衛澤のどーでもよさげ。
2007年08月03日(金) だめさーん。

定期通院日。かつ台風接近中。病院は四〇分ほど歩けば着く場所だけど、障碍者に支給される福祉バスカードも手許にあることだし使わにゃ損と、今日は路線バスに乗って通院。歩いて四〇分の距離はバスに乗ると一〇分ほどだった。

通院は二週間に一度。つまり前回の通院日は二週間前ということになる。この二週間は一部を除いて特に難儀なことはなく、心身ともにほぼ好調だったのでそのように心療科医に報告する。
そして、心療科医に紹介状を書いて貰った泌尿器科医が話を碌に聞かない人だったので少々不安だという話をすると「外科系の医者はそういう人が多い」とのコメント。私のことをMTFだと思い込んでいて何度も「逆です」と言いましたという話には「もしかしたら性同一性障碍にはMTFしかいないと思い込んでいるのかも」というコメント。あんまり不安だったらその医者はやめておいてもいいとのことだったが、取り敢えず今日のところは前回採血した検査結果を聞かねばならないので行くことに。

今回も泌尿器科医は早口で自分の見解をまくしたててくれて、私の話はほとんど聞かれないような状態だったけれど、認識の間違いは直っていたのでよしとしておける。ホルモン剤の注射もして貰えることになった。医師の方で保険適用になるようにもしてくれた。前回通院日はどうなることかと思ったが、結果オーライ。

さて、先に「一部を除いて難儀なことはなく」と述べたが、その「一部の難儀なこと」とは何かと言うと、「原稿作業に集中できなくて原稿を書き進めることができない」ことである。
原稿用紙を開いたりシステム上でテキストエディタを開いたりしてはみるがなかなか書くことができない。書き進まないうちに「もうやだ」という感じに放り出してしまう。締切日が近い仕事もあるのに困る。などなど。
しかし「それは薬ではどうにもなりません」と心療科医にも言われ自分でもそう思うのだが、改めて「どうにもなりません」と言われても困ることには変わりはない。

一時は小説を量産していたことがあったし、取り敢えずそのときの環境を再現してみるべく、原稿制作用品一式が詰まった鞄は持って出てきた。病院での診療が終わった後、最早や「食事もできるレンタルオフィス」と化したファストフード店に入る。今日はフライドチキンの店で昼食にアラビアータパニーニを頂き、ドリンクバーでお茶飲み放題。食事を終わらせてから飲みものを頂きつつ原稿執筆。
そしたら、これまでの筆の停滞がうそのように書き進んで、一ト月近く断筆してしまっていた原稿がほとんど完成に近い状態にまでなった。

このことから、私という人間は自宅では執筆が難しいことが判明。自宅の原稿執筆環境を整えれば自宅でも可能なのか、そもそも自宅という場所が駄目なのかはまだ判らないが、とにかく座椅子と炬燵ではいまひとつ執筆エンジンが良好に駆動しないということは判った。
自宅が仕事場なのに仕事場で仕事できないなんてだめさーん。
と思った次第です。

帰りがけに買いそびれていた「名探偵コナン」第五八巻を購入。そして処方箋薬局で常用薬を貰うのを忘れて帰宅。だめさーん。


【今日のそう言えば】
先週の県の催しには「背広にサンダル」という恰好で出席したのだが誰にも突っ込まれなかった。私は「足許を見られない人間」であると思っていいですか。


エンピツユニオン


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