午後からえらい大雨と大風で、当落封筒は大丈夫だろうか…と大変心配していたのだがとりあえず屋根に守られていて無事だった。そしてスペースは取れていた。
よっしゃー7連勝だ!といってもきっとナポソロは無競争に近いのか知らんが<毎回ゆってる気がする。 今年の通行証はタテサイズが前回の×1.5ぐらいにおっきくなっていた。札入れ部分じゃないと財布に入れとけないよコレ。
夏は翻訳本お休みしてヘボマンガコピー本を出す予定。そして私はオフだろうがコピー原稿だろうが同じぐらい時間をかけないと原稿仕上がらないし、当日ギリギリまで頑張ってコピー取ったり製本したりという根性も無いので(その前にいつもさっくり諦めてる)サイトの続き物を早いとこ仕上げて準備にかからなくてわ。
さて今日は何をしようか、と布団でぐずぐずしてたらあまぞんで注文していた本と漫画が届いてしまったので、今日は一日それを読んで過ごした。 ついでにこれも通販で、月に1回ずつ届けられるグリーンの第一回も来た。付属の説明だと直射日光の当たらない明るい所に置いて、水は乾き具合を見ながら週に2回やればよくて、肥料は年に2回だけ病害虫の心配も無し、とお手入れ楽々なことが書いてあるんだけど、さーて私が世話して果たして何日持つかな〜〜(^^;
二年ぶりに新刊が出た「雨柳堂」はずーっと伏線張ってた話がとりあえず一気に進んでて良かった。でも一番のお気に入りはじーさんとじーさんと蛙の話。
| 2004年05月29日(土) |
「オデュッセイアものがたり」 |
昨日図書館で借りた「イーリアス」(土井晩翠訳)があまりにも読みにくそうなので、今度は児童室に言って子供向け図書を借りてきた。 挿絵も古代ギリシャの壷絵風でなかなかに美しい。 オデュッセイアのエピソードはぶつ切りで知ってはいたが、まとめて読むと相当にご苦労さんの連続。そーか映画の部分が終わったあとでボロ、じゃないオデさんはまだあと十年色々と頑張らなきゃいけないのかと思うとちょっとうっとりv……いや結構美味しい目にも遭ってるか。
巻末の解説によると「オデュッセイア」の作者は女性ではないかという説があるそうな。確かに冒険や戦闘描写より飲み食いや身の回りのことや家庭的なシーンの描写が多いところなんか(読んだのは子供向けに書き下されたものだけど)そうかもしれない。 そんで半ばごろにオデさんが黄泉の国の入り口でトロイ戦争の亡者と会見するところがあるのだが、アキレスってばパトクロスと肩を並べて出てきたりする。 そーかあの世に逝って未来永劫ラブラブなのかこの人たち、と大変微笑ましい気分になった。
昨日一日痛かったので近所の整骨院に駆け込む。 大した症状ではないが右の筋肉が『伸びてる』のだそうだ。温シップやマッサージなどひととおり手当てしてもらって、あまり腰に負担をかけないようにと言われて帰ったが、家の中ですることって大概座ったりしゃがんだり中腰になったりするわけでどーにもこーにも。
とにかく背中曲げて座ってると腰がイタイので背筋をぴんと立ててお食事や読書。怪我の功名(言葉どおり…)で姿勢が良くなるかもしれない。
| 2004年05月27日(木) |
映画「トロイ」<ネタバレ含 |
開演ギリギリに駆け込んだのだが前から9列目ぐらいに座れてやれやれ。
時々ふとデジャブを感じるシーンがあったせいか(なんかこの頃ドッカンドッカンな戦闘シーンのある映画ばっかり観ているなあ…)などと思ってしまう。 そして自然とROTRと比べてしまうのだが、こっちはムカシの人間同士だけあってお互いに結構了解があって、「ヤァヤァ我こそは〜」だったり「今日はこのへんにしといたるわ!」だったりの余裕があっていい。
