衛澤のどーでもよさげ。
2009年01月29日(木) 【記録】断薬6日め。

今年は表題に【記録】と付けた記事を幾つか書くことにします。幾つ書くかは未定です。思い立ったときに書きます。後にまとめて別の記事に仕立てます。
【記録】と付けた記事は飽くまで「記録」として書くので、読み手に対する配慮はほとんどないと思ってください。読んで愉しくなくても怒らないでください。そのように書いています。

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■最底辺で安定
寝て起きて飯を喰うことができる程度の毎日を過ごす。それ以外のことは、しようにも身体の不具合いが多すぎてできない。しかし安定してしんどいので、数時間後或るいは明日の自分の予想がつき、その分不安が少ない。「10分後の自分は調子がいいのかそうでもないのかひどくしんどいのか自分にも判らない」よりも「10分後も1日後も、いまと同じくらいしんどい」の方が精神的には楽だということだ。
「調子がよくない」には種類が幾つかあって、中にはアップダウンがはげしい、つまり「元気」或るいは「しんどくない」と「めっちゃしんどい」が短期間に交互にやってくる「調子がよくない」もある。そういう調子の悪さは「元気」と「めっちゃしんどい」の落差が更にしんどいのだが、この落差がない分「安定してしんどい」というのは楽なのである。
いつ眠れるかが相変わらず判らないのだが、途切れ途切れながらまとまった眠りを得ることができるようになったので、御陰で死にたくなるほどもしんどくはない。眠れるときにできるだけ眠って時間を潰しておくとしんどい時間が少なくて済む。起きている時間の三分の一程度は座業をして、残りの三分の二は横になって本などを眼精疲労を起こさない程度に読んで過ごす。眼精疲労は筋緊張性頭痛に直結するので読書もWeb閲覧もほどほどに。

■寝る
眠れる時間が何となく定まってくる。明け方から午過ぎまではだいたい寝ている。相変わらず30分〜1時間ずつの短い眠りをつぎはぎしているのだが、それを4〜7時間続けることができるようになった。
しかし、欠伸が出たり目がしょぼしょぼしたり、健康なときなら何となく感じる「眠気」というものは相変わらずない。だから眠るきっかけというものがなく、起き続けてしまいがちなのだが、そうしていると目眩や頭痛や身体の軋みがひどくなり、身体を起こしていられなくなる。そういうときが眠るチャンスである。と言うより、眠らないとしんどくてたまらないのだ。
身体がいろいろしんどくなるのは、身体が眠いのだ。これ以上眠らないでいると危険だから起きていられなくなるのだろう。こうなったら寝る体勢を整える。部屋をできるだけ暗く静かにし、最も楽な姿勢で布団にくるまる。できるだけ心地よい環境をつくる。こうしていれば高確率で眠りに入ることができる(失敗することもある)。
しかし、健康なときのようなスムーズな入眠はできない。身体が眠いので身体は割りと直ぐに入眠するのだが、脳の入眠が巧くいかない。意識が残っているのに身体は眠っている状態を、脳が「入眠完了」と誤判断してしまうのか、まだ眠っていないのに呼吸数が勝手に落ちて苦しくて覚めてしまうことしばしば。この息苦しさが怖くて眠るのがちょっと厭だと思わなくもないが、眠らないとそれ以上の苦しさがあるので難儀だ。

■業者から
利用する海外の病院との交渉や航空券の調達、退院後暫く滞在するためのホテルの確保、現地での通訳等の一切を請け負ってくれるアテンダンス業者というものが複数、存在する。今回の手術も私はこの「業者」を利用することになっており(但し前回とは別の業者)、既に契約が済んでいる。
さて、本日深夜、契約したアテンダンス業者からメールが届く。以下、本文を貼り付け。
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渡航準備はお進みですか?

準備はカバンや荷物だけではありません。

食事を三食キチンと栄養バランスよく食べて、お酒タバコを控えるだけで、術後の回復が歴然と違いますので、しっかり自己管理をお願いします。
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あと10日も経てば出国だ。一日中布団の上かつ生活行動が不規則な生活をしていると、日にちの経過がよく判らなくなってしまっていて、まだ随分先のような気がしていたが、間もなくだ。
「準備はカバンや荷物だけではありません」というのは、その通りだ。財布やら衣類やら便利グッズなどを揃えるのも大事だが、金と旅券と健康はそれ以上の重要度である。その健康が著しく不足しているので些か不安だが、なるようになるだろう。健康が足りなくて生命に別状が生じても、後悔しない覚悟は用意してある。


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