みぃすけの恋愛日記初回はコチラから


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2004年05月25日(火)     決別





決別のメールを送った私は


途端に気が楽になった。



気持ちの切り替えができたと言うか。





彼からメールが来る事はないんだ。




彼の電話の態度から悟った事。


それを自分自身に言い聞かせた。




メールの着信音が鳴っても


リュウからじゃない。


そう思いながらメール画面を開く。




そう思う事自体まだ彼に縛られているけど、


受信画面を開いた時にガッカリする事は無くなった。







だけど、携帯を見るとどうしても苦しくなる。


彼と全く同じ携帯。


彼の指から指輪は消えていたけど


彼の携帯からストラップは消えたのだろうか。




私は、ネイル用のストーンやシールを携帯に貼りまくった。


ふたりで喜んでオソロにした携帯だけど


今は、私がひとりで浮れてオソロにした気がして


虚しくて


寂しくて


辛くて


私は、少しでも彼の携帯との違いを作りたかった。


だけど、もし、彼が戻ってきてくれたら・・・。




そう思って接着剤を使わずにテープで貼り付ける。


どこか振り切れてない思い。


だけど、きっとすぐに忘れられる。


そう思っていた。




そんなある日。


私は普段10:00〜18:00の仕事を早出して17:00に会社を出た。


その頃数日間は4月とは思えない暑い日が続いていて

彼は仕事が終わらず、私が帰る時間まで、戻って来なかった。




顔は見たかったけど



会うのは辛いから丁度いいや。





そう思って帰った。





その日の夜。





メールの着信




もう、彼からのメールが届かない事にはスッカリ慣れてしまって



私は何気なく受信画面を開いた。



その瞬間。



心臓が高鳴り始めた。



送信者




リュウ





「今日、休みだったようだけど、体調でも悪いん?」




私の退社後に帰ってきた彼。



私の車が無い事に気付いてくれた。


私の事、少しは気にしてくれてる。


嬉しくて


嬉しくて


嬉しくて



すぐに返信をした。





「別に何でもないから気にしないで





 って言ったら気になる?

 つか、普通に仕事してたよ。

 9時に出勤したから5時に上がっただけー」





だけど、それっきりメールは来なかった。











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優しい言葉なんて



かけて欲しくなかった。



期待なんて



させてほしくなかった。







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