ストーリーは(特に締めくくり)ブッタ切りのような、結局そもそもの原因になった二人はどないやの?というモヤモヤ感が残るが、主役級の人たちは皆魅力的であった。 いやもーオーランド君のパリスがとことんバカで腰抜けで!それでも妙に憎めなくて(自分がヘタレなのを自覚してるせいか嫌味がない)あーこんなカワイイ弟であったり末っ子?であったりに甘えられたらつい許しちゃうよなという感じ。 一方のエリック・バナ演じるヘクトールはとことん高潔で男前。ブラピは…個人的にあまりハンサムだとは思えないがワガママ勝手な現代っぽさが映画の役には合っていた。なんかタイプの違うステキなBFが二人もいるし♪
ずーっと前「トロイ」映画でオーリがパリス役にキャスティングされたという話を聞いた時、友達がじゃあ美女4人を(ヘレネーと3美神)どうかきあつめてくるつもりだろう、一番のべっぴんがパリスでした〜じゃアカンよねえと言っていたが、神様は全然出てこなかったしヘレンは若くてキュートで映画的には合格点だったし、それよりなにより私が一番お美しいわと思ったのは、ピーターオトゥールのプリアモス王だったのでもう全く無問題。 そりゃまあ相当年はいってて顎のあたりなど皮がテレテレになっているのだが、それすらも……例えてゆーなら最後の芳香を放ちながらゆっくりとしおれていく大輪のカサブランカのような美しさ。(ちなみに私は大真面目だ)
誰が一番べっぴんかという議論はさておき全体の感想: 1)「全ては愛のために」といいつつ愛がここまで役立たずで奇跡も何も起こさない反ハリウッド的展開とゆーのもいっそ気持がいい。 2)「指輪」で長髪ヒゲおっさんに馴れきってむしろ萌えーvという感じになってきたけど、今度は更にごっつい足にミニスカ&膝太腿丸出しでも超OKになりそうだなあ。
という訳でけっこー面白かった。人死にが多い割には気楽に観てられたので、機会があったらもっぺん観に行きたい。
今日何となしに、床に散らかしていた新聞か雑誌を拾おうと腰を屈めた瞬間にピピピッとコムラ返りのような痛みが腰に走って、それ以来腰を伸ばそうとしたり後ろに逸らそうとすると痛くてタマラン。
普通に立ち歩きは出来るのでギックリ腰とかではないのだろうけど、夏までに直ってくれないとコミケの時段ボール運べなくて困る。<というのを真っ先に考えた。
特に腰に負担のかかるよなことをした憶えはないので、そろそろアチコチにガタが来だすトシなのであろう。もしかして逆に運動不足なのかもしれないが。
さてどんなのかなーと思ったら、「NUTCRACKER」を観たあとだとずいぶんセックスアンドバイオレーンスな舞台だった。 女カルメン?のルカが予想以上にヘタレで色気だけあんちゃんなのが現代的でよかったけど、好みから言えばもっといたいけなアンジェロ君(ルカに翻弄されたあげく殺人の罪をおっかぶせられる)とのカラミが欲しかったような。
番組の最後に玉三郎とマシュー・ボーンの対談があるというのでちょっと期待してたんだけど、別々に二言三言喋ってるだけで全然対談になってなかった。とにかく次の新作はメリー・ポピンズだというのだけは分かったけど、ベタにメリー・ポピンズが男だったりするのかな<小太りの中年を希望v
自宅に数年前ゲストしたスレイ○ーズ合同誌の改訂版が届いていて、なんだか懐かしいなァと思いながら自分の書いたSSを読み直していたらこの期に及んでワープロ変換ミスの誤字を発見してしまってガックリ。 まちがった過去の自分もだけど、今更気がつく自分にケリを入れたい気分。
そしてこの本のジャンルは唯一私が男女カップリングでえっちを書いたものなので、そういう意味でも大いに照れくさいのであった。 攻めが怖くて途中でポロポロ泣いちゃうような受けの話も雰囲気が合えば良いとは思うけど今後そんな機会は……レゴギムでもかなり苦しいかも……。 いっそ電波の入ったレゴラスで受けとゆーのはどうだ!?<何をやけくそのように。
| 2004年05月23日(日) |
