★ 夏海の日記 ★

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2006年09月07日(木) 新婚さん

昨日友達からメールを貰いました。

最近知り合ったその友達は、出会う前に離婚経験があることを聞いていました。
実際会ってみると、離婚密度が高い私のまわりの誰にも当てはまらない、ごくごく普通の印象の人で、
一日中一緒にいても同じ印象のままで、
とっても穏やかな 普通に結婚して子供の優しい母親になり、幸せな一生を暮らす 
そんなイメージの人で、『離婚』という言葉が当てはまらないなぁって思っていました。
何をして、この穏やかな人が、離婚という選択をしなきゃいけなかったんだろう?って思ったら、
後で聞いたところ、旦那さんの暴力だったそうです。
なので、離婚が決定した時、みんなで「おめでとう」って祝福したんだそうです。

一日中一緒にいて私と別れた後、私と彼女の共通の友達に「夏海さんって、幸せそうだね」って言ったのだそうです。
神社好きの私と彼女とは 話が合い、一緒に神社巡りをしようねって話で盛り上がったり、
山は良いねぇって話で盛り上がったり、
特に何も変わった話などしなかった気がするのですが、一体何が「幸せそう」に見えたのかなぁって不思議でした。
って言うか、私は苦労が顔に出るタイプではないので、ほとんどの人に、悩みがなくて、いっつもニコニコしてて幸せそうだねぇとはよく言われます。
そして、幸せじゃない人には、そんな私の存在がウザイらしく、苛められたりしました。
能天気にのほほ〜んと生きてる風に見える私が(本当は違うのにね) 鬱陶しかったのでしょうね。

さて、やっとメールを出すことができた私に彼女は「ご結婚おめでとう!」ってお返事を下さって、
そして、「だから、幸せそうだったのね。思った通り!」って書いてありました。
新婚さんで、ラブラブねってね。

うーん...『ラブラブ』だなんて、微妙だ〜って思いながら、ま、いっか〜って軽く流しておこう思って、
友達から「幸せそうだ」って聞いて、何が幸せそうに見えたのか不思議だったの。
オーラがにじみ出てた?って
会社でも旧姓(つっても、厳密には旧姓ではないのだけど^^;)だし、同居して長いし、
自分が結婚した実感が 二人もなくて^^;
って書きました。

そうしたら、彼女からお返事が届きました。

『新婚時代は、大切だし入籍する事は大きな意味だと思います。
何時までお幸せでね(^_-)』

うーん 入籍することに対する執着や感慨はないんだよな〜って思いました。
でも、これが『普通』の感覚なんだよなぁって思って、反論することもないよなぁって思って、「ありがとう」ってお返事を書きました。
彼女は、本当に『普通』の人で、とっても穏やかで全てを抱きしめて、包み込んで貰えるようなオーラを持っています。
共通の友人は、彼女が男だったら、絶対結婚するのにって言ってるくらい、包容力に溢れている感じがします。

でね、たぶん入籍直後に 私が私の友達を一人無くしてしまったであろう言葉があるの。
「結婚って簡単だ」
このHPを時々覗いてくれていると良いなぁ。
そして連絡してくれたら、もっと嬉しいなぁ。(とっても心配しています)
言い訳しても良いかしらん?
私が本当に言いたかった言葉は、結婚(入籍すること)は、通過点でしかないってことなのです。

自分の両親を見て育っている私は、結婚に対して夢を持っていなくて、
子供の頃から「別れたら、どっちにつく?」って何度も言われながら離婚しない夫婦、
何で結婚しているのか理解できない夫婦を見て、私は我慢するのは止めようと思って育ちました。
「ダメだと思ったら、我慢して結婚生活を送るのは止めよう」そう心に決めていました。

恋人になるのは 簡単。
でも長く『恋』をしながら付き合っていけるのは、難しい。
それと同じで、結婚するのは 書類上の問題だけで、未成年でなければ誰はばかることなく結婚するのは可能。

でも

本当に よく言われる言葉
「今が一番良い時期だね〜」

『今』が一番良い時期で、これから下がる一方なのであれば、結婚なんてしたくないって思います。
結婚は 私の中では ゴールではなく、平凡な日常生活の始まりなんですから。
例えば結婚式というイベントが 新婚旅行というイベントが終わってしまったら、
子供が生まれたり、その子のためのイベントがなかったりしたら、
過去に自分の家族と一緒に住んでいた時のような、普通の毎日の繰り返しです。
結婚は生活であり、『結婚すること』『入籍すること』は難しいことではなく、
私にとって一番の課題は、二人で幸せに暮らせる期間をいかに長くできるか です。

結婚したことによって、幸せが保証された訳ではない。
それは、二人の努力によって、育っていくものだと思っています。

teaに感謝の心を忘れずにいよう とか、
teaを幸せにしたいなぁって思うとか、
これからも二人で ゲラゲラ笑って過ごしていきたいなぁって思うけど、
それが 『結婚』という形態であることとは イコールじゃない。

好きだなぁ 幸せだなぁって思うけれど、それは結婚しているからではなく、
teaが夫(ひゃー 『夫』だって f^^)でも、夫でなくても 変わらないことなんだよね。

うっかりスーパーで会ってしまった後輩に、「キャーー じゃぁ今、浮かれてるんですね〜」って言われて絶句してしまいました。
うーん別に普通なんだけどなぁって思って。
でも、3人の子供のお母さん&嫁姑バトル&旦那さんの浮気事件などを ガッツでこなしている後輩にとって、
恋をしていて、結婚したての私は『浮かれポンチ』に思えるんでしょうね。
(うーん『恋をしている』ってのもピンとこないなぁ...
大好きで、一緒にいるんだけど、もう家族愛になってるからなぁ
『家族愛』ってこんなに穏やかで『普通』な感じだったのねって 今、改めて思います。)

「この幸せにあぐらをかかないで、彼との生活を大切にしていきます」って 前出の友達にメールでお返事だしました。

私の「幸せだなぁ」って気持ちと teaの「幸せだなぁ」って気持ちとが足し算や掛け算されて、
どんどん膨らんでいったら良いなぁって思います。
そのためには、私はまず 私のために、幸せにならないといけないんだよなぁって思っています。


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