野生の森
高瀬志穂



 君と僕との関係性。

 後ろから抱きしめられる、というよりじゃれついてくるのはいつものこと。最初は重くて邪魔だったのだけれども、猫と戯れていると思えばなんてことのないものだった。
 いや、実際には相手は猫なのだ。見た目はどう考えても人間で、ただ耳としっぽがあるだけの。
 けれど本人は猫だと言い張る。

「キーラ、遊ぼうよ。」
「…はいはい。」

 気のないような返事をキラがすると、アスランはキラに体重をかけて押しつぶそうとする。

「アスラン、重いってば!!」

 それでもアスランが力を抜く事はなく、キラは床に押し倒された。そして顔中にキスを降らされ、指でキラの髪の毛を梳いた。

「キラの髪の毛ってさらさらだよねぇ。凄い手入れをしてるわけじゃないのに。」
「どうせ手入れなんてしてませんよ。」
「けれどこんなにさらさら…。」

 自分の髪の毛で遊ぶアスランの髪へとキラはそっと手を伸ばした。

「アスランだってさらさらでしょ?」
「そりゃキラが洗ってくれてるからね。今度キラの髪の毛も洗ってあげるよ。」
「…いや、遠慮します。猫に髪を洗われる飼い主って聞いた事ないし。」
「他は他。うちはうち。大丈夫、奇麗に洗ってあげるから。…隅々までvv」

 その耳は猫のもの。そのしっぽは猫のもの。けれどそれ以外はほとんどキラと変わらない不思議な少年。
 猫と違ってこうして普通に会話が出来る。悩みもなんでも聞いてくれて、一緒にいると心安らぐ。
 けれど普通の猫とは違って身の危険性を感じる。人間と猫とでは決して感じない、人間の男女だから感じてしまう身の危険を。

「………大いに遠慮します。」

 今はまだただの飼い主と猫。けれどこのままの関係でいつまでもいられないと分かっている。いつかは終わる不思議な関係。

「大丈夫だよ。ぴかぴかに磨いてあげるから。…まぁ少し疲れちゃうかもしれないけれど。」
「……。」

 キラは、なぜかそれ以上の身の危険を感じられずにはいられなかった。

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 なんとなく書きたかったのでここで。
けれどなんかうまくまとまりません。
これの元ネタはぐるぐるmixに載せたお話です。猫アス×キラ。プラムの逆バージョンです。設定は違いますけど。というか、設定とか全く考えてないのでどう書いてよいのか分かりません。いつもある程度設定を決めて書くので。一体アスランがなんなのか、キラはどういった子なのかさっぱり。

2005年12月09日(金)
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