Cupid's Bow |
File40に少し前にアップされていた作品。タイトルそのまんまの、それ以上でもそれ以下でもなく予想通りのお話であった、と書くとなんか悪口言ってるみたいだけど、軽いお話を読みたかった今の気分にはぴったりで気持ちよく目が通せた。
人知れず現代社会に潜んでいるキューピッドとアフロディテが、パーティーで見かけた男女を結びつけようとして、うっかり(?)矢が逸れてイリヤラブラブの矢がナポさんに刺さってしまう、というお約束展開で話は始まる。ちょっと面白かったのがキューピッド(ギリシャのクピド神なので赤ん坊ではない)の人間名がQuentin Piddさんという青年実業家であったり、「キュー」「アフィ」という愛称で呼び合ったりしてるとこ。 日本だといー年こいた大人に愛称使うのはなんだかなーという感覚なのだが、そのへん外人さんは全然構わないのだな。
もしかしてもしかするとRVさんとDMさんも「ロブ」「デヴィ」とかなんとか呼び合ってたりとか……いや中の人をどーこーするつもりは全くないけどそれぐらいなら……
| 2004年05月22日(土) |
どうなる田中さん-2 |
そして田中さんはホモっ気がなくて結婚願望大有り、のわりには派遣社員の女の子や退職した同期社員に少しぽーっとなったり浮かれたりするぐらいで、彼女どころか合コンに出席したこともなく、確かお見合いだって一度しかしてなかった。毎年恒例のバレンタインでも、田中さんが周りから義理チョコ以上のものを望んだ試しがない。 要するに田中さんは結婚したいな、家族が欲しいなとは思っていても、その前に恋愛することがなく、ホモじゃないというよりはホモですら無いと言った方が正しいのだ。
田中さんはきっと(社長秘書令子さんみたいに途中で消えるのでなければ)連載終了までこのままであろうから、突然ステディな彼女や彼氏を作ってしまうことなく1巻に2,3回ぐらいの割合で私を「ありり?田中さんダイジョブ?」と思わせて欲しいものだ。
どの田中さんかというと秋○りすの「●L進化論」に出てくる会社員田中さんの話……。
コンビニに寄ったらちょうど21巻が出ていたので早速購入。ほんとにいつまでも、ネタ切れにもならず質も落とさずその上滅多に休載もせずに続けていてスゴイなと思いつつ、数巻前から35歳で独身での田中さんネタに「おやぁ?」と思うようになってきた。 きっかけは16巻だったかの、風邪を引いたヤモメ仲間の家に看病に行って、エプロンつけてまめまめしく働いているところをヤモメの母親に見つかり(?)「この子ったらずっと独身で将来が心配だったけど、あなたみたいないいひとがいてくれたて安心」「思い切って一緒に暮らせば?世間が何と言ったってかーさんは応援するから」などとエライ誤解をされて双方大慌て、というネタに「わー同人誌みたい」と思ったのが始まりであった。<そして参照もしないで台詞をほぼ丸暗記してる私。 そして田中さん、21巻になるとやはりヤモメ仲間の友達と「ここに引っ越してこようかな」「そうするか?僕も誰かに(料理を)食べてもらえると嬉しいよ」と言い合って一瞬ミョーな雰囲気になったり、クリスマスにケーキやツリーやチキンを用意して「そのまんまの」パーティーで男友達を迎えたりもう留まるところを知らない。どーなる田中さん…といったところで予想外に長くなりそうなので明日分に続く。
雨も降ってるしと実家から英語きょうしつまで車で行こうとしたら、近くまで来たところで一方通行と幅員減少の罠に嵌りこみ、教会の尖り屋根はすぐ前に見えているのになかなかたどり着かず、そのへんに車をほっぽって歩くわけにもいかずえらい目にあった。カーナビは「目的地周辺ですのでこれから先は地図を参考に走行して下さい」としか教えてくれないし。目的地周辺だからこそ案内が必要なんじゃないかー!
