裕福な家庭の老婦人 子どもは3人 けれど、老老介護なのが現実
誰が介護をするか3人兄弟の間でなすりつけあいが始まり 結局、老婦人は高齢者専用賃貸住宅へ(現在はサービス付き高齢者住宅≪略してサ高住≫) もちろん割高、ヘルパーさんがついているけど医療的なサービスは本当はつけちゃいけないといったシロモノ
子どもたちはよく通ってくる 色んな食べ物を持って。。。
けれどそれがいけなかった 糖尿病もある認知症の老婦人 好物の甘いものをどんどん食べて結局中性脂肪値がおそろしい数字になり、 糖尿病も進行して視覚障害が出現、続いて口渇が出たことによって水分摂取量が1日3ℓに及んでしまった。そうなると血圧が上がり心臓腎臓に負担もかかる。心不全も進行。 内服薬が増え、水分摂取制限も出てしまった。
恐ろしい事にこの兄弟たちの中には医療関係者が存在するのだった
笑って人生を全うしてくれればいい もし、そういう結論に達したうえでの行動だったならば差入れもかまうまい けれど、現実を知った兄弟たちは施設のせいにして大騒ぎ
後ろめたい気持ちから差し入れた好物たちが老婦人に余計な苦しみを与えてしまったのだった
「とりあげるくらいなら、何もしないでよ」 ベッドで老婦人は私の手を握って涙した
そう、これこそが悲しいかな現実なのだ
ここのパスワードを書いた紙はよく行方不明になる そして、書きたい!が溜まり溜まった頃に出てくる パスワードはソフトの更新でいつも消えてしまうのだった
あれから約一年 今も通所施設で働いている 在宅の現場は自分の未来を想像させる たとえ結婚しても、いずれは相手もいなくなり一人になるという現実 子どもが居ても、その子が老後をささえてくれるという保障もなく そして国の保証もない 何か病気をしても、弱った足腰で自分一人での受診もままならない それが現実 救急車をタクシー代わりに使う事が問題にもなっているが、 そうでもしなければ受診できない現実がそこにある そして、医療に頼りすぎる家族たち これも、医療が進みすぎ健康年齢よりも寿命を延ばす事に意味があるかのように思われるこの頃の医療界の在り方にも問題はかなろうかと思う
いつまでも元気ではいられないのだ いくら気を配り、気を付けていても病気になるときはなるし、 病気にならなくても、体は確実に老いていく 何をするにも時間がかかるようになり そして出かける事も大変になる
自分の老後が怖いのはももちろんだが それまでに寿命がくればいいのにと ふと思ってしまう日々なのだった
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