快賊日記「funnyface」

2002年09月20日(金) 天のテラス

少しずつ秋めいて来たように感じます。
見上げる空は高く、気づくと影は長く伸びて。
そよぐ風は夏の名残を留めてる。
それからきっと、もう少ししたら虫の音が聞こえるはず。
こうやって季節の変わり目を暦や言葉ではなく体で感じる度、
人間は自然と共にあるんだなと感じたりして。
とても小さな自分が感じる事のすべては、手に余る程
大きな事ばかりで。たとえば何かを作る。とても小さな何かを作る。
夢中になって真剣になってほかに何もないように、
どんどん自分の中へ中へと深く入って行く。
まるで体の中が宇宙そのものになったみたいに空っぽになって。
そこは何でも受け入れられるくらい広く深く。
自分はそうやって自然に帰って行くんだなと思える。
いつか土にかえる日まで何度でも空っぽになって何度でも
宇宙を見つけて。深い深い土の底に水が流れるように
空っぽになる度心の中も何度も浄化されるから、
きっと新しい何かを感じられるんだ。
生きてくのは何だかそういうのがいいと思う。


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