20分ほど遅刻してたどり着き、SteveせんせがUSJに行ってきた時の話を聞いた。ワイルド・ワイルド・ウエストのショーで日本人がカウボーイの格好してニホンゴ喋ってるのがすごく奇妙だったそうだ。 なるほどそれは白人や黒人が宮本武蔵とか桃太郎役で出てこられたようなもんなのだろうな<と変換してやっと納得。
WOWWOWでAMPの「カー・マン」の放映があったので、留守中の父親の部屋のデッキでこっそり録画することにして(WOWが映るのはそこだけ)ついでにもう終わっている「おしん」の毎日録画予約をキャンセルにしておいた、、、、 ら、父は引き続き「澪つくし」を録画して毎日の楽しみにしていたようで怒られた。そ、それは大変済まない事を致しました……けどいつの間にそんなに昔の朝の連ドラが好きになったのか謎。
そんなこんなで録画した「カー・マン」だけど居間にはもうビデオデッキがないので当分観られない。うーん。
ここしばらく自分や身内のサイトどころか自ジャンルのサイトまで巡回してなくて、これはあかんなーとまず自分ころの掲示板を「まあどうせ書きこみはないでしょう」と思いながら見に行ったらしっかり書きこみを頂いていた。うわー申し訳ない。 明日からは、もう何千回目か知らんけど心を入れ替えて少しはマメにがんばるぞ、ととりあえず日記に約束してみたりして。
そして本日朝一番のショックは近鉄ばはろーずの鈴木貴久氏の急死。40歳元野球選手を二日で殺してしまう急性気管支炎って一体どのようなものだか想像もつかない。 前の近鉄のかわいーユニホームが似合う、ずんぐりむっくりがっちりキリリ☆とした体形と顔立ちに、打席につくたび何かやってくれるかも!と期待させてくれるいい選手でした。ご冥福をお祈り致します。
| 2004年05月17日(月) |
京都では私もコムスメ |
今日から3日間、父親が旅行でひとり店番。こういうときに限って製餡所とか、古いお馴染みのお客さんから問い合わせの電話が来る。戦前から取引があるといっても私にはどーにもこーにも……。 とにかく大事なお客さんのようなので、麻紐を車で40分かけて配達するかとカーナビで検索していたら、そこへ伯母さんが登場し、そこの社長さんならウチのホン近所ヤデと教えてもらう。そしてそのあと人手がないのならこちらから受取に行きますからと連絡があった。
昔からのおつきあいやらごあいさつやら学ぶ事はいっぱいあるのだが、いちいちあわあわばたばたしないとなかなか学べないので困ったもんですわー。
ケガ入院のおばーちゃんの具合はとりあえず落着いているようでひと安心。
今月18日がアーニーちゃん(わんこ)の一周忌なので、仏壇の花を新しくしてお骨を埋めた庭のすみにお線香をあげた。火葬を頼んだ業者さんから一周忌のお弔いはどうですか?と電話があったそうだが、近頃はこんなサービス?もしているのだな。 でもわんこの命は人間があれやこれや気遣うまでもなく、息絶えた瞬間にすうーーっと天国まで上がって行くものだと思いたい。
そして夜は父と祖母のお誕生日祝い会食。フミさん(94)はいつになく食も進んでにぎやかに食事が済んだのだが、帰りしなに行ったお手洗いで足を滑らせ腰を打撲して、そのまま救急車を呼ぶことになった。 レントゲンの結果骨に異常はなかったのだが、元気なようでも一世紀近く使っていればあっちこっち脆くなっているようで、もっと長生きしてもらうためにもっと廻りで気働きしなきゃな、と考えながら病院から帰った。(ちょっとババコンなわたくし)
祖母の94歳バースデーのプレゼントを買いに、日曜の四条河原町に出たらもう鴨川に川床が出たりしていて、えらい人出で参った。 とりわけ西洋人が多かったのではたと気がついたのだが、私が人ゴミ苦手なのはちびだからではなかろうか。前後左右を人に囲まれてしまうとまるで井戸の底にいるようで(ちょっとおおげさ)身動きもならず視界も効かずでとってもおちつかない。
