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2003年04月19日(土) ツクババリバリ伝説 7

『バリバリ。』と『その後。』


4月16日。
JEMのコンテナ積み作業。

モノが大きいだけに、多少てこずることはわかっていた。

しかし。

…しかしまさか、日付けが変わりそうになってようやく
「とりあえず、今日はここまでにしとこっか」
なんて、誰が予想できたか…。


アメリカ、フロリダ州のケネディ宇宙センターまでは船での輸送となる。
途中、どんな嵐(アクシデント)に遭遇するともわからないので、機体の固定には万全を期す。
コンテナの中で機体が遊ばないようにするには、固定治具との隙間をできるだけ少なくすればいいわけで、でもそうすると当然、積むのが困難になる。


…作業が遅れた理由を書類で提出しなきゃならないなら、模範解答はそんな感じ。


けど、すべての『事実』には『ウラ』がある。


今回の『ウラ』は、こんなんです。

…ないしょだけど、いまの作業クルーはチームとしていうなら最低、である。
個々の能力は高いけど、チームワークがぜんぜんなってない。
個人作業ならともかく、今回のような共同作業になると もうバラバラ。
かく言う僕も、チームプレーは苦手なほうなので大きな口は叩けませんが(汗)。

ろくに舵を取れない新任リーダー。
もどかしさのあまり、すぐに指揮をとりたがる古株。
そんな『船頭』がたくさんいる状態で、『船』がまっすぐ進むわけがない。
みんな、フラストレーションばかり溜まって。

それでも作業としてはなんとか完了と言えるまで持っていったのは、さすがオトナですねー。


24時ちょっと前に職場を出て、遅い夕飯とって部屋に戻ればもう2時だった…。


まあ、たまにはバリバリ仕事もしてるんスよ、って話(苦笑)。

―――

その次の日は、後片付けくらいだったので定時で終わり。
その後、ご苦労さん会ってことで 飲む。

実はこの日の作業中、僕は作業台の角に頭をぶつけてしまい、おでこに大きなコブをこしらえた。

でもまあ、酒はなんとかの長。
とりあえず飲んどけー。

ということで(?)、吐くまで飲む(弱いのに)。

…アレ?
なんか熱い…てか、痛っ…!

コブは順調に成長を遂げ、額からは再び血がにじみ…。

…ああ。『百薬』つっても、切り傷・打ち身みには効かないのなー。酒(苦笑)。

―――

機体が出て行ってさっぱりした作業場。
あとは、別送品の整理と片付けの日々。

んで、今日は土曜日だし…ってことで3時あがり。

夜。
後輩二人と居酒屋で飲む。
なんか飲んでばっかり(苦笑)。

いつもの通り、チューハイ半分で出来上がって…。

普段、そんな場では絶対にしない、仕事の話でアツくなる。

…後輩と言ったって、出張や他課への応援が多くて情熱にも欠けた僕は
能力的にはもうとっくにこの二人に追い越されている。

二人もそれはわかっていて、でもだから同じ高さで話が出来た。

…ダメじゃないか…?

―――

二人の思っていることを聞いて

「もう、あとは安心(僕がいなくても)」

なんて一人前のフリしてる僕は、やっぱり…。


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