別れ話が終わって部屋に戻った私は。
どことなく幸せだった。
意味も分からず、冷たい態度を取られるよりも
別れて友達になれる方がずっとよかった。
私は毎晩呑み続けた酒をやめた。
リュウ。待ってるよ。
オンナ磨いて待ってるよ。
そう、心に誓って。
翌日。私は友達数人で集まって遊んでいた。
その間に何回かリュウにメールした。
以前のように。
友達だった頃のように。
だけど、リュウからの返信は
ほとんど無かった。
私、ひとりでバカみたい。
リュウは絶対戻ってきてくれるなんて思ってバカみたい。
携帯も、買い換えちゃって
バカみたい。
期待なんてしちゃってバカみたい・・・。
どうしようもない気持ちで、私はまたボーダフォンを取り出して
過去のメールを読み返す。
何度も
何度も
何度も
翌日はデートするはずだった日曜日。
虚しさだけが残る日曜日。
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