それでもめげずに河原町商店街の「二十三や」(フミヤと読むらしい)で本つげの櫛を購入。なんで櫛かという祖母のフミさんが94歳だから〜〜♪とお店の人に話したらウケてくれた。 そんで父親の誕生日ももうすぐなのでナンゾエエモンは、としばらく探しまわったのだがこれといったものは見つからなかった。というか男相手のプレゼント選びはどーも面白さが半減ですぐ挫けてしまう。ごめん父、もーちょっと待ってね。
今日から実家で店番ウィーク。母は今度はエゲレスはウェールズ地方巡り。 大変羨ましいのだがシチリアツアーがキャンセルになった結果のことなのでまあよろしい。シチーリアへは私が先に行くんだもーーん!(イタリアには何か人を嫉妬深くさせる要素でもあるんだろうか)
何か読むものはないかなと本棚を探したら、母は目下波津彬子がお気に入りらしく、文庫版の雨柳堂に加えて「異国の花守」と「パーフェクトジェントルマン」があった。それにしてもK子さんはハギオモトもヤマギシリョウコもサカタヤスコもオカノレイコもハヅショコも好きなのに、どーして(馬酔木とか青鞜とかでない)同人誌には全く理解を示してくれないのだろう……。
| 2004年05月13日(木) |
あめーじんぐぐれーす |
今日の英語きょうしつチャペルタイムでこの歌にまつわる話を聞き、そのあと皆で歌った。アァメ〜〜ジィンググレェエ〜〜ス♪はよく知ってたけど、アメリカの元奴隷商人が作詞した歌だとゆうのは初めて知った。 奴隷を載せた航行の最中に嵐に遭い、思わず神の名を唱えてそれからキリストの愛に目覚めて書いたのだそうだ。自分のようにバチアタリな人間にも、救いを求めれば神は慈愛を施して下さるというのが全体のテーマであった。 それはとても良い話なんだけど、それじゃあ昔の奴隷商人は全員無神論者だったのか?という疑問がちょっとだけ残る。
今日ふとフラメンコのことをぼーっと考えていて(何故だ)そういえば「オレ!オレオレオレ!」って自分としてすごく根源的?な響きがあるけどあれはなんだろう…としばらく記憶を辿っているうちにそれが『NHKみんなのうた』の「トレロカモミロ」であったことに思い当たった。
それでネットで検索してみるとあんじょう大人気の歌らしく、イラストレーターのHPタイトルがそのまんまであったり、カモミロがいかに自分の理想的人物であるかを熱く語っていたりして面白かった。わたしだけじゃなかったんだなー。 あまつさえ歌詞を探して口ずさんでみたらばあまりの懐かしさに泣きそうになってしまった。確かにすんごいかっこいーぞトレロカモミロ。たたかいより〜もひるねがすき〜〜(ランララランララランララランラン♪ランララランララランララランラン♪ランララランララランララランランランラン♪)…すいませんしつこくて。
| 2004年05月11日(火) |
こんなイリヤはどうですか。 |
MFUのzine話続き…
CLASSIFIEDの2と4とで一続きになっていたお話が読み返しているうちにどんどん好きになっていた。前編はいつかコメントしたように、ソ連に呼び戻されておそらくは抹殺される運命にあるイリヤを、課長の計らいによりナポさんが一服(媚薬と忘れ薬を)盛ってアレしてナニして、イリヤはナニをされたか気づかないままにメデタシーで終わってしまう話で、ええっこれで終わりは物足りないわ!と思っていたら、ちゃんと続編があってコトの次第を知ったイリヤがナポさんとこへ怒鳴りこむ話だった。 そんでやっぱり結果的にラブラブハッピーエンドになるのでよかったし、アレコレ可愛いので訳してみたい気もするんだけど、イリヤがちょっとお子様でデリケートでナイーブで、ナポさんがジュンジョーでマジメすぎるのが難と言えば難。
でもしかし、イリヤはデリケートでナイーブなのが好き!という方がきっとガサツで身も蓋もなくて乱暴者のイリヤがタマラン!という向きより(それは私だ)多いよな気がするので、却って全然オッケーかも知れぬ。
