moonshine  エミ




2006年12月26日(火)  株主総会という現場

午前中、半休をとって投資先の株主総会に行った。経理の人間として好奇心の矛先が向かうのは、どんな招集通知(計算書類)を作っているか、できあがった計算書類をどのように説明するのか、個人投資家の質疑に対する応答、などである。

会社法が施行されてからの計算書類は、まだ数社しか見ていないが、やっぱりずいぶん変わったな、という印象。作るの大変そうだなあ。なんて、ひとごとみたいに言ってる場合じゃない、数ヵ月後には自分が作る立場だ。

概況の説明を社長が読み上げていくスタイルはうちの会社とおんなじだったが、計算書類の説明については、プロジェクターで、あらかじめ用意されたフイルム(って言わないよね、なんていうのだろう?)と録音された女性ナレーションで行われた。まあ大きな会社は普通そうなんだろうな。貸倒引当金の戻入益が異常に多かったけど、もちろんそういうところについての説明はなし。質問もなし。

今日の会社は百貨店だったので(というと、福岡の人にはどこの会社かすぐわかるね。)、個人投資家も多く来場していた。おばちゃん株主の素朴な疑問や意見続出。丁寧で紋切り型な対応、まあ、そういうことに対するノウハウがもうしっかりできてるんだろうな。なんたって接客業だもんね。

総じて、たとえその場をしのぐだけのものであっても、「ひとりひとりの顧客、株主に対して応じる」って姿勢を見せようとすることの大事さをわかってるんだなー、と思った。当然のことだけど、うちの会社ができてるかって言われると・・・。株主総会の想定問答集とか、作ってるときは、「めんどくさーい。どうせ質問が出る可能性なんて限りなく低いのに・・・」なんて思ったりもする自分にちょっと反省した。たとえば営業の人にとってみれば、自社の決算書や株主総会なんて、しょせん「会議室で起きてること」でしかない。でも、私にとっては、そこが「現場」なのだ。

旅行でしっかり食べたので、今日から粗食にいそしまなければ。といっても、すぐ年末年始がくるので数日間のことになるのだろうが。昨日、帰りに寄った道の駅っぽいところでいろいろ買ってきたので、明日のお弁当は、お野菜中心のあっさり炒めものにしました。
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