moonshine  エミ




2003年07月02日(水)  フレンチキッス

 届けものがあり、珍しく平日昼間の天神へ行く。
 通りでティッシュを配るひとりの女の子を、しげしげと見てしまった。
 ひとりひとりに笑顔を見せて、声をかけながら手渡している。
 武富士やアイフルのお姉さんのティッシュ配りのように、ルーティンワーク感を漂わせつつ、ちょっとだけ媚をまぶしたような感じの良さとは全く違って、
 とにかく元気で、声がよく通って、パチンパチンと弾けるようなさわやかさ。
 とあるバンドでドラムを叩いてる女の子だった。
 私よりもちっちゃい子。でも、びっくりしない人はいない!と断言できるほどにおっそろしくパワフル、かつ感情のこもったドラムを叩く子。
 いつ見ても元気な子だなーとは思っていたけど、まさかティッシュ配りのときまでこうだとは、まったく、おそれいった。
 いつでも誰にでも誠実に正面きってあたっていってるんだなー。
 だからこそ、いつもあんなふうに胸を張っていられるのかも。
 ちょっと、感動的だった。

 仕事のあと、映画を見に行った。
『NOVO』
 説明が少なく少なくされていたのですっきり解決というわけではなく、
 登場人物たちの心の動きすらつかみにくく、
 終わってから疑問点を反芻してみたら後から後から湧いてくるのだが、わからないにしても後味のいい映画。
 後味だけじゃなくて、見ている間もとても楽しかった。
 深いものはないんだけどね、出てくる人がみんなコケティッシュで、セクシーさにいい意味で妖しさがない。
 フランス映画ってけだるいイメージあったけど、最近はライトなのも多いのかな。
 あ、でも、「フレンチキス」と言えば、チュッ、てやるかわいいやつのことだよね。





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