それにイリヤは上に挙げた各要素がフクザツビミョーに絡まりあってるところが魅力なんだものね。というわけでどうですか?と聞きたかったんだけどもう遅い気がする。何故ならこれを書いてるのが5/18だから。
| 2004年05月10日(月) |
お代りを所望したい。 |
昨日イベント行けなくて悔しいので、月曜火曜とMFUのfunzineをまた読み返していた。そしてやっぱり途中で投げた話は最後までがんばっても大したことはなくて(失礼)最初におおぉっvvと思った話は何度読んでも面白いなあ、と再々々々…確認。
そしてClareさんによる『コスプレ』がテーマのweb-zineが目下準備中で私も仲間に寄せて貰っている。オンラインで読めるのは手軽で楽しいけど、またCLAD2みたいな大作zineも発行して欲しいものだ<と大方読んでしまったもので飢えている。
シティ大阪に行く予定が、なんか頭がズキズキしていて欠席、というのも一般だから変かな。スーパー合わせの指輪本欲しかったんだけどなあぁ〜〜〜。
今ごろこんな本かそんな本やあんな本かどんな本が、と思いながら一日ボンヤリと寝ていた。
父から貰った神戸電鉄フリーパスと温泉入浴券があるので、友人Aと一緒にお出かけ。しかしバスならあっという間だった気がするのに電車だとえらい時間がかかる。帰り三宮で遊んだり出来るかなと思ってたのに、片道2時間以上した。
そういうローカルな路線をごととんごととん乗って行ったのだが、途中ほんとに8頭身はありそうなガイジン風女子高生が向いに座ってきて、おばちゃん二人でヒソヒソ話をしてしまった。 たぶん身長172cmぐらいだと思うのだが、座ったらヒザが鋭角に曲がるぐらい浮いてる!靴もでっかいし指も長い、顔立ちは格別キレイというわけではないが大ぶりに整っていて若干肌目が粗いところが(失礼)ますます西洋人の血を思わせる。
目的地の有馬温泉黄金の湯と銀の湯に浸かりながらも、強塩分と鉄含有の湯が脳味噌に回ったか「さっきの彼女って脱いだらどないやったろー」とか「お金出したげるし私らと一緒に行こうなー、とか誘って見たかったよね!」という話で盛りあがる。もはやおばはんを通り越してオヤジ光臨状態。
爛れた風呂から上がって玄関に向う途中、もうとっくに無いと思われていたFROGSTYLE-vol.4のガチャガチャを発見して二人で回してみる。季節外れのOSEIBO-FROGが出てきて嬉しかった。これだから温泉地のゲームは侮れない。
| 2004年05月07日(金) |
ニューシネマパラダイス |
むうびいぷらす=タルトチャンネルで完全版の放送があった。そもそも通常版からしてココロ惹かれつつも今まで見たことなかったのだが、最初は幼児とおっちゃん、次は青年とじいさん萌えvでなかなかお得な感じのする映画だった。 そして映画が唯一の娯楽だった時代のシチリア人のやっかましい鑑賞態度に苦笑。今だったらインドあたりがこんな感じなのか。(携帯パカパカやられるよりはいいかな)
舞台がシチリアというのがまた魅力的だったのだが、暑くて乾燥してそうだなーと思った意外はそれほどシチリアの風景は出てこなかった。そしてシチリアのアッパークラスは夏の間トスカーナに滞在するのだと知って軽くショック。
通常版がどんなもんだったか知らないけど、後半の昔のガールフレンド探しのくだりはちょっと冗長だった。その上ようやく巡り合った中年のカノジョと堤防に止めた車の中で○○××、というのははっきりいって興ざめ…なんだけどラテン的にはこういうのがいいのかなー。
あまりにもいい天気だったので、若干近所にありながら今まで行った事のなかったバラ園に行ってみた。それでも大した事はないだろうとタカをくくっていたら、敷地こそそれほどないがまさに薔薇の盛りで、冗談のように美しい風景。
