★ 夏海の日記 ★

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2007年01月14日(日) 貰っちまったようだ...1

どうやら、貰っちまったようです。
『負』の感情を。
無差別犯罪を犯す人って、こういう心理だったのねって改めて思う。
よく言われる言葉
「むしゃくしゃしたから」

何を馬鹿なことを!って思ってたけれど、
本人は いたって本気でコメントしていたんだなって思った。
そうなのか...
そういう心理なのかってね。
BENは たぶん犯罪など犯さないとは思う。
ただ、狂気を心に秘めたまま暮らしていくだけで。
『何か』きっかけになる出来事がないことを祈っています。
本気で祈っています。
崖っぷちを歩いている魂が そちら側に行ってしまわないようにと。

とてもとても真面目な友だちを招いて 家で鍋をしました。
1年ほど前、うつで入院していたと聞いたきり、会っていない友人で、
ただteaと どうしているかねぇ。
生きてると良いねぇって絶えず話しはしていて、
結婚報告&引越しをきっかけにして、鍋でもしませんか?って誘ってみたのが交流再開のきっかけでした。

入院以来就職をしていなくて、最近は引きこもりで人と交流していないとメールで話しをしていました。
昼夜逆転していて、だから就職するのであれば、早起きの習慣を身に付けた方が良いよって助言し、
引越し(私の家の掃除など)の手伝いに誘って、結局話し込んで何も手伝いはせずに帰って行ったんだけど、
そろそろ就職活動をしようと思うと言ってた通りに 就職活動をして 全滅してるっぽく、
最近ぽつん ぽつんとしていた おはようメールにも 返事が返ってこなくなり、心配していました。

引越しの時に会った時には、お薬は飲んでいないと言い、
「飲んでも飲まなくても同じだから、これら全てのことは自分のせいで、性格なんだと思う」と言っていました。
「この状態は、ずっと昔からであって、今に始まったことではないから」 が、その理由なのだそうです。
お薬を飲むことを選択するのは 個人の自由なので、それはそれで仕方がないことなんだけれど、
この人の場合、飲んだ方が良いんじゃないかとは思っていました。
ただ問題は、BENにとって一番必要なのはお薬なのではなく、
BENが信頼に価すると認める『自分を預けることができる主治医』の存在であり、
お医者さんを信頼できない場合、その治療は治療として役にたたず、無駄になることも解かっています。

突然、「申し訳ないが、鍋に行けなくなりました」とメールがありました。
理由は書いてありませんでした。
また家から出られなくなっっちゃったのかな?
という思いと、
就職(他県に就活に出ていたので)が決まったからなのかな?
という思いとがあり、理由が書かれていてない以上(敢えて書かなかったのであれば)突っ込んで聞く訳にはいかず、
なので、こういう内容の返事をしました。
「私たちは気にしていない。
いつ ではなく、BENは BENのペースで、来られそうな時に連絡してね。」

引きこもっていた場合は、気分の良い 家から出ても良いかなって気分になった時に、
また仮に就職が決まったのであっても、一生帰って来ない訳ではないでしょうから、里帰りした時にでもどうぞって意味で。

そうしたら、今度の土日のどちらかに時間を空けて貰えませんでしょうか?って返事が返ってきました。
へっ? こ、今週っすか?
そのメールは金曜の9時くらいに受信していて、それに気が付いたのが夜中の1時...(。。;
teaに相談し、じゃぁ土曜日ってことでって翌日の朝に返事をしたんだけれど、返信が来ず、
何時に来るやら、本当に来れるやら判らないまま、お昼を回って3時になり、teaがイライラしてきました。

私の優しさと teaの優しさは 正反対の方向を向いていて、
私は相手に合わせる方向の優しさで、一見優しそうに見える。
けれども、自分で動けない(迷いの森に迷い込んでいる)人にとっては、かえって困らせてしまう。
teaは自分の希望を提示するやり方で、一見我が儘に見えるけれど、
どうしたら良いのか迷っている相手には、NOという選択肢を与えることができる。

いつまでもメールを待っていても仕方がないから、何時に集合ってメールを出しなって言われて、
「7時に開始ってことで」ってメールしました。
時間を提示することによって、目標時間の○時までに自分の気分を浮上させれば良いって指針ができるので、
このやり方が『優しい』ことだったのかも知れません。
○時って提示することによって、こっちも待たなくても良くなり、自分の作業ができるし。

で、時間に少し遅れてBENがやって来ました。
(teaは 提示時間に給油に出掛けたので、まだ帰っておらず、
 でもこの気負いのない『いい加減さ』がteaの良いところでもあります。)

私もまだ準備が整っておらず、テーブルのセッティングをしているうちにteaが帰ってきました。
鍋の具は teaが釣ってきたサゴシで、サゴシシャブシャブを ^^v

ここのところ、家から出ていなくて、引きこもり状態だという話と、その他に色々話をしました。

私はteaの過去について 何も質問をせず、teaが話したい時にだけ話をして それを聞いていたので、
teaから聞いていない『自分話』を沢山聞きました。
辛いと思ったことは、『過去のこと』として、本人の中で整理されて終わっていない状態では、それらは過去ではなく現実の『今』のできごとで、
今現在辛いのと同じで 塞がりかけた傷口が また開く恐れがあることを 私は自分の経験から知っています。
だから、teaが話したい時に 話したいタイミングで話すのを 私は待っています。
過去がどうあれ、teaはteaであり、今のteaが私のteaだから、過去はどうでも良いってのもあるんですけどね。
時々出てくる 過去話は とても興味深く、色んなことを経験して、今のteaが出来上がったんだなって思います。
今回は、「高校に退学届けを血判を押して出した」って話を聞きました。
「学校で勉強していても無駄だと思ったから」が理由だそうで(笑)
「血判って、そりゃまた 男前だこと!」って私が笑いながら聞き、teaが「だろ?」って笑って答えました。
学校に親が呼び出され、母親に泣かれて、父親とじっくり話し合い、高校を中退することなく大学まで卒業しましたが、
『辞めたいと思い、でも、母親に泣かれたにしても、学校を辞めないと選択したのは自分である』
そうteaは BENに言いました。
BENが、親に学校を辞めさせて貰えなかったと言った時に です。

私も、「この授業を聞いていても無駄だ」と思って、短大1年で辞めたいと思いました。
今でも夢として持っているのですが、絵本の翻訳をする為に、学校を辞めて語学の専門学校に入学し直したいと思っていました。
ただ、私はお金を持っていなくて、親に授業料を払って貰っている以上、お金の工面をしなくてはならないことなど、
色々打算的なものも含めて自分なりの計算をして、学校に残ることにしました。

全てのことにおいて、同じことなのですが、
○○のせいで、「やりたいことをやれなかった」、「やめたかったけれど、やめられなかった」
そう思って○○のせいにしているうちは、進歩しません。
本気でそう思っているのであれば、手段など選ばずに 自分の意志を貫き通せば良いのであって、
『させられた』のではなく、『その選択をしたのは自分である』と認識しなければ、過去にいつまでも縛られたままになってしまうのです。
とても辛い作業なのですが、誰かのせいにせずに、
逃げる選択をしないでここまで来ることを選択したことを『自分の責任』として自分の過去を認識する作業をしないと、
過去に縛られたままで これからも過ごさないといけないのです。
誰かのせいにして、誰かを憎むことで自分を保っているうちは、未来が見えないのです。
そう、私が 「親に捨てられた可哀想な子供だ」と洗脳されて育ち、
自分を不要なものだと思い、自分の居場所がなかったことを今更どうこう言ったところで、過去は無くならないのと同じで。

家を出ない選択をしたのは私。
結婚を選択したのは私。
母親と 良好な親子関係を演じようとしたのも私。
そのせいで壊れてしまったけれど、過去においてそう選択した結果、今の私がいます。

子供の頃の記憶がない状況で育ち、過去の結婚生活の半分以上をうつで記憶を無くしていて、
それでも この結果は過去と繋がっていて否定できないものだと 過去を肯定したことによって、過去がどんどん好転していきました。
辛かった過去が、良い方向に作用して 幸せ方向に転んでいます。


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