痛い過去を切り捨てるのは難しい事。 ましてや国対国なんて、もっての外。 名誉のため、先人のためにも許しちゃいけない 事実もある。しかし、過去。それもそうとうに古い過去で 尚且つ狂気の時代の過ち。許す事は出来なくても 乗り越えて行かなければいけないと思う。 認めたくなくても、認めた上で先へ進まなければいけないと思う。 自分自身、この小さな己でさえ過去に拘って 情けない想いをよくする。思い出しては悔しくて。 思い出しては悲しくて。歯軋りを覚える。 でもどこかで切り捨てなければいけないのも事実。 人と生きるのは難しくて、当たり前のように傷つけて 傷つけられて。一人で生きる方がどれだけ楽かしれない。 でもやっぱり一人じゃ強くさえもなれなくて。 だからぶつかり合いながらも人と共存していくんだ。 人は生きてると少し視野が狭くなって、人間第一に考えたり 身内第一に考えたりしちゃうけど、その度に嫌なもの見たな、って 目を伏せたくなるけど。そういうのも力一杯目を見開いて 飲み込んで。で、それ以上になるために譲り合って助け合って 理解しあって、そして許しあって前に進んでいかなくちゃ いけないって思う。つまりはそういう事が望ましい未来に繋がる 最初の一歩だったりすると思う。そう、本当は結構簡単な事。 向かい合って生きて行くのは、難しいけど本当はとても簡単。
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