品種は…よくわからんのだがフランスイギリスドイツ日本と各種あり、国産のものは薄ぼかしが入っていたり重ねになっていたりの繊細な色調のものが多かった。私はバラなら赤とか白とか黄色とかバチッとした原色のものが好きなのだが、やっぱりお国振りが出ているのだなと思う。
勢いでせめてミニバラの鉢植えでも育てたいところだが、過去購入して2日で枯らしてしまった記憶があるので止めておく。まったくもー私の指から毒液でも出ているのかしらん…(毒娘みたいでそれはそれで耽美だな)
ムービー+で放映したので懐かしさに惹かれて観てみる。 監督がコッポラというのでちょっとびっくりしたが、ちっちゃいころ児童文学全集で読んだ話ほぼそのままの展開ですごく安心して観ていられた。 そう名作というものはよほどのことがないかぎり新解釈を付け加えたりあれこれいじったりしないほうが客はうれしいのだ!分かってるなあコッポラ…。
そして子役がまた、メアリーは可愛いけど目つきがきつくてちょっとだんご鼻で、コリンはポールマッカートニーの若い頃を縮めたみたいな、なまっちろくて顎が小さくて目がでかくて、ディコンなんか顔に『庭師の息子』と書いているような風貌で全くスキがなかった。
コドモ私は蔦に覆われた壁に囲まれた中に、花が咲き乱れるひみつの花園にうっとりしたものだが、おやしきの周りに延々と連なる石積み壁や荒れ野の光景も魅力的だった。ロケ地はヨークシャーらしいけど今でもこんなになっているのかと思うとオトナ私もうっとりだ。
いい加減に行かないと終わってしまうので、今日ようやく出かけてみた。 会場は結構な盛況ぶり。ヤンソンさんの油絵なども展示されているが、やはり皆のおめあてはムーミン。油絵も悪くはないが印象派のなぞりというか、マチス風ゴーギャン風ルノワール風ゴッホ風、という感じで際立った印象がない。 こやって原画で見てみると、ペンのタッチだけで微妙な陰影や質感を幾通りにも分けて現せるヤンソンさんはやっぱりすごいと思う。 初期の風刺画もおされだし、画面のすみにサイン代わりに出てくるムーミンは、物語のムーミンよりさらにエタイの知れない生き物という感じがしてかわいい。ムーミンの世界そのものがヤンソンさんの創作であって、実寸に直すとムーミンは子猫か電話帳ぐらいのサイズだとどこかで聞いたがそれも納得してしまう。
最後にお約束グッズコーナーとDVD上演スペースがあり、DVDスペースではさっき散々ゴネ騒いでいたお子が大人しく座ってアニメを見ていた。 確かに絵は色が(あんまり)ついてないし動かないしなー。自分は逆に、原画を見たあとの、高山み○みや子安の声で喋るアニメムーミンに幾らか違和感を憶えたのだけども。
| 2004年05月01日(土) |
Body Language |
File40で新作が(だいぶん前から)上がっていたので、長いけどがんばってPCに置いたまま読んでみた。 うーんなんかこう、もどかしくて平板で後半エエカゲンニセーと言いたくなるような話だったかなあ……私がナナメ読みしたのがいけなかったのかもしれないが。
一足先にU.N.C.L.E.の現場を引退させられてしまうナポレオンが、残るイリヤをどうするか、他の誰かと組ませるなんて考えただけでもイヤだと頭を抱えていて、イリヤはイリヤで自分達が一緒に組まなくなったらきっとナポレオンは自分から離れてしまう、というので半ばヤケになっているというお話。 タイトルに近いのは最初のやりまくり(失礼)な箇所だけで、結局は延々と続く話し合いで一件落着するのが、方向性としては悪くないんだけど読むほうはちょっと、どころかだいぶん退屈だった。そんでイリヤもナポさんとそんなに離れてないのなら30後半なんだし、もーすこし落ち着いて欲しいなあと思うのであった。
作者名を確認したらば、やっぱりどの話もこういう傾向にあることが判明。同じ人が書いたのでも「Becalmed」は異色で珠玉の短編だと思います。<簡単ヒント
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