★ 夏海の日記 ★
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こんなHPを発見しました。 http://www.chugoku-np.co.jp/gyakutai/index.html それは、中国新聞の特集『殴る母』
お隣の国の中華人民共和国ではなく、日本の中国地方(岡山・広島・山口・鳥取・島根)の新聞社の特集記事です。 何からたどり着いたのかなぁ... 児童虐待の記事から 飛んで飛んで飛んで だったのは確か。 これはとても丁寧に記事として扱っていて、読んでおいて無駄ではない記事だと思って『お気に入り』登録してありました。
タイトルの『殴る母』 凄いタイトルを打って出たもんだ。 母側の心理。子供の心理。 殴られて育った子供が、今度は殴る母親になった。 もしくは 殴った母との距離の取り方や 和解...(本当に本当の和解は無理だろうけど)
殴る母親も 加害者であり、被害者でもある。 その最悪な連鎖を自分のところで止めなければ、暴力は世代を経るごとに ますます過激になり、そして... 私は被害者であった。 そして加害者にならないように。 これ以上被害者を増やさないように。
昔いた会社で一緒に働いていた男の子のお姉さんが、カッとなったら暴力をふるう人で、 ある日カッとなって殴ろうと思ったら、子供に手をかける手前に柱があり、指を骨折したらしい。 「柱があってくれて良かった。あの勢いで子供を殴っていたら、殺していたかも知れない」って言っていたそうだ。 骨折して冷静になったそうだ。 自分は 今まで どれほどの力で子供を殴っていたのかを思い知ったらしい。
よっぽどの暴力好きでなければ、抵抗しない子供を一方的に殴って、心に痛みを感じない人はいないでしょう。 子供も傷つき、自分も自己嫌悪に陥る。
殴らせないであげるには、家族や周囲のサポートが必要で、 時にはカウンセリングの有効なのかも知れない。 カウンセリングを受けるための敷居が もっと低かったら良いのに。 そして、ちゃんと保険適応しているカウンセリング専門の機関があっても良いと思う。
昨日、アンビリーバボーで、『前世療法』をやっていた。 いや、『前世療法』の話をしたいんじゃなくて、 「悲しみが止まらない」と、「うつろな気持ちがなくならない」と、「どうしたらいいの?」と そうやって気軽に相談できる機関が、日本には普及していない。 昔は相談できる世話役のような人が どこの地域にも存在した。 今は 地域ごと過去家族化が進んでしまい、人との付き合い方を覚えないで育った大人達に囲まれ、 お互いに人との距離を計れない為、 個人情報を言えない近所付き合いしかできなくなってしまった。 そして我慢して 我慢して、お薬を飲まなきゃいけない程の症状になってしまうのだ。
悲しいできごとが多すぎます。 悲しい子供が多すぎます。 私の街では、相談できる公共機関が充実しているような気がしますが、 相談したことがないので、その実態はつかめていません。 虐待していることを恥じているのであれば、相談なんてしないだろうし。 もっと大らかな世の中に戻れないものかと思う。 もっと『大人はちゃんと大人でいてくれる』世界に。
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