★ 夏海の日記 ★

目次前の日次の日


2001年09月22日(土) 鬱って、なに? その1

鬱ってなに?
どんなの?
どういう風になるの?
どういう風にしてのしいの?

私の体験談を、お話しましょう。
鬱を本当の意味で治す為には、まずはお薬の力と周りの人の力が必要で、
少し落ち着いて冷静に考えることのできる状態になったら、『どうして自分はこんな風に思うんだろう』という思考回路の原点を探らないといけない辛い作業が待っています。
鬱などの精神的疾患に人が身近にいる人は、どうか、焦らせないで、ゆっくりゆっくり未来に向かって歩けるようにサポートしてあげて下さい。
だって、発病するまでの長い間を掛けてゆっくりと蓄積していったストレスの爆発が、たった1ヶ月や1年で治るなら、慢性肝炎などの慢性疾患なんてこの世にないでしょ?

私の場合の症状は、眠れない、根気がない、食べ物の味がしない、息をするのも面倒臭い、何も理由がないのに突然緊張する、ドキドキする、理由もないのに涙が出る、必要以上に自分が必要のない人間だと思ってしまう、等です。

『なんとかって言う分泌物が脳内に人よりも多く出て』って言うのも聞きました。
それは、つまり胃液などの消化酵素が出過ぎて胃潰瘍になったり、ホルモンのバランスが崩れて病気になるとか、リンパ液が出過ぎて(出なさすぎて)病気になる、みたいなことが、脳内で起こるのと同じことだと思います。ただ体に症状がでないので厄介なんですけど。
体が病気で心は健康なのは心配されて、脳が病気で体は健康なのは、『我が儘』だと言われてしまう。まぁ、目に見えないからねぇ...(^^;)同じ病気なのに、心の病気だと『怠け癖』とか、『甘えてる』とか言われちゃう。本当は違うのに。本人が『やらない』んではなく、『できない』が本当なのに。

ただ、何もやる気になれない、息をするのも面倒臭いのが、その症状だから、(う〜ん...40℃の高熱が出ている状態を想像してみて下さい。そんな状態なんです。)部屋が汚くても大目に見てね。料理ができるなんて、奇跡です。本当に、息をするのも生きているのも面倒臭いんですよ〜。ダラダラしたいわけじゃなくて、本当に何も出来ないんです。例えばコゴロゴと寝ていたとしても、眠れている訳じゃないんです。


精神疾患の人は、心がもう外に向かって全開の状態で傷つきやすい傾向にあります。(だから、外出したくないの。傷つくから。)妙に耳が良くなったり、臭いに敏感になって、(妊婦さんのつわり状態?)食品売場が臭くて、よく吐きそうになったなぁ...。人の体臭や家の臭いにも敏感になるし。そして心も無防備だから、TVとかのニュースみても、自分に起こったかのようなショックを受けたり、人の言葉に必要以上に敏感になって傷つきます。これも、たぶん体内の何かが多く出ていてとか、少なくしか出ていなくて...っていう類が原因のものですので、精神疾患が軽減されると、それも治っていきます。
私は『急性すい炎』になったことがあるのですが、すい液で胃が自己消化されてボロボロなのに、痛いのは『胃』じゃなくて、背中だった。そのようなものでしょうか?(例えが、ヘン?)
脳の中に何かが起こって、でも、その症状が、精神的なものとして現れるってことだと思います。

そう理解すると、それさえお薬で抑えてしまえば、まずは楽になれるでしょ?
だからまず、お医者さんの処方したお薬をちゃんと飲んで、まずは辛い症状を抑えることに集中して下さい。
注意点ですが、私の場合は、まず内科でお薬を処方してもらったんですけど、それがホルモンのバランスを崩すお薬だったので、生理を止めてしまい、余計に酷くなったので、紹介状を書いて貰って、精神科に通い始めました。(ほら!餅は餅屋っていうでしょ?)
人に色んな性格があるように、お医者さんや薬にも、『相性』があるので、(鎮痛剤にしても。『バファリン』が合う人や、『ナロンエース』が合う人それぞれですよね?)違和感がある時には、我慢しないでチェンジしたいと言いましょう。本当に面倒臭いですが、自分のお薬を他人まかせにしてしまわないことが大切です。

また、お薬の常用性と副作用ですが、こちらの症状をちゃんと伝えれば、私のようなホルモンのバランスを崩すものは変えて貰えるし、最近のお薬は常用性は、ありません。だって、私は、もう飲んでないもん。(睡眠薬を大量に服用しても、死なないって聞いた時に、がっかりしたもんだわ...^^;)

そして、これも大切なことですが、(お薬で、どういう仕組みだか、心を楽にしてくれる作用は)補正下着で脂肪を矯正するようなもんなので、心がちゃんと大丈夫な状態になるまで、お医者さんの指示通りに服用しないと、ぶり返します。(知り合いの人で、自分で勝手に判断して飲んだり止めてしまったりしているために、結果として長い間お薬と離れられない人がいます。)
毎日毎食後だったお薬が、その量が減り、朝夜の2回になり、朝又は夜だけになり、2日に1回の服用で良くなり....って段階を踏めば、お薬からも離れられます。安心してね♪

長くなったので、明日続きを書きますね。


夏海@夏海のお部屋 |★お手紙★夏海のお部屋★

My追加