★ 夏海の日記 ★

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2006年03月20日(月) 道は違ってもゴールは同じ

会社へ向かう時に、毎朝思う事。
最寄駅から会社までが、結構あるのよー
10分以上あるかないと、たどり着かない。
遅刻大魔人の私は、小走りで道を歩いて行きます。

これが、私は背が低いので、ちょこちょこ歩くのね。
私が『2歩』で歩く間に、普通の成人男子だと1歩。
この1歩が、私の2歩より歩幅が広いと、小走りの私より 全然余裕で追い抜かされたりします(涙)
会社に着くと、もう汗だくな程、必死で歩いているにも関わらず、ひょい ひょいと歩いている人の方が早く会社に着く。
ぢぐじょ〜(訳:ちくしょう)と ちらっと思いながら、でも、これが体格の差、私と他の人の差であることはちゃんと知っています。
男女の差、背の高さの差。
どう頑張っても、どうしようもないことです。

でも
でも
最終的には、時間の差こそあれ、同じ会社に到着します。
つまり、ゴールは同じなんですね。

山登りの話。
私がよく登りに良く山は、岐阜市にある『金華山』という山で、信長好きな私が大好きな山でもあります。
初めて登ったのは、ロープウェイで。
頂上のロープウェイ降り場から岐阜城まで、これが結構長い階段やら坂道やらを歩いて登っていかないといけません。
よくデートなどで来るカップルなど、かかとの高いパンプスをはいている女性や老人、太っている人などが、
「ロープウェイだっし〜♪」「ふっふふ〜ん♪」って登るには、降りてからが かなりきつい道のりで、みんな汗だくでゼーハー言っています。

この金華山には、何種類かの登山道があり、東西南北どこからでも登ることができます。
最近私達が登るのは南側から。
なぜかと言えば、駐車場がタダだからです ^^;
途中で枝分かれをしているので、そこから先に行ってみたい気はするのですが、まだ行ったことはありません。

景色が良いのは、『瞑想の小道』
名前に油断しちゃーいけません。
日ごろ運動をしていないとか、散歩好きじゃない人は、かなりアップアップになること請け合いです(笑)
私の好きな道は、『馬の背』
『瞑想の小道』の途中から枝分かれをしていて、山頂まで ほとんど岩ばかりの直登!
お城の裏側まで ほとんど一直線に登って行きます。
日曜日に久しぶりに登ったら、ペース配分を考えてなかったので(いつもteaに怒られます)目玉が飛び出そうなくらい 心臓がバクバクしました。
登山道入り口に『老人・子供は、絶対に無理です』って立て札が立っています(笑)
あと、七曲り・百曲りなど、何種類かの登山道があり、登るルートも、登る速度も、同じルートでも途中で枝分かれをしていて、また本線に繋がったりして、そのどちらを選ぶか(私は岩が多い方を選びます ^^;)は、人それぞれです。
同じ道を歩いても、人それぞれ自分の歩幅で歩きます。木の根っこや岩で階段状になっているところでは、自分が足を置きやすい場所を選びます。
身長が170cmの人と私の足位置が同じはずはありませんよね?(同じ場合も多々ありますが)
この岩は 足を置いても大丈夫か?崩れたりしないか?
この木の根っこは、足を置いても大丈夫か?滑ったりしないか?折れたりしないか?
この場所は足を置いても大丈夫か?この濡れた木の葉で滑ったりしないか?
一足一足 自分の頭で考えながら歩きます。
なぜなら、人と自分が同じ体格ではなく、その人は大丈夫だったからといって、自分も大丈夫だとは限らないからです。
前の人が大丈夫な場所が、自分が乗ったら崩れる可能性もある。
だから、自分の目で体で確かめて、自分の責任において、足を運ぶことが大切です。

でも
でも
最終的には、時間の差こそあれ、同じ山頂を目指し、同じ山頂に到着します。
つまり、ゴールは同じなんですね。

人生も同じ。
人と同じ道を歩く必要はなく、
回り道しても、回り道をしたからこそ 見つけられることもあるし、
途中でどれだけ休憩してもOK
お菓子を食べながら
水分を摂りながら
私とteaのように、ずーっとおしゃべりをしながら
(sea姉さんは 黙々と一人で歩くのがすきなのだそうです。同じ『山好き』でも、人ってそれぞれですね)
途中で景色を楽しみながら
季節や風の匂いを感じながら
きのこや 山菜を見つけながら
ハヤブサの巣があるあたりを観察て、来ないかなぁって待ったりして
ここを越えると お昼ご飯だーって頑張ったりして ^^
頂上に到着しても、目的地がそれぞれ違ってたりしますが、
(展望台に行く人、お城に行く人、お城のそばで休憩する人、ゴールはそれぞれ違うんですよね)
みーんなが最後に 自分の望む場所にたどり着ければ良いんじゃないかと思うんです。

迷ったら 道行く人に聞けば良い。
迷ったら 立ち止まれば良い
迷ったら 引き返せば良い
不安だったら 一緒に歩く誰かを探してみるのも良いでしょう
どうしても渡れない河があったら、何人かで手をつないで渡れば良い
手助けして貰って 自分も手助けする側になって
人と食べ物や飲み物 楽しみを分け合い
時には、あの山は 面白かったよって情報を交換し合って
(その人には 楽しい山が、自分に楽しいか は 別ですが)

一番大切なことは、無理しないこと
自分が 自分であること
自分の足で歩くということ(これは 比喩としてね)
自分のペースを知ると言う事

道は人それぞれ違っても、そして ゴールの形が違っても、『幸せ』と言う名のゴールに向かって
一歩でも 半歩でも 休憩中で前に進んでない時があっても 下を向かないで 前を向いて
胸を張って未来に歩いていけたら良いなぁって思います。

同じ時代 同じ世界 同じ地球で 今 生きている
そうして これを読んでくれている人たちと一緒に それぞれのゴール向かって少しずつ前に歩いて行きたいなぁって思っています。


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