月と散歩   )   
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2003年04月20日(日) ツクババリバリ伝説 8

『以心伝心…?』


作業が順調に進んでいるため、今日は休み。


気分のウラを映したような、低い雲。霧雨。
負けるもんかと、目を開ける。

…朝。
起きたらもう、昼だった(苦笑)。

―――

ちょっと離れたとこに映画館がある。
ひとりの時間を、そこに預けることにした。

昨日が封切りだった『ドリームキャッチャー』がちょうどいい時間にあった。

コーラとキャラメルポップコーンを買って席につく。

ひとりの映画。
キライじゃない。

―――

ネタバレにならないようにやんわりと内容を言うと…。

少年時代に『ある秘密』を共有し超自然的なチカラを手に入れた4人の、20年後に遭遇する驚愕の真実…!
って感じ。

実はそのチカラってのはテレパシーなんだけど(バラしてるし)。
相手の考えてることが直接伝わってくる、みたいな。

んで、物語もいよいよ佳境。
いろんな意味でビックリするような事実。真実。

原作がスティーブン=キングなんで、ちょっとホラー。
「ああ、なんかあるぞ。なんかあるぞ…。…ほら来た!」
なんて。
たぶん、観てる人みんながそんな気持ちだったんだろう。
だって僕の『心の声』以外にも、聴こえたから。



…え…?



一瞬、映画に感情移入するあまり、僕までテレパスになったかと錯覚するくらい(笑)その『声』は鮮明に聴こえた。

『声』をたぐっていくと、それはふたつ隣の席に腰掛けた中年夫婦の声帯からはっきりと出されていた(苦笑)。

「いやー、コワイわー」

「ははは…」

「ああ、そうか。そういうことだったんだ…」

…なんて、感じたことが一瞬あとに音声となって伝わってくる。
中高年、おそるべし である。


でも、キライじゃない。
ああ、映画館で観てるんだなー、って。


おかげでテレパス気分も味わえたし(笑)。


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