「俺も行こうか?」 グレンが申し出ると、彼女は「どっちでもいいけど」と答えた。「待て」 ティオがそれを止めると青年はからかいの笑みを浮かべて振り向く。「なんだ、寂しいのか? それとも妬きもちか?」「違う」 即座にそれを否定して、少年は床の上を指差した。「これ(・・)は片付けて行け」 その先にうなされる青年が転がっていることは言うまでもない。