衛澤のどーでもよさげ。
2007年06月29日(金) 断食六日め。

過日の記事にも書いたように、ぼくが入っている施設では、自由参加だが朝の礼拝がある。ぼくがいる間にいたほかの入所者は誰も参加していなかったが、ぼくは体調がよくなかった一日を除いては全日参加している。

過日の記事に登場したOさんも敬虔な信徒なので毎朝お会いするのだが、讃美歌を歌う声がとてもきれいだ。うっとりしてしまうくらいに。聞けば、テノールの発声を独学で勉強中とのこと。
で、このOさん。礼拝以外の時間、一般的な作業のときも鼻唄を歌う。きちんとテノールの発声で歌う。居室に戻ってからも窓越しにきれいな歌声が朗々と聞こえてくる。愉しい。

そのうつくしい歌声を拝聴しながらこうして日記をつけたりしているのだが、眠い。常用薬のせいもあるのかもしれないが、特に昨日から眠気がひどい。
起床、朝の礼拝、寝る、食事、寝る、服薬、寝る、食事、ぼんやり、寝る、朝の礼拝……ちょっと誇張して言うとこんな感じ。回復食がはじまるまではこんなにしょっちゅう寝なかった。やっぱり御飯を食べると眠くなるものなんだろうか。それとも、断食で身体が解毒されて常用薬が以前より強く効くようになったのだろうか。

しかし今日はこの施設の二人の牧師のうちの一人、T先生がぼくとの一対一の対話の時間を設けてくださり、とても愉しい時間を過ごせた。
実はT先生はぼくの顔をはじめて見たそのときに、まだ一度も口を聞いたこともなかったぼくが鬱病持ちであることを看破、ぼく自身がそのことに気付いているかどうかを御心配くださり、過日に一度、対話の時間を設けてくださった。そのときにぼくは性同一性障碍当事者であることをお話ししたのだが、今日は性同一性障碍について知りたいのでいろいろ訊きたいと言ってくださった。

だから、短い時間ではあったけれど、沢山の情報に繋がれるように幾らかのきっかけとなる情報をお渡しした。興味を持って知りたいと思ってくださるということはとても有難い。
その代わりではないけれどT先生は対話中に出して頂いたお茶が入っていたネコの模様がついた湯呑みを、それと同じ模様の茶碗を合わせてプレゼントしてくだすった。とてもかわいい湯呑みと茶碗なので、ほんとうにうれしい。

帰宅後はこの茶碗で玄米菜食します!


エンピツユニオン


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