらない

何で優しい言葉をかけているのだろう。
何で受け入れているのだろう。
何でお互いに笑顔なんだろう。

電話の向こうにはいつもの貴女がいて俺が居る。

何で別れられないのだろう。

混乱。


2005年06月27日(月) ノータイトル

土曜日。
時給100円で10時間労働。

社会じゃ当たり前なのだろうけど。
ちょっとしんどい。
精神的にも肉体的にも結構張り詰めてるから。

それでも,正念場はまだまだ先にあって一人でなんとか乗り越えなきゃいけないときがある。
今はただ加速しているだけ。

仕事が終わるとメールが入ってた。
「飲みに行こうぜ」
気づけば同じ寮に住んでいるのに1ヶ月以上友達と会ってなかった。

久しぶりに飲んだって感じだった。

そのあと,友達の部屋でプロジェクターでサッカー観戦。
少し時間があったから,着替えに自分の部屋へ帰った。

ギクシャクしてたメール。
そういえばちゃんと返せてない。

少しだけ話そうかと思って電話した。
出た瞬間テンションの低い声。
そんなとき,彼女の言葉は聞き取れない。
普通に聞こえないような声でしゃべる。
僕の言葉も届いてないことも分かった。
僕の声は大きい。
声が大きいのが取り柄。
そんな声でも届いていない。

聞き取りにくい声で「友達から電話来るからごめん」
其処だけは聞き取れた。

「分かったじゃぁね」
「・・・」
「おやすみ」
プープープー

彼女は一言も言葉を発することはなかった。

俺ってなんでこいつと一緒に居ることを選んだんだろうって。
何度も振り回され,そのたび「次は頑張るから」って言われて。
頑張れないことも頑張らないことも知ってるのに「がんばれ」
そんな軽はずみな言葉を口にして。

正直,「おやすみ」すら言われないのはちょっとショックだったよ。

僕がうぬぼれてたわけじゃない。
彼女がうぬぼれてたわけじゃない。
だけど,僕の心に反して彼女は言う。
「こんなに大事にしてくれた人は今までいない。きっとこれからも現れない」
僕はそんな自分を演じることになれて,彼女は大事にされてることになれた。
お互いに傷心を引きずったまま始まった恋。
僕は大事に出来なかった人のことを思って彼女を求めていた。
彼女は大事にされなかった人のことを忘れることができなくて僕を求めた。

二人とも一人よがりだったんだと思う。

そして,ずっとあったすれ違いが今,表面化しただけで。
僕はそれを治す術をしらない。
彼女も知らない。
僕らは本当に治そうとは思っていないのだろうね。

お互いが求めていたものは僕ら自身じゃなくて,
そういった存在を求めていただけなんだろうな。

だから,僕は彼女にとってもう必要がない存在なのかもしれない。
都合いいことだけ慰めて優しくしてくれる場所。
結局,重要なことは一言も話さない。

それはお互い様なんだろうけど。。。

久しぶりに遠距離が辛いと思った。
今,会えれば,このまま続けることも終わらせることも結論を出せるかもしれないのに。少なくとも彼女の表情や言葉をちゃんと聴けるのに。
また,電話で終わらすのかな。
コレじゃ前とおんなじ。
僕はまた後悔するだけだろうな。

僕らはただ,自分が傷つかない方法を手探りで探しているだけなんだろうな。


2005年06月22日(水) もう一度がんばる

「もう一度頑張ってみるよ」

そう言ったのはグミ。

これまで僕らはお互いに沢山の我慢をしてきて,
沢山がんばってきた。

頑張らなきゃ続かないものだった。
何度も何度も「別れよう」という言葉を飲み込んで,
ここまでやってきたけれど。

これからも頑張る。

頑張る?
頑張れる?

一度,解けた気持ちはそう簡単に戻らない。
それを分かっていたから,本当に無理だと思うまで僕は別れを口にしないと心に決めていた。

今になって分かった。

別れを匂わされる方の気持ち。
それは痛く苦しく辛いもの。

僕が別れ話をしてとても辛かったとき。
それでもどこかで自分を守れる言い訳が用意されていた。

今の僕にも言い訳が用意されていて,
だからこそ,今も色々と考えるけど辛くないのだろうな。

きっと,グミは僕にとって一生付き合う相手ではない。
それは初めから思っていたこと。
だから,もう終わらせてもいいのかもしれない。

それでも,まだこの関係にピリオドを打てないのは何でなんだろうね。

グミと会っている時間は普段からしてみれば,かなり非現実な時間であって,
あまりにも不自然なのに,その時間の中に居ると凄く自然な時間に感じる。

「のらくとはとても波長が合う感じがする。」
最初は無理矢理合わせていたものも,
今となってはとても自然で居心地がいい。

今僕が欲しいのは現実を忘れる時間と僕を甘やかしてくれる存在だけなのかもしれない。
そして過去への償いと後悔と焦りが消えない。


2005年06月20日(月)

朝,メールした。
いつもと同じ。
時間があればメールする。

グミの仕事が終わってメールが入ってきた。
色々と長文で書かれている。

「のらくといると凄く自然で居られて,
でも自然すぎてドキドキ感がなくなってしまったの。
そんな風に考えていたときに告白されて,
ドキドキした。」

それだけで,僕は敗北じゃないかな?

僕がある人と出会って,正直にその話をしたとき,
グミは「そんな新鮮なドキドキ感が必要なの?」
そう僕に聞いた。

グミはそのときのことをもう覚えていないだろうし,
味わって知ったのだろう。

僕はそんなドキドキ感よりも楽で安心していられるグミを選んだ。
きっと,グミは違う結論を出すだろうなってそのとき思っていた。
それが,今目の前の現実として突きつけられていて,
僕は諦めるわけでもなく,戦うわけでもなく,
ただ,なんとなくの寂しさと虚しさを感じているだけ。

「そっちで楽しくやりなよ。」
心の中で何度もそう言っているのに言葉に出せない。
まるで,自分からすべてを放棄するようで虚しくなるから。

中途半端な言葉でグミを縛り付けて,
簡単には離さない。

最後まで優しい言葉でグミを苦しめ続ける。

どうせいつか言わなきゃいけない言葉なのに。


2005年06月19日(日) 距離よりも遠い・・・

気づけば,前の更新から2ヶ月半。
色んなことがあった。
僕の誕生日には僕に内緒でディナークルーズを用意してくれていた。
ディズニーでは一緒に花火をみた。
ゴールデンウィークは友達たちとバーベキューをした。
付き合い始めた頃,その友達たちには僕らはすぐダメになるだろうって言われてた。
其処から居なくなるのは僕。
それでも,遠恋で良くて月1回会えるのがやっとだけれど,
まだ続いてる僕らに彼らは謝ってた。

でも・・・謝る必要はなかったかも知れないね。
先月会ってから1ヶ月会わない間に僕らの関係は変わって行った。
僕が気づいたのは会う1週間前。

「のらくは分かりやすい」
なんて言っていたグミの方があからさまに分かりやすい。

他に男が出来たかな?
それとも,僕との関係に疲れただけかな?

答えはどっちもどっち。

分かりすぎるよ。

「今までは言い寄られても断れてたんだけど・・・
心が揺らいでしまった」

「返事はしたの?」

「まだしていない」

そのあと,散々話し合った。
グミはずっと泣いていて・・・

今までいつ別れとようかと,これからどうしようかと
未来のない未来を考えていたのは僕だけじゃなかった。

グミも同じだった。

グミにはそれを守ってくれる人たちがいて,
僕は仕事に追われて紛らわすことが出来ていた。

いつかこうなると分かっていた。

それでも,気づいたことは僕は今,グミのことがすごく必要で
それでも,やっぱりグミをこっちに呼ぼうとは思えなくて,
未来も考えられないということ。

話し合って決めた。
僕らはもう少し一緒にいようと。

それでも日曜日。
お互いに認識しあった距離の違いはすぐ埋まるものじゃなくて,
一緒にいると約束したグミも迷いが消えたわけじゃない。

中途半端に隠そうとするから余計に気になる。
余計にイライラする。

顔も知らないその男との結論も結局出せないのを分かってるのに,
それでも僕はまだグミと付き合うことをえらんだ。

「のらくといると自然で居られる。だけどそれになれてしまいすぎた」
まったく意味がわからない。

それを望んでいたのに。
それでダメになっていく。

嘘ついてまで大事にしていたのが
気づけば本当に大事な存在になっていた。
だけど,別れることになんの不安もない。

ただ,なんとなく寂しいだけ。

僕らに未来はない。
心のどこかで僕も結論を出しているのに
それを言葉に出すことが出来なくて,
まったく逆の言葉をだしてしまう。

「二人で解決できる問題は二人で解決していこう。」

次に会うのは1ヵ月後。

会いに行くことさえなくなるかもしれない。
会いにいっても別れ話をするだけかも知れない。

それでも,僕は片道400kmの距離を一人で迷いながら運転していくのだろうな。
俺も泣けたらどんだけ楽なんだろう。

心の距離はドンドン遠ざかっていくのだろうな。

ただ僕はまだ結論を出せないでいるだけ。


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