moonshine  エミ




2003年03月09日(日)  解き放つ

 本日も引き続き、外出はなし。
 二日間おうちにいると、さすがにのんびりしながらも、いろいろできる。
 週休三日制だったらいいのになー。ま、そりゃないよな。
 
 今日は、小沢くんデー。
『犬は吠えるがキャラバンは進む』を聞き、
『LIFE』を聞き、
『カメラ・トーク』(フリッパーズ・ギター時代ね。)を聞いた。
 ポップだ。
 以前、部屋のミニコンポが3CDチェンジャーだった頃、
 エゴ・ラッピンの『Night Food』と、アレステッド・デベロップメントと、『カメラ・トーク』を入れて順番に聞いていたら、『カメラ・トーク』が流れ出したときに、音の重みが全然ちがって、あまりの軽さに思わず笑えたことがある。
 でも、重いのだけがホンモノだなんて、得意げな顔で言ったりしないよ。

 小沢くんが懐かしくなったので、一年前から13回にわたってUPされた、公式HPでの彼のエッセイを読んでみた。
『LIFE』の頃に、テレビに露出しまくっていた小沢くん、たまに
「小沢健二って、今、何してるんだろうね〜」
 というファンじゃない人の声を聞くと、ちょっぴり(と、かわいい語彙を用いてみる。)悲しくなる。
 その言葉には、「今じゃテレビにも出ないし、人気なくなっちゃったね〜」という含みが、発言した人も無意識なのだろうけど、感じられたりするのだ。
 一年前にアルバムが出たんだけど、宣伝も露出も最小限だったから、ふつうの人は知らないよね。15万枚くらいは売れたようだけど。
 私は、小沢くん以外のいろんなアーティストを見ても、
「マスコミに露出する イコール アーティストとして充実している」
 という等式が正しいとは全く思っていないので、今の小沢くんがダメだとか、かわいそうだとかとは全くもって思っていない。
 一年前のエッセイ(それが、ファンに伝わる最新の情報だ)を見ても、ここ数年の小沢くんが、外国で悠々自適、彼らしく気ままに、シャープな感性で音楽を、生活を楽しんでるのがよくわかる。
 いや、テレビにさんざ出ていた躁状態のあの頃よりも、ずっといい感じ。
 新しいアルバムも、とても良かったし。
 もちろん、ファンとしては露出が少ないと情報がなくて寂しい部分はあるけれど、マスコミを通じて消費されつくすよりも、彼自身が選んだ自分の生活を楽しんでるだろう今を、大事に思いたい。

 今日はランニングした。気がついたら、約一ヶ月ぶり。
 何とか6キロ走った。一ヶ月くらいのブランクがあっても、これくらいは可能なんだな、と思った次第。しかし、最後の1キロはきつかった。
 これが、気温30度とかだったら、走りきれた自信ナシ。
 3月だけれど、ここのところ寒い。
 でも、この「3月だけれど」ってのも言ってみれば先入観みたいなもんで、3月が毎日あったかいなんて、ありはしないのだ。あったかくなったり、寒くなったりを周期的に不安定に繰り返すのが、3月というもの。
 毎年それを自分で経験してるくせに、人間てのは「3月」という暦のイメージだけで「3月なのに寒いわよね〜」なんて、毎年毎年言ってるんだよね。自分も含めて。

 走っていていつも思うのは、“人間の体ができること”の多さ。
 陸上部出身でもなく、オリンピック代表でも勿論ない私でも、適度に続ければ6−7キロくらい走れるようになるわけです。
 私の相方は足が悪いのでそれは無理かもしれないけど、彼の指はギターの指板を(一見)信じられないほどの速さと細かさで動くわけです。もちろん、彼だってプロのギタリストでもなんでもない。
 私たちは面倒くさがって、10分で歩けるところを車で出かけたり、機械に頼ったりするけど、体というのはもっと可能性をもっているんですね。
 もちろん、生活においては手間を省き時間を効率的に使わなければならないので、車も機械も必要不可欠です。
 ただ、「できること」は沢山あるんだな〜、ということを、ふと意識する瞬間があるんだよね。
 やらないからできないこと、普段は「できないよぉ」なんて当たり前のように思っていること、実はできたりするんだろうなあ、と。
 頭もそうです。生きている間に使える、人間の体の一部。
 もっといろんなこと見たり、いろんなこと感じたり、考えたり、できるんだろうなあ、と。

■おめみえしてます
トップページをいつもより大胆に、チョコリと変えました。(?)
新しく、古いコンテンツを作りました。(?)





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