★ 夏海の日記 ★

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2007年01月15日(月) 貰っちまったようだ...2

teaは、BENにずばり言ってのけました。
「そう選択したのは 自分なんだ。それを認めないと前に進めない」と。
その言葉を聞いて、それを言えるteaって、すごいなぁって思いました。
本気で相手のことを考えて対峙してるんだなって。
(私は 傷つけたくないって思いが先行し過ぎて、ここまでは言えません。^^;
teaとBENは 私よりも付き合いが長いせいもあるんでしょうけど)

その他に色々話していて、
自分を理解して貰おうと努力し、そのたび毎に裏切られ、去っていくとBENは言いました。
本音を話せと言われ、本音を喋ると、そこまでの(深い)本音は聞いてないと去られると。

上司と飲んでいて、今夜は無礼講だと言われて、本気で無礼講だと思う人はいないように、
本音で喋って良い人と、そうでない人は見極めないといけません。
そして、言って良い本音と、言ってはマズイ本音があるのも事実です。
ここまで(の本音)は言う、この先(の本音)は もう少し様子を見てから... 
その判断も、人と付き合って痛い思いを何度も何度もして学習していかないといけません。
BENは 「0」か「1」の付き合いを繰り返し、内臓を見せる勢いで全ての人に自分の中味を話し、
その勢いに相手はあっけに取られてしまうのでしょう。
大抵の人は、その勢いに押されてしまうのではと思います。
真っ直ぐ過ぎて怖い と。

(受験勉強をして、その努力の結果として『合格』が与えられるとしたら、
『不合格』そして浪人 は、努力が足りない、努力していないと思われてしまった バラバラ殺人の男の子のように、)
頑張っているのに、頑張っていないと不条理に言われるとBENは言いました。
仕事を与えられていないのに、お前は仕事をしていないと言われて、私に何をしろと言うのだ?って。
 # ぶっちゃけ、
 # 時間(日にち)以内にやり遂げられるであろうと予想される仕事しか与えられていないのであれば、
 # お前は仕事をしていないと言われるのは、『会社的』には仕方のことではあるのだが。
 # 工数内に仕上げられないことは、対会社的に困るので。

お前は 何のために仕事をしているんだ?と聞かれ、
「お金の為です」と正直に答える。
とても正直だが、言って良い相手を間違えると、それはとても機械的、打算的に解釈され、
「じゃぁ、お前は給与に見合った働きをしているのか?!」という問題にまで発展しかねない。

そして、私が貰ってしまった、とても奇妙で複雑で理解できない負の感情。
「思い出の場所を それごと全て無くしてしまいたいと思う」

例えば5人で食事をしたとする。
その後、その中の一人(Aとする)と いざこざがあって、別れてしまったとする。
Aと行った場所全てに 自分一人で行って、過去を塗りなおす(リセットする)ことをしないと、
その場所自体が憎悪の対象となり、爆破したいほどの嫌悪する場所になる。そう言った。
お店の従業員ごと、お店の客ごと爆破して無くしてしまいたいと。
自分がテロリストでなくて良かったと言っていました。
 # テロリストって人種は、自分の憎悪の場所を 自分の欲望のままに攻撃している訳ではないと思うのだが、どうよ?
 # テトリストにも、それなりの仁義ってものがあると思うぞ?

自分一人で死ぬのは嫌だ。
道連れに、自分が憎悪している場所を爆破して...と言った。
でも、爆破したのを見届ける自分がいて、なら自分は死んでいないことになる矛盾が生じるとも言ってました。

私とteaは、もし自分で自分を殺すのであれば、
自分が死ななくてはならないほどの原因を作った相手を殺すくらいの勢いはある。
タダでは無駄死になんてしない。自分の命をかける以上、喧嘩上等だと思う。
ではなく、BENの場合、相手は誰でも良く、無差別なのだ。
そしてBENは自覚している。それは無差別殺人であると。

最近 今まで出会ったことのないタイプの人に出会い、色んな話を聞く機会があったが、
ここまで攻撃的な人はなかった。

そうか...
書いていて思った。
『社会自体』に怒りを抱いていて、場所とか人とかではなく、世界が破滅してしまえ くらいの勢いなのかも知れない。

真面目過ぎて、『適当な位置』が判らずに彷徨い、自分を押し殺してしまう人風に見えていたけれど、
ここまで『負の感情』を内に秘めていたなんて。

凄い話を聞いてしまったことだよ。
teaは誰の感情とも同化しないので大丈夫だけれど、
私は貰ってしまうので、これからは手加減して付き合わないといけない。
見捨てられたとBENに思われないように。
 # 決して見捨ててはいないのだが、『負』の感情が強すぎると私が負けてしまうので...


どこまで自分の過去を認めることができるのか?
憎悪した人を選んだのは自分であると認める勇気と
憎悪した人に本音で喋ることを選択したのは自分であると認める勇気。
相手を憎むことで過去を清算するだけでは、同じ過ちを繰り返すだけであると気づかないと、
どこの国へ行っても、どの土地に暮らそうとも、どの会社に行っても、誰と付き合っても、
今までと同じことの繰り返しで、行くことができない憎悪対象の場所がどんどん増えていくだけで前には進めない。
誰のせいにもしないで、過去を過去として冷静に見られるようになる為にBENに必要なものは何だろう?
最終的には 自分で自分を何とかしないといけないことは解かっているけれど、
BENの耳に心に入るような 私が助言してあげられるものは 何だろう?

BENは、きっとこれからも病院には行かないであろう。
悪いのは、親であり、周りであり、過去であり、自分では決してないのだから。
BENの心は、これからどこへ行くのだろうか?
何の罪もない人の命を奪ってしまうことだけは しないで欲しいと願うしかできない。


私は無力です。


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