★ 夏海の日記 ★

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2006年01月28日(土) 人見知り

私は過緊張です。
過緊張の為に、パニックになり、過呼吸で何度も蟹さんに助けられました。

私は 人以外に 物や 季節や 色んなものに 人見知りをし、
慣れるまでに 人より時間がかかります。

だからね、毎日の決まったルーチンワークから外れたことや
普段の生活の中に 普通にあること 以外のことには とても緊張します。

例えば

朝、病院へ行って だったり 役場に用事があったり、『何か』理由があって遅刻したりする。
そういう時に いつもと違う時間帯以外に乗る電車。

いつも満員電車で、左側の景色を見ているんだけれど、そういう時に限って車内って すいてたりして
いつも見慣れていない右側の景色を見て電車に揺られていること。

季節が変わること。
これから暑くなる。汗をかくことを想像する。汗をかくことが とても怖い。
これから寒くなる。冷たい空気の感触を思い出す。その皮膚感が とても怖い。

残業。
残業することが ではなく、
残業して 今までと違う時間帯に家に帰ることへの不安。

休日出勤
いつもと違う曜日の いつもと違う雰囲気の電車
門が閉まっている為にお昼ご飯の買出しに行けない為、コンビニで買出しをして会社に入る。
人の少ない シンとした社内。
時間内に終われるかも不安。

初めての店
私の会社の初の大冒険は、仕事が終わった後に駅のコンビニに入ったことだったな。

初めての場所 山でさえも
自分のテリトリー以外での クライミングも

当然 人

薬を減らした時
いつも飲むお薬を 飲まない不安
必要ないから飲まなくて良いのは 解かっているんだけど、ルーティーンから外れることへの不安。
体から お薬の成分が抜けてきて、そのことに体がなれるまでの恐怖。

病気
私は 建物の中にじっとしていられない。
最近やっと家の中に居られる時間が増えた。
病気は私を 有無も言わさず 家に縛り付ける。
逃げられない恐怖。
病気 それ自体も怖いが、病気になって 寝込むことが 怖い。

通院

新しい仕事
私の仕事は、機械に実装される機能がちゃんと動いているか を確認する仕事なんだけど、
やったことのある機能なら、大丈夫。
でも、初めての機能になると、パニックになりそうになる。
時間がない場合は そりゃーもう 大変だ。
幸いなことに、理解ある上司のお陰で 私は育てて貰っています。

電車が緊急停止した時
もうすぐ乗り換えの駅に着くってところで、電車が急停止し、線路を確認に行くので、待っていて下さいとアナウンスがあった。
閉じ込められた恐怖
いつ動くか判らない恐怖
いつもと違うイレギュラーな出来事。

雪で私鉄に乗った時
大雪が降り、JRに人が集まりすぎてプラットホームにさえたどり着けない状態になり、引っ越してから初めて私鉄に乗った。
よく見知った赤い電車。
私の過去を見てきた電車。
私の過去 そのものの電車。
大量の人ごみがとても怖くて 電車が怖くて 何とか帰ることができた。

新しい生活
もうすぐ 未来が現実のものとなる。
今までと 何も変わらないだろう。
でも、確実に新しい生活が始まる。


休日出勤をした日、駅のホームで目の見えない人に話し掛けた。
いつもと停まる位置が違っていた為、乗れずに通り過ぎたと思ったから。
彼女は 乗り換えがしたかったらしく、階段まで 腕を持って貰って一緒に歩いた。
電車に乗った後、足の震えが止まらなかった。
とても とても とても 緊張した。
後で考えたら、定時なんて関係ない休日出勤なのだから、一緒に乗り換え口まで行けば良かったと思ったけれど、そんな心の余裕は なかった。

初めて自分の降りる駅にある博物館に行った時。
そこは 自分の乗り降りする駅なのに、仕事以外でそのホームに降り立つことは、とても とても緊張する。
休日の電車へ乗ること。それは 私の生活に ルーティーンにない行動だから。

自分の駅を通り過ぎて万博に行った時
私の世界の果ては、この駅であって、それから先は未知の世界。
とても怖かった。
帰りも 当然怖かった。
自分の乗り降りする駅を通り過ぎた時、知らない世界が私の世界へ戻って来た。

自分の以外のスリッパ
ルームメイトが、自分のスリッパを買って私の家に置いて帰った。
そのスリッパに慣れるまで3ヶ月かかった。
ルームメイトが家に帰ったら 玄関を出た途端、スリッパが存在していなかったかのように、目の届かない場所に隠していたな。

仕事の帰りの大冒険
駅の本屋に初めて入った時
途中下車して買い物をした日

一人での食堂での食事

初めてのメンバーで食べる食事会

化粧

駅への道順を変えること

どれも これも 普通の人なら 何でもない他愛のないこと。

そうやって 少しずつ 少しずつ 世界を広げていって 今の私がいます。

行けなかった ブラックゾーンの町へも 行くことができるようになりました。
絶対乗れないと思っていた バスに つい最近 一人で乗れました。
まだまだ 道のりは 長いだろうけれど、私は私の速度で歩いて 時には立ち止まって、前に進みたいと